ナース人材バンク(NJB)トラベルナース 求人・転職・募集【特集】

ナース人材バンク

看護師のフリーランスな働き方として、
いま注目されている「トラベルナース」



具体的な働き方や、メリット・デメリットを徹底解説します!

トラベルナースって何?

「トラベルナース」はアメリカ発祥の働き方です。季節要因等で一時的に発生する看護師不足に対応するため、 期間限定で就労する看護師を指します。
数十年前に誕生し、アメリカではひとつの働き方として定着しています。特に近年はコロナ禍で需要がさらに増加し、 トラベルナースとして働く人が増えています。

最近は日本でも「トラベルナース」や「応援ナース」として、数カ月~1年程度の期間限定で首都圏や地方、離島の病院等で就労する働き方が注目されています。

COLUMN

「トラベルナース」と「応援ナース」の違いは?

「応援ナース」や「応援看護師」という名前はサービス名で、トラベルナースの一種です。

サービス名が有名になり、「トラベルナース」と同義で使われている場面をよく目にするので混同しがちですが、実はそういった違いがあるんですね。
同じような例だと「バンドエイド」も商品名で、絆創膏の一種だったりします。

トラベルナースの働き方

トラベルナースの働き方①雇用形態は?

トラベルナースの働き方①雇用形態は?

アメリカのトラベルナースは、通常、看護人材派遣会社に登録し、派遣会社の雇用のもと米国各地の病院などに派遣されます。
一方で日本の場合は、一口に「トラベルナース」と言っても実は雇用形態は様々です。(図を参照)
「派遣」とは、派遣会社と雇用契約を結び、一定期間派遣先(病院等)で仕事をする働き方です。社会保険等も雇用元である派遣会社のものに加入します。
一方「直接雇用」とは、勤務する病院等と直接雇用契約を結び働きます。
トラベルナースの場合は期間限定ですので、「有期雇用の契約社員」という立場になります。

日本におけるトラベルナース求人としては後者の方が一般的ですが、実際働くにあたっては、働き方や待遇面で雇用形態による大きな差はないと考えて良いでしょう。

COLUMN

「イベントナース」「ツアーナース」とは?

トラベルナースと響きが似ているもので、「イベントナース」や「ツアーナース」という働き方もあります。
個人や団体、学校、企業などから依頼を受けて、外出や旅行、研修、各種イベントなどに看護師が数時間~数日間付き添い、参加者の体調管理やケガの対応を行うというものです。
個人でそういった案件を探すことは難しく、ツアーナース・イベントナースの求人を扱う派遣会社に登録するのが一般的です。

トラベルナースの働き方②働く期間は?延長は可能?

トラベルナースの働き方②働く期間は?延長は可能?

通常、トラベルナースとして働く場合は3ヵ月~6ヵ月の契約となるケースが多く、「6ヵ月」が最も一般的です。
契約期間終了後は、勤務先との合意があれば契約期間を延長して働き続けたり、「正職員になりたい!」と思えば交渉により正職員に切り替えて働き続けられる可能性もあります。

トラベルナースの働き方③給与の相場は?

トラベルナースの働き方③給与の相場は?

トラベルナースの大きな魅力の一つは「高給与」であることです。勤務先のエリアにもよりますが、 「月額40万円~50万円」程度が相場です。
厚生労働省の調査では、看護師の平均月給は344,300円ですので、 かなり高めであることがわかります。(参照元:令和3年賃金構造基本統計調査

またトラベルナースとして働く場合、赴任時の引っ越し費用を先方が負担してくれたり、基本的には家具家電付きの社宅や寮が完備されているので、 出費自体も抑えられます。
一方で、期間限定のためボーナス(賞与)は支給されないので、 年収ベースでみると「正職員として働いている時と比べてそれほど上がらなかった…」ということもあるでしょう。

したがって、目標期間や金額が決まっていて「短期間でお金を貯めたい!」と考える人にはピッタリの働き方と言えます。

トラベルナースの働き方④具体的な勤務先や仕事内容は?

トラベルナースの働き方④具体的な勤務先や仕事内容は?

トラベルナースの働く場所として多いのは、圧倒的に「病院」です。
その中でも「病棟」の求人が最も多いのですが、実は病棟以外にも「外来」「救急外来」「手術室」「ICU」「透析室」など、募集は多岐にわたります。

また、病院以外にも、介護老人保健施設や有料老人ホームなどの介護施設や、エリアによってはクリニックや訪問看護の募集が出ていることもあります。 エリアにこだわらなければ、ご自身の経験と募集内容を照らし合わせ、自分に合った求人を幅広い選択肢から探すことができるでしょう。

また、トラベルナースとして働く場合も仕事内容自体は基本的には正職員と同じです。
ただ前提として、様々な理由で人材が不足している職場に行き現場をサポートするため、即戦力としての活躍が求められます。
なお正職員ではなく期間限定であるため委員会や勉強会、プリセプターなど業務以外の役割負担が基本的にないという点は、トラベルナースの魅力の一つでもあります。

トラベルナースのメリット・デメリット

トラベルナースのメリット

トラベルナースのメリット①行きたいところへ行ける

離島や観光地、都市部などの求人があり、期間が決まっているので、「住んでみたい」「行ってみたい」と思う憧れの土地へプチ移住が可能です!
プライベートを充実させながら、まさに「旅(travel)するように」、フリーランスな働き方ができることは大きな魅力ですね。

また、「都市部へ行ってみたいけれど、知らない土地で仕事と生活に慣れることができるか不安…」という方にとっては、転職ではなくひとまずトラベルナースで働いてみる、という選択肢を持っておくと可能性が広がるかもしれません。

トラベルナースのメリット②なんといっても高給与!

月額40万円~50万円という高給与で、基本的には家具家電付きの社宅や寮が完備されているので、出費も抑えられます。
ただし、赴任時の引っ越し費用は基本的に先方負担ですが帰る時は「自分持ち」となりますし、 またトラベルナースとして働く期間中も一人暮らしの部屋を別で借りていて、家賃を別途払っていると固定費がかかってしまいます。

「いつまでにいくらお金を貯めたい!」という目標があるなら、賃貸は引き払い、契約期間が終了したらまた別の病院でトラベルナースとして働くということを繰り返せば (次の赴任先が転居費用を負担してくれるので)短期間でしっかり貯金をすることも可能です。

トラベルナースのメリット③看護業務に集中できる

期間限定の雇用契約であるため、基本的に看護業務以外の委員会や係活動、勉強会や看護研究などへの役割負担なしとしているところが一般的です。 稀に正職員・有期雇用関係なく原則参加としている場合もあるようなので、気になる場合は事前にしっかりと確認をしましょう。

また、看護師特有の人間関係のわずらわしさに悩まされることが少ない点も魅力的なポイントです。
苦手な人がいても「期間限定」と割り切れば、それほど苦にならないということもあるでしょう。 現職で人間関係に悩んでいる方は、トラベルナースという働き方を検討してみても良いかもしれません。

トラベルナースのデメリット

トラベルナースのデメリット①賞与や退職金はなし

月額で見ると高給与が期待できるトラベルナースですが、ボーナス(賞与)や退職金の支給は原則ありません。

年収ベースで見た時に、正職員時代とそれほど変わらなかった…という可能性はありますので、目標金額や期間がある場合は、年収の計算もしてみましょう。

トラベルナースのデメリット②キャリアとしては評価されないことも

一定の期間限定で、人手が不足している病院等で勤務するため現場の「応援」「サポート」といった立ち位置で、「今あるスキルを活かす」ことが求められる働き方と言えます。
様々な現場での対応力は磨かれる一方で、「新たなスキルを身に付ける・専門分野でキャリアを積む」ということには不向きという側面もあり、 トラベルナースや派遣看護師として勤務していた期間は、「看護師経験」としてポジティブに評価されることは少ないと言えます。

つまり、将来転職するとなった時に、給与算出の際の「経験加算」の経験年数には算入されないケースが多いのです。

トラベルナースのデメリット③基本的には忙しい!即戦力が求められる職場

トラベルナースを募集するということは、何かしらの理由で少なくともその瞬間は人材不足が起こっている状態ということです。
即戦力としての活躍が求められますし、少なからず忙しい職場であることは予想できるでしょう。

トラベルナースに向いている人・向いていない人

トラベルナースに向いている人

トラベルナースに向いている人①決まった期間でしっかり稼ぎたい人

トラベルナース最大の魅力であり特徴である「短期間・高給与」。
留学や進学などの目標があったり、ご家族の転勤などでその場所にいられる期間が決まっている場合などには、ピッタリの働き方と言えるでしょう。
期間が決まっているからこそ、頑張れることってありますよね。

トラベルナースに向いている人②ジェネラリストになりたい人

様々な理由で人手が不足している現場に行き、短期間でスキルを発揮し様々な患者さんに対応していく必要のあるトラベルナースは、まさにプロのジェネラリスト。
より多くの現場で、多くの患者さんと接することは、ジェネラリストとしての経験値をグッと上げてくれることでしょう。

トラベルナースに向いていない人①経験の浅い人・しっかり教育してほしい人

「経験3年以上」など、経験があり即戦力としての活躍が求められるのがトラベルナースです。

物品の場所や病院のルールなど基本的なことはもちろん教えてもらえますが、 看護業務に関することは「当然できる・やったことがあるだろう」という現場の期待のもと受け入れられる場合が多いため、勤務先の求めるスキルとご自身の看護スキルをきちんとすり合わせた上で入職しないと、ギャップが生まれてしまう可能性があります。

トラベルナースに向いていない人②キャリアアップしていきたい人

期間が決まっているトラベルナースの場合は、委員会やプリセプターの役割負担が原則なく、もちろん昇格や昇進もありません。
また、契約を更新したり正職員に切り替えたりしなければ、一つの場所・部署で専門的なスキルを磨き続けることも基本的には難しいでしょう。
一つの分野で知識や経験を深めてスペシャリストを目指したい方や、後進の育成やマネジメントの道に興味がありキャリアアップを目指していきたい方には向いていないかもしれません。

トラベルナース よくある質問

トラベルナース よくある質問

トラベルナースに有給休暇はありますか?

雇用契約が6カ月以下の場合は、原則ありません。

有給休暇は法律で「6カ月間継続勤務後」に付与されることが決まっているためです。
契約期間を延長したり、正職員に切り替えたりする場合は、働き方に応じて付与されます。

准看護師でもトラベルナースになれますか?

准看護師のトラベルナース求人もあります。

ご自身の経験と希望、募集内容を照らし合わせて探してみましょう。

ナース人材バンクではトラベルナースの求人を取り扱っていますか?

「お助けナース」というサービスで取り扱っています。

ナース人材バンクでは、正職員(常勤)や非常勤のほか、トラベルナース求人も取り扱っており、働き方によって担当者が変わることなく求人を案内してくれます。

正職員として働くかトラベルナースとして働くか迷っている場合は、ナース人材バンクに登録後、担当キャリアパートナーに気軽に相談してみましょう。
あなたの希望に合ったキャリアのアドバイスをしてくれるはずです。

COLUMN

ナース人材バンクの新サービス「お助けナース」とは?

看護師のフリーランスな働き方として注目されている「トラベルナース」。
ナース人材バンクでも、期間限定で人材確保のニーズがある病院や施設などをサポートする働き方として「お助けナース」をご提案しています。

業界最多級の求人数※を有し、北海道から沖縄、離島まで網羅しているナース人材バンクだからこそ、あなたに合った働き方、職場がきっと見つかるはず!

※全ての雇用形態の合計

トラベルナース まとめ

フリーランスな働き方が可能な「トラベルナース」。
一般職ではあまり考えられないような、こんな働き方ができるのも、看護師ならではです。 「トラベルナース」のメリット・デメリットを理解した上で、働き方の選択肢の一つとして持っておくと、看護師としてのキャリアや生き方の可能性が広がるでしょう。

「今の職場に疲れたな…」「行き詰まっているな…」と感じたら、トラベルナースとして新たな土地で新たな人や価値観に触れることで、リフレッシュしてまた新しい一歩を踏み出すためのパワーが湧いてくるかもしれません。

ナース人材バンクでは、常勤(正職員)、非常勤、トラベルナース、その他の有期雇用など幅広い求人を取り扱っています。 今後のキャリアや働き方に悩んでいる方は、キャリアパートナーにまずは気軽にご相談ください。

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「トラベルナース」の働き方をナース人材バンクでは、「お助けナース」と呼んでいます。