役職・管理職をご紹介します
私はもともと麻酔科医で、外科など他科の患者さんの手術麻酔を主な仕事としてまいりました。手術の対象となる病気だけでなく、もともとの持病も踏まえ病状をしっかり把握して準備し、手術中の安全を守る仕事です。いろいろな病気について勉強してきましたので、あの病気はこの科の病気、この症状はその科の範囲の病気、など麻酔科以外の科の病気についても幅広い知識があるのが在宅医としての強みです。
在宅医療の現場では、慢性の病気がある中で、ときどき調子が悪くなって入院することが多い高齢の方をたくさん診てまいりました。当院では、入院から退院後の治療に切れ目ができないように病院と連携して在宅での療養生活を支えております。大きな病気があっても症状が落ち着いていれば安心して過ごしていただけるように介護・看護と連携して見守っていきます。
現在私が力を入れている領域は、漢方療法と認知症治療です。
体全体に具合の悪さがでている方には人を全体で見る東洋医療が適していることを実感することがしばしばあります。 また認知症の周辺症状(興奮、徘徊、介護への抵抗、不眠など)には漢方療法での対応がぴたりと当たることがあり、これまで介護で困っておられたご家族や施設のかたのお役に立つことができております。
漢方薬を処方するときも一般的な西洋医学に基づく医療との併用をしております。
患者さん、ご家族様のご希望に添いながら、さまざまなご提案をし、その方らしい療養ができるようにお手伝いしております。
これからも地域での在宅医療をしっかりサポートしていきます。