性格の悪い看護師の特徴と見分け方!その対処法とは

看護師は世間では「白衣の天使」のような良いイメージがあるのですが、同業職の間では「性格が悪い人が多い」とよく言われます。現役で働く私も実際にそう感じています。どうしてそのような人が多いのでしょうか。

また、性格が悪い看護師とどのように付き合っていけばいいのか、現在、看護師として働いている人に向けて、対処法をご紹介していきましょう!

1. とにかく言い方がきつい、口が悪い看護師

どの職場にも一人はいる言い方がきつい看護師。基本的に看護師は、常に時間に追われて仕事をしているため、せっかちな人が多いのですが、言い方がきつい人は性格の悪さに拍車をかけているように感じます。

よく言うセリフとして「あんた」「もういいから」「で?だから?」「前に教えたよね?」などでしょうか。まず、仕事が遅いなどの気に入らない人の名前は呼びません。基本的に「あんた」とか「あいつ」と呼びます。

「もういいから」は、仕事が遅く、効率が悪くてもたついている時に、言うセリフです。行動が遅い人に対してイライラしてしまい、相手に任せるくらいなら自分でやってしまった方が早いと思っています。

「で?だから?」は、何か報告・相談すると、結論を急かして言うセリフです。看護師として根拠や結論を求めるため、回りくどい言い方や、前置きなどはイライラしてしまいます。そのため、話をさえぎって、強い口調で言います。

「前に教えたよね?」は、1回教えたことは2回目にはできて当たり前、という感覚なので、再度質問しようものなら、この言葉でノックアウトされてしまいます。「前に教えたから同じことは教えない」「まだできないの?」のような意味合いも含まれるため、新人や若手看護師にとってはかなりきつい一言になります。

一例としてよく言うセリフを上げましたが、「看護師辞めれば?」のように、人格否定をするようなきついセリフもあります。また、しつこくネチネチと怒るよりも、一言で大打撃を与えるような言い方をするため、性格が悪いと思われることが多いようです。

とにかく言い方がきつい、口が悪い看護師への対処法

注意されているのは自分だけか、他の人にも同じような状態なのか、また、注意されている内容は理不尽な内容なものかそうではないかで対処は変わってきます。

もし、注意されているのが自分だけの場合、自分自身に何か理由がある可能性があります。注意されている内容がいつも同じことならば、それは自分も変わる努力が必要かもしれません。しかし、理不尽な内容や暴言ととれるような内容は、パワハラとして上司に報告する必要があります。

一番やってはいけないことは、感情で反論することです。私が新人のころ、理不尽に怒られたことに腹を立て、「意味がわかりません」と逆切れしたことがありました。結局、火に油を注ぐ結果となってしまいました。しかし、全部自分が悪いと一人で抱え込みすぎないことも大切です。

一呼吸おいて、「わかりました」「すみませんでした」と丁寧に対応することが必要だったと思います。

2. あら探しが好きな看護師

中堅以上の看護師によく見られる傾向です。看護師として常に根拠を考えながら行動するため、曖昧なことが嫌いで、完璧を求めるタイプです。ただし、性格が悪いと思われるのは、「自分のことは棚に上げている」ケースです。

他人のちょっとしたミスややり方が違うことなどを一つ一つ指摘していくので、周りには「面倒な人」「とにかく細かい」などと思われているようです。それでも、自分のこともしっかりとできていれば、問題はないのですが、自分のことはできていないのにあら探しに全力を注いでいるタイプがトラブルを起こしがちです。

そのような人に限って、仕事が溜まっていたり、自分の仕事ばかりで協力する姿勢がなく、周りに迷惑をかけていたりするなどの特徴もあります。

あら探しが好きな看護師への対処法

一番は深く関わらないこと、指摘されるようなネタを生まないことです。しかし、そればかり気にして仕事をするのは、かなりのストレスになります。

個人的な意見としては、実は病棟に一人くらいいろいろ細かくチェックしてくれる人はいてもいいのではないかと思います。それがたとえ、あら探しや嫌味であっても、です。しかし、自分のことをやらずに、他人のあら探しばかりしている場合は、周りのスタッフでも同じように感じている人と協力して上司に相談することも一つの手です。

私のように大雑把な性格な看護師にとっては、「一つ一つ細かくうるさい人がいることで、気が引き締まり、バランスが取れる!」と前向きに考えて関わるようにしています。要するに、考え方次第です。

3. 先輩と後輩に対しての態度が180度違う看護師

比較的若手の看護師から中堅の看護師に多く見られます。パッと見は明るく人当たりが良さそうで、患者さんからの評判も良いのですが、後輩と1対1になると、途端に人が変わったようになる人がいます。

1の言葉がきつい看護師、2のあら探しが好きな看護師のように、後輩に対して畳みかけるように言い、無視をしたり、細かいミスを指摘したりします。しかし、先輩の前で話をするときには、そのようなことはないので、上司に相談しても理解してもらえないことがあります。

目上の人への対応が上手いので、仕事はスムーズにできる人、医師や他のスタッフとは仲が良い人が多いように感じます。

先輩と後輩に対しての態度が180度違う看護師への対処法

もしかしたら、自分以外にも同様の被害に遭っている看護師はいるかもしれません。同期や後輩など何人もが同じことを感じている場合には、仲間を作ることも方法です。同じように感じている人と相談し、愚痴を言い合うことでも、かなり気持ちがすっきりしますし、解決策が見つかることもあります。

しかし、中には意地の悪い先輩看護師もいるので、もし仕事に支障が出るレベルならば、一人ではなく、仲間と一緒に上司に相談することで、より説得力が増すことと思います。私の場合には、まずは先輩と二人きりになるような場面をなるべく作らないこと、他のスタッフの目の届くところで話をするように気をつけました。

4. 人の悪口ばかり言う看護師

中堅以上の看護師に多いタイプです。新人看護師のことや、患者さんのことなどの噂話が好きで、「あの人、使えない」と平気で悪口を言う人がいます。とにかく人の噂ばかり気にして、ナースステーションや休憩室など場所をわきまえず、口を開けば悪口ばかりという始末。

1の言葉がきつい看護師、2のあら探しが好きな看護師と似ていますが、それよりも悪質で理不尽なことも多いのが特徴です。自分の好き嫌いで悪口を言うので、患者さんから指摘されるほど、ひどい場合もあります。

実際には自分は仕事ができない、出世できない、結婚できないことなどへの嫉妬心が原因であることが多く、ひどい場合には悪口だけでなく、いじめへ発展することもあるようです。本人は悪口を言ってすっきりするかもしれませんが、いつも聞いている周りの人はうんざりしていることもよくあります。

人の悪口ばかり言う看護師への対処法

人の悪口を言う人は、人を蔑むことでしか自分の価値を見出せない可愛そうな人と開き直り、軽く聞き流すのが一番です。下手に「わかります!私もそう思います」と同調すると、さらに悪口が止まらず、最後は自分に返ってくる可能性があるからです。

私は、相手の顔色ばかりうかがって仕事をすることもストレスになりますし、付き合うのもバカバカしいので、「あ~ハイハイ、また悪口言っているな。」と、うまく受け流すように心掛けています。

5. 一見優しそうだけど、チクチク毒を吐くマウンティング看護師

最近「マウンティング女子」という言葉が出てくるようになりましたが、看護師でもまさにこのような人がいます。マウンティング女子とは、相手より自分の方が上であるとアピールする人です。

一番問題なのは、マウンティングされている側はすぐには気づかないというところです。一見仲がよさそうに見えるので、周りにもわかりません。これは後輩や同期、先輩、誰にでも当てはまります。

まず、相手を格付けするところからスタートします。看護師の場合には「経験年数」「学歴」「容姿」「仕事のはやさ」などが格付け条件として含まれます。そのため、相手が年上であっても、仕事が遅い・自分の方が容姿がいいと感じれば、マウンティングする条件を満たすわけです。

たとえば、先輩に対して「仕事が終わったので何か手伝いましょうか?」なども裏を返せば、マウンティングの一歩であると解釈できます。「自分は仕事がはやいからもう終わったけど、先輩はまだ終わらないんですか?」ということをニコニコした顔で言うのです。

また、他にもカウンセラーのように「◯◯ちゃんは◯◯タイプだから、こっちだよ!」と決めつけたり、「私はどうせ◯◯だから」と自虐しつつも、実は自慢に繋がっていたりすることもあります。これは本人も気づかないパターンもあります。

そして、最終的に1~4の看護師のようなタイプへ変わる可能性もあります。

一見優しそうだけどチクチク毒を吐くマウンティング看護師への対処法

そもそも、マウンティングされているかも?と気づくところから始まりますが、ちょっと癇に障ることを言われる、嫌味を言われるということも同様なので、もし嫌な気持ちになるようなことがあれば、一旦はその人と距離を取ることです。

マウンティング女子は表立って悪口を言うタイプではなく、陰でネチネチするタイプなので、二人きりにならない、会話を広げないようにする対策で、嫌な思いをせずに済みます。

私はマウンティング女子という存在を最近知りましたが、今から思うとあの人にマウンティングされていたかもと思うことは多々あります。しかし、仕事に支障が出るほどではないので、自分の考え方や行動でかなり変えることで対処できると思います。相手をライバルだと思い、いい刺激として追い抜くくらいの気持ちでいることも必要ですね。

6. 何かとこずるい看護師

病棟で患者の急変があり、バタバタしている時に限っていつもいなくなる人っていませんか?いい意味では要領よく渡り歩いているというイメージもあるかもしれません。そして、少し落ち着いてきた頃に、何事もなかったかのようにふらっと姿を現すのです。

このタイプの人は、自分が嫌な仕事(オムツ交換や入浴介助など)がある場合には、何かと言い訳をしたり、姿を消したりしてやり過ごしています。これも最初は周りに気づかれません。何度か重なると、「いざという時、あの人いつもいないよね」などと噂が広がり、薄々気づかれるようです。

1~3のような看護師に比べるとそれほど嫌われるわけではありませんが、あまりにもあからさまに逃げていることがわかると、いじめの標的になったりします。

何かとこずるい看護師への対処法

特別自分に害があるかというと、それほどではないのですが、よくよく考えると仕事の負担が増えていたりします。その場合には、言い訳できない状況を作ることも必要です。先輩や上司に相談して直接注意してもらったり、嫌な仕事でもきちんと割り振りを決めたりすることで責任を持たせる工夫をしてみましょう。

しかし、それは年下の立場からでは難しいので、一番は先輩や上司に相談することが一番ではないかと思います。

7. 性格の悪い看護師が多いのはなぜ?

なぜ看護師には性格の悪い人が多いのでしょうか。まず一番に考えられるのは、看護師の仕事が身体的にも精神的にもハードであり、ストレスをため込みやすいためだと思います。

特に学生時代から女性ばかりの環境で実習などを行っているため、気が強い看護師が多くなっていく感覚はあります。現に自分自身も中高の友人と会うと、性格がきつくなったと言われることも。

また、患者さんだけではなく、看護師同士、その他の医療スタッフなどのさまざまな人と関わることが多いため、人間関係のトラブルも必然的に起こりやすくなります。中でも職場の労働環境が悪いとさらに悪循環になる可能性があります。

そのため、自己防衛のために性格がきつくなり、知らず知らずのうちに人より自分の方が優位に立ちたいと考えるようになってしまうのかもしれません。

8. 見方や考え方を変えるだけでトラブルを避けることもできます

看護師の職場では、少なからず性格が悪い看護師は存在します。しかし、少し自分の見方や考え方を変えるだけで、それほど気にならなくなったり、仕事に支障が出るものではなかったりします。また、性格のタイプ別で紹介しましたが、対処法はケースバイケースとなります。

まずは、一人で抱え込みすぎないように、周りの人と協力しながら解決策を探っていくことを忘れないようにしましょう!

この記事を書いた人:ゆみかおる
看護師10年目。小児科、整形外科病棟、保育園などでの経験あり。
現在はフリーランスとしてクリニック、健診、ツアーナース、医療系ライターとして活動中。
家族構成は父母に妹一人。

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