院長をご紹介します!
「身近な友達の役に立ちたい」というシンプルな動機から産婦人科医を選んだことも、私にとってはごく自然な流れだったように思います。 産婦人科病棟では、生命の始まり(出産)と終わり(死)に日々同時に向き合います。生まれてから死ぬまで。一つの生命としてみればとても平凡だけれど、一つの人生としてみれば、どれ一つ同じ歩みはなく、どれも崇高で深遠な歴史に他なりません。
役割分担が細分化されてきている医療において、私が目指したのは「日常生活のレベルで役に立つ医療」。大事件でなくても、何となく思い悩むことが人にはあります。そんなことをひとつひとつ大切にサポートしたい。今でこそ漢方はライフワークになりましたが、もとはといえば漢方薬を勉強し始めたのもそういう小さな想いからでした。
医療には限界があります。まだまだ人の体やシステムがすべて解明された訳ではなく、すべての病気が克服出来る訳でもありません。そんな中で、人々の健康に関する不安を取り除くにはどうしたらよいでしょう?
それは「知る」ことではないでしょうか。そして、私達、志馬クリニックに出来ること、果たすべきことは、「良質の情報を正しく伝える」ということ。
私達は、皆さんのリプロダクティブヘルス(性と生殖に関する健康)を守るコンシェルジェ(相談役・案内人)として、あなたに伝えるために一生懸命勉強して、伝えるための技術を磨いて、いろんな準備をして、頼って下さるすべての方の、健康に関する不安を安心に変え、安心を希望に変え、希望を幸福に変えることで、健やかで幸せな未来の礎となりたい、と願っています。