【4週8休】とは?きついの?看護師の「変形労働時間制」のシフト勤務の年間休日数と計算方法は?

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看護師の勤務体制でよく目にする「4週8休」ですが、同じ4週8休の中にも大きな違いがあることをご存知ですか?働く上で、休日の数は結構大事です!転職する時は特に、「4週8休」が何を意味しているのか理解しておきましょう!

1. 【4週8休】実際に休めるのは何日?

看護師の休日設定で、一番多いパターンと言われる「4週8休」。


この4週8休を、1年間に休める日数として換算すると、年間104日になります。(52週+1~2日)


年間120日以上休める場合も多い一般企業と比較すると、看護師の休みの少なさを実感します。

2. 【4週8休】とは?

4週8休とは4週間(28日間)に休みが8日割り振られていることを指します。

その期間内で完結すればよいので、極端な話、最初の8日間を連休にして、残りを20連勤にすることも可能です。

月単位ではなく、あくまで4週間区切りで計算していくため、月単位で考えるとズレが出て、カレンダーに書き込んだシフトを見るとなんだか今月は休みが少ない・・・という場合もあります。(その分前後の月に寄っているだけです)

こういった勤務体系を「変形労働時間制」といいます。変形労働時間制が認められている背景にはシフト勤務の必要性があります。

医療現場では土日でも診療を行っている場所もたくさんあります。

中には午前のみなどの形も取られていますが、需要と供給のバランスからそもそも週に2日まるまる休みにならない診療体制もよくあります。

また入院患者を受け入れている施設では「土日なのでおかえりください」とはもちろん言えません。

そのため、外来の受付はなくとも病棟業務は毎日発生しています。

そうなると、24時間業務がある病院ではある程度の期間内で柔軟に対応できるシフト勤務が適した形になっています。

もちろん病棟内で「私は月火が固定休です」「私は水木」など固定にすることも理論的には可能ですが、曜日固定の休みをバラして調整を行うのは非常に大変なことです。

「私も月火がいいです~」なんて希望がかぶったとしても、看護体制上必要な人数は定められているので、好きな曜日を休みにしてもらうことはできません。

そういった無理が生じにくいように4週8休を適用している医療施設が多数存在しているのです。

ここで本題に戻りますが、同じ4週8休でも、年間104日しか休めない職場もあれば、120日以上休める職場もあることをご存知ですか?


ここから、週・月の休みが同数でも、1年間の休日数にバラつきが出る理由と、休みが多い職場を見つける、求人広告の見方について解説します。

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3. 同じ【4週8休】でも…休みが多い職場を探す2つのコツ!

「年間公休」「年間休日」も必ず確認

上で見た104日という数は、夏期・冬期休暇などを含めない、4週8休の場合の最低年間休日数です。


このように、休暇などを含めない、「定期的に確実に取れる休日数」を、「年間公休」と呼びます。

一方、休暇(有給休暇は除く)などを含む、「年間で取れる全ての休日数」が、「年間休日」です。

年間休日は、その職場の休暇数や、祝祭日に休めるか否かによって大きく変わります。

同じ4週8休でも、職場によって1年間の休日数にバラつきが出るのはそのためです。

求人広告を見る際、週や月の休みだけではなく、「年間公休」「年間休日」にも注目することで、休みが多い職場を見つけやすくなるでしょう。

有給消化率もチェックできるとなお良し

年間休日数は、有給休暇をどれくらい消化できるかによっても異なります。

例えば4週8休、年間休日110日、有給休暇10日の事業所があるとします。

年間休日と有給休暇の合計は120日と、一見たっぷり休みが取れる職場のように思えます。

ここで注目したいのが、有給消化率。この職場の有給消化率が50%の場合、実質休める日数は115日。

パッと見た休日数に惑わされると、いざ入職してから「有給がほとんど取れなくて、思ったより休みが少なかった…」とギャップを感じる可能性があります。

求人広告に有給消化率の記載があれば忘れずチェックし、実際に休める年間休日数がどれくらいになるのか、ぜひ計算してみて下さい。

4. 休日の情報が分からない時は?


とはいえ、求人広告に、年間休日数や有給消化率が載っていないこともあるでしょう。

面接で聞こうにも、休日に関する直球の質問をすると、
「仕事内容より待遇重視の人か…」と面接官に悪印象を与えそうで心配です。

当社の人材紹介サービス『ナース人材バンク』では、年間休日数や有給消化率など、事業所ごとの詳細情報を知る専任のキャリアパートナーが、皆さんの転職成功をサポート。

事業所に直接聞きにくいことは、何でもキャリアパートナーにお尋ねください。

心身ともに過酷な状況に置かれる看護師にとって、休日は、リフレッシュのための大切なポイント!

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