【看護師のリアル転職体験談 79】療養型病院から企業病院へ転職

1.准看護師から看護師へのキャリアアップ時に転職

看護師になってからは、今回が初めての転職になります。私は看護のキャリアとして看護助手からスタートをしています。看護助手として働いていた病院で、准看護師の勉強を始めました。准看護師の資格取得後も同じ病院で働いていましたが、さらに看護師の勉強をしたかったので、比較的に仕事が楽だといわれる療養型病院に転職を果たしました。

療養型病院での仕事は、確かに前の病院に比べると余裕があり、看護師の勉強との両立も可能でした。しかし、看護師のキャリアとしてはもっと急性期の患者を扱っている病院の方が良いだろうと考えました。しかも、若いうちに看護師としてある程度のスキルは身につけておきたいという思いが強かったので、看護師になるのをきっかけに大きな総合病院に転職することを視野に入れて転職活動をしました。

単純に大きな総合病院といっても、大きさだけで判断するわけにもいかず、なかなか思うように病院が見つかりません。国公立病院は待遇が良いといわれますが、就職するのは難しいといわれます。そんなときに目に留まったのが、企業が経営する病院です。それまで、そんな病院があることすら知りませんでした。

試験にも合格をして、実際に企業病院での仕事を始まることができました。私はもともと療養型病院にいたので、新しく学ぶことが多く、とても勉強になっています。

2.前の医院を退職してから、新しい医院に転職するまでの流れ

STEP1:看護師の勉強をする

准看護師として働きながら、看護師の勉強をしました。楽な道ではありませんでしたが、病院ですでに働いていたので、勉強内容はイメージがしやすく、覚えやすかったと思います。そのまま、働いていた病院に残るという選択肢もありましたが、新しい病院に再就職する道を選びました。

STEP2:就職先を探す

病院で働くことは初めてではありませんが、看護師として仕事をするのは初めてです。新卒として就職先を探しました。看護師のためのEXPOに参加したり、看護学生を対象にしたセミナーに出席したり、時間が許す限り情報を得る努力をしたつもりです。

STEP3:就職先を絞る

看護師として最初の就職先なので、できるだけ規模の大きい総合病院に就職することを目標にしていました。なかなか思ったように就職先が決まらないので、少し焦る気持ちがありました。そんなときに某企業が経営する総合病院の求人を知りました。

STEP4:採用の決定

一斉試験を受けて合格の知らせをいただきました。指定日に面接に行き、改めて、採用の知らせがきたので、この病院に決めました。

STEP5:退職願の提出

新卒として採用されたので、採用決定から勤務するまでに時間がありました。そのため、ぎりぎりまで前の病院で仕事をしてから退職しました。前の病院にも新卒で採用される看護師や准看護師がいるので、タイミングとしても一番迷惑のかからない時期だったと思います。

3.転職してみて感じたこと

療養型病院では、特に大きな処置をする機会がありません。仕事内容としては余裕があるので、私生活に何か別の目的をもっている人には向いているかもしれません。または、患者さんとしっかり向き合って仕事をしたいという看護師にも時間的な余裕があるので、やりがいを感じることができると思います。

現在、私は婚約をしていて、来年には結婚を控えています。結婚生活が始まったらどのように変わるのか、子供ができたら仕事をどうするべきなのか、わからないことばかりです。自分の人生を考えたとき、若いうちに看護師として、自信をしっかりつけていた方が良いと思ったので、今回のような選択になりました。

実際、企業の病院は療養型病院より学ぶことはたくさんあります。もちろん病院によるでしょうが、私が働く病院はそれほど大きいわけではありません。そのせいか、アットホームな雰囲気で、人間関係も悪くないと思います。子供を抱えながら働いている看護師も少なくないので、私もこのままこの病院で看護師を続けていけたらと思っています。

また、今の勤務先には認定看護師の資格をもっている人もいます。場合によっては資格取得をサポートしてもらえると聞きました。このままこの病院で仕事を続けることができたら、看護師としてさらにキャリアアップをする道もあるようです。

現在は看護師として働きだしたばかりなので、目指す道が確立していませんが、さまざまな選択肢がある就職先を選んだことで、これからしたい仕事を見つけていきたいと思います。

4.転職してみて「良かったこと・悪かったこと」まとめ

◎良かったこと(1):給料がアップした

准看護師から看護師にステップアップしたので、給料もあがりました。基本給そのものは、他の病院に比べると安い方だと一緒に働く看護師たちから聞きました。しかし、残業手当はきちんとつきますし、個人的には満足しています。外来や手術室など夜勤のない部署では、給料が落ちてしまうようです。

◎良かったこと(2):待遇が良くなった

企業の福利厚生がそのまま得られるので、うれしい特典みたいなものがあります。しかし、これにも賛否両論あるようです。待遇を上手に利用して働いている人にしてみると、やはり一流企業!待遇が良いのはメリットであると感じており、私もその1人です。その一方で、あまり利用する機会がない看護師もいて、そのような人は、待遇を良くすることを考えるより、基本給を上げてほしいと思っているようです。また、週休2日と休みがあったり、希望の休みが取れたり、きちんとした就業体制が整っていることは、働きやすいと感じています。

◎良かったこと(3):やりがいを感じる

療養型病院に比べて忙しさを感じますが、その分やりがいも感じています。准看護師の経験があった私は、その忙しさも想定内でした。しかし、働くこと自体が初めてだった同僚は、最初はかなり苦労していました。

△悪かったこと(1):通勤時間が長くなった

以前に働いていた病院も、特別に自宅から近かったわけではありません。電車通勤にも慣れていたはずですが、電車の込んでいる時間にぶつかると疲れが倍増します。当直入りをするときには電車は空いているのですが、日勤のときは行きも帰りも混んでいることがほとんどなので、脚がむくんでしまうことも少なくありません。

△悪かったこと(2):残業がある

新卒で入社したころは、ほぼ毎日が残業でした。2交代制なので、当直明けは残業なく帰れましたが、日勤は定時で終わることが少なかったです。配属される病棟にもよると思いますが、残業が少なくありません。

5.将来に備えて若いうちに忙しい職場を経験

自分の将来は、何が起こるかわかりません。細かく道を決めることができる人など少ないでしょう。実際、決めたところで、思った通りに人生が進むことなどほとんどないのではないでしょうか。だから私はできるだけ看護師としてさまざまな選択肢がある、総合病院への就職を選びました。

子育てを優先して仕事をセーブするにしても、看護師として進むべき道を見つけても、田舎暮らしがしたくなっても、苦労しないのでは、と思っています。総合病院で看護師としての基本的なスキルを身につけていれば、どの道に進むにしても困らないと考えたのです。仕事内容は忙しくて大変ですが、看護師研修もしっかりしているので助かります。今の苦労が後で実を結ぶと信じています。


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