【看護師のリアル転職体験談 19】看護師として、企業から別の企業へ

1.働き方や給料…もっと良い待遇の職場があるはず!と、転職を決意

現在40代で私はこれまで、転職を5回しています。こう話すと、周囲からはよく「もっと1箇所で集中して仕事をしないと、自分のキャリアに傷がつくよ」と言われるのですが、看護師という資格さえあれば、このくらい一般的だと思っています。

今回、私が転職を決意したのは、それまで働いていた企業に対するたくさんの不満でした。土日でも電話一本で呼び出しがあるのに、給料は病院勤務時より低いなど、とにかく待遇面が悪すぎたんです。

せっかく看護師としての資格があるのだから、もっと良い条件の職場はあるはずだ!そう思った私は、6回目の転職活動を始めました。

2.前の企業を退職してから、新しい企業に転職するまでの流れ

前回の転職は、病院から企業への転職でした。そのときは転職サイトを使ったので、すぐに転職先を決めることができましたが、今回はそうはいかず、今振り返っても大変な転職活動となりました。

その一部始終をご紹介します。

STEP1:どこに相談して良いか分からなかった

看護師転職サイトで紹介してもらった企業が、ありえないくらいブラックだった私。そこで今回は、その転職サイト以外を利用しようと考えていました。それまでは治験関係の仕事だったのですが、それ以外の企業を希望していたため、使える転職サイトがまさかのゼロ。どうしたらよいのか、途方に暮れました。

STEP2:退職希望を出したら、すんなりOK

前回の転職とは違い、今回は一筋縄ではいかないと感じた私は、とりあえず転職活動に専念するために、まずは職場へ退職届を出しました。これまでの転職経験ではまず引き留められたため、今回も苦戦するかなと思っていたのですが、上司はあっさりと「わかりました」と辞表を受理してくれました。

後から聞いたのですが、前の職場は企業を希望する看護師を随時募集しているため、一人くらいかけても特に問題ないとのこと。拍子抜けのような感覚を覚えながら、退職届を出した1ヶ月後、私は前職を退職しました。

STEP3:わらをもすがる気持ちで、ハローワークへ

失業保険の申請をしながら、私はすぐに新しい職場を探し始めました。ハローワークへ毎日通い、様々な求人情報をチェックしますが、なかなか前職を上回る条件の職場を見つけることができません。

ハローワークの職員はしきりに病院や施設などを勧めてくるのですが、以前勤めていた病院と介護施設で勤務があまりにもハードで体調を崩した、という経験をしているので、私はもう二度と病院や施設の看護師にはなりたくありませんでした。約1ヶ月、ハローワークへ通い続けましたが、結局良い条件の求人を見つけることはできませんでした。

「このままだと、私無職になっちゃう…」この頃になって初めて私は、前職を辞めたことを後悔し始めていました。

STEP4:ネットサーフィンで見つけた、1件の求人

ハローワークへ通っても、良い求人を見つけられない。私はいつしか自宅に引きこもり、毎日ただぼーっとネットサーフィンをしているようになりました。どこか気晴らしに出かけたり、旅行に行きたい気持ちはあったのですが、仕事が決まっていない以上、出費は最低限に抑えたかったのです。

そんな中、何気なく「看護師 企業 求人」と検索してみたところ、某一般転職サイトでひかかった求人がありました。それは私の希望通り、治験関係ではない企業の求人であり、しかも前職よりも良い条件ではありませんか!私はいてもたってもいられなくなり、すぐにその求人にコンタクトをとりました。

STEP5:失業保険がもらえるタイミングで、就職先が決まる

見つけた求人は、元々人気の高い職種だったので、私以外にも複数の看護師が応募していたようでした。私は前職の強みを生かし、「企業経験もある」ことを書類上で必死のアピール!そのかいもあって、無事に書類選考は突破し、最終面接にて無事に入職が決まりました。

面接官曰く、私が一番採用してほしそうにしていたので、採用を決めたとのこと。退職してから3ヶ月。やっと失業保険がもらえるというタイミングで、次の仕事を決めることができました。

3.転職してみて感じたこと

ネット上で見つけて、飛びついた今の仕事。確かに待遇面は前職に比べて良かったのですが、やはりどの職場も実際に入職してみないとわからないことがたくさんあるな、ということを今回の転職で特に痛感しました。

前職の治験は営業職だったので、基本的に営業先を車で回っていました。たまに本部へ戻ると、快適な環境の中でデスクワークに従事している総合職の人がとても羨ましく、「私もデスクワークをしたい」とずっと思っていました。

今の仕事は基本デスクワークなのですが、毎日ずっとパソコン作業は肩や腰が痛くなります。しかも動けない分周囲との人間関係に余計気を遣うなど、別の点で体に負担があったり、気疲れすることも多いと、今回の転職で気づきました。

4.転職してみて「良かったこと・悪かったこと」まとめ

今回の転職を通じて良かったこと、悪かったことは以下のようなことだと思います。

◎良かったこと(1):給料がアップ

今回の転職で一番良かったこと。それはなんといっても給与の良さです。

これまでは毎日ひたすら歩き回ってもお給料はOLさんの給料に毛が生えた程度の金額しかもらえませんでした。しかし今回の仕事では、看護師の初任給程度のお給料をいただくことができています。しかも、動き回ることもない!

デスクワークであるがゆえの肩こりなどはありますが、給料があがったというのは転職して良かったと思える点です。

◎良かったこと(2):待遇が良くなった(休日が増え、プライベートの時間が増えた)

前職は治験関係ということもあり、基本は土日休み、18時終わりの条件だったにもかかわらず、医師の都合で21時過ぎまで勤務することも珍しくありませんでした。

その点、今の仕事は土日に呼び出されることはまずありませんし、自分のペースで仕事ができるので、残業になることもほとんどありません。その結果、休日はしっかり休むことができるほか、プライベートの時間も十分確保できるようになりました。

やっぱり人間にはこういった休日は必要なんだなと最近しみじみと感じています。

△悪かったこと(1):上司との関係性が良くない

今の職場へ転職して一番憂鬱なこと。それは、上司との関係性があまりよくないということです。その上司は年配の男性なのですが、女性はいまだにお茶くみすべき、という古すぎる考えをもっていて、何をしてもとにかくすぐに不機嫌になります。

病院から企業へ転職した理由の一つが、何かと上から目線の医師の元で働きたくないからだったのに、こんな上司の元、ずっと同じ空間で働かなくてはいけないというのは予想外の事態です。

△悪かったこと(2):通職場の雰囲気が合わない

今の職場は女性も多く働いているのですが、その多くが子供がいるママでもあります。そのためか、子供の体調などで休む職員が非常に多く、40代独身の私がその分のフォローをいつも任せられます。

周囲からは「お互い様だから、仕方ないよ」というのですが、私は今後も結婚・出産の予定は皆無なので、お互い様といえる日は一生来ないんです。同じ条件で仕事をしているのに、私だけ損をしているような気分ですし、それをよしとしている職場の雰囲気に、私はあっていないなと感じる日々です。

5.事前に情報収集をしっかりして、後悔しない転職をしてほしい

私はこれまで、待遇が悪いとか、もっと良い職場があるはずと転職を繰り返してきました。しかし、40代となった今、ようやくそれが甘い考えだったかもしれないと思うようになりました。

私が最後に転職したのは、35歳のときでした。企業へ転職を検討するならば、ギリギリだと言われている年齢です。正直、今よりももっと良い職場があるはず、と感じていますが、また転職できる自信はもうありません。皆さんには私のようにならず、事前に情報収集をしっかりした上で、後悔しない転職をしていただきたいと思います。


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