院長をご紹介します!
<院長の挨拶>
当院は、重症心身障がい児・者および神経難病を診療の柱とし、それに加え内科、外科、整形外科などの一般医療の診療機能もそなえ、重い障がいを持たれた方の診療から、高齢者医療に限らず幅広く地域医療にも貢献できる診療体制となっています。また、2013年には新しい病棟が完成し、より快適な療養生活を送っていただいております。
重症心身障がい児(者)の方々の診療としましては、国立病院機構のネットワークの一員として活動し、県内外から患者の方々をお受けし展開しております。患者様は医療の面および療育の面から、できるだけ快適な生活が送れるよう、季節のイベントなど積極的に取り入れ、支援を行っています。また三雲養護学校の紫香楽校舎が廊下によりつながっており、先生方の指導の下、学校生活としても充実した日々を送れるようになっています。しかし昨今では、入院患者様の高齢化が進み、内科、外科、整形外科、リハビリテーションなどのそれぞれ専門的な立場からの診療、支援がより重要となってきており、全診療科が協力し取り組んでいます。
神経難病につきましては、平成9年に神経内科の常勤医を迎えて以来、その指導のもとに取り組んでまいりました。滋賀県下におきましては、難病医療提供体制整備が本格化し、当院もその拠点病院として登録され、滋賀県難病医療連携協議会とも連絡をとりながら、活動を行っています。神経難病は年々増加しており、現時点では医師のマンパワーが不足気味ではありますが、今後も診療の一つの柱として展開してまいります。
また、これらの医療の在宅支援として、患者および家族の方々に対して、行政・福祉と協力して「短期入所事業」を始めとした様々なサポートを提供してまいりましたが、近年そのご利用が飛躍的に伸びております。今後、さらに充実した活動を展開したいと考えております。