看護師の貯金の平均額は?おすすめの貯金法

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看護師に毎月の貯金額のアンケートを取ったところ、なんと27%もの人が1万円以下しかできていないという衝撃の結果が。。
働く女性で毎月の貯金額が0円という方は全体の9.9%という調査結果からすると、かなり貯金出来ていない人が多いようです。

Q. 毎月いくら貯金していますか

出典:Q. 毎月いくら貯金していますか(ナース専科)

なぜ看護師には貯金できない人が多いのでしょうか。貯金できない理由から誰でも簡単に節約し貯金できる方法、管理方法などをご紹介していきます。最後にみなさんの現在どれだけ溜まっているか貯蓄額のアンケート結果もあるので、目標を決めて頑張るのもいいですね!

1. なぜ看護師は貯金ができない人が多いのか

看護師は働く女性の中でも年収が高いイメージがありますが、それでも貯金できない人が多いとか。それはなぜなのでしょうか。

ストレス発散にお金を使ってしまう

まず一つ考えられることは、看護師という仕事にストレスはつきもので、その反動から食費や買い物、美容などにお金をかけてしまう人が多いことが挙げられます。あなたも以下のような行動に身に覚えがありませんか?

  • 忙しくて自炊ができず、コンビニごはんや外食、飲み会が多い
  • 夜勤明けでそのままショッピングして大量に服などを買ってしまう
  • 毎週のようにマッサージやエステ、整骨院などに通っている
  • 女子力をあげるために毎月まつエク、美容院、フットネイル、料理教室などに通っている
  • 年に一回以上は旅行(国内外)に行ってパーッと遊ぶ

このように職場でのストレスがもとで、お金の使い方が大胆になってしまったり、大雑把になってしまう人も多いようです。看護師は女性の中では給与がいいことも拍車をかけているかもしれません。

お金を管理する余裕や時間がない

仕事が忙しい看護師なので、家計簿をつけたり、毎月、計画的に貯金することが面倒になってしまい、お金に関して疎くなっている人もいるようです。買い物はカードで済ませてしまったり、通帳記入なんて何年もしていないという人もいました。

現に私自身も月にどれくらい給料をもらっているかは把握していても、何にどのくらい使っているかは全く把握していませんでした。もし、銀行のキャッシュカードが盗まれて、勝手にお金を引き出されていても気づかないレベルです。

タフさが求められる看護師には、実は大雑把な性格の人は多いのかもしれません。

奨学金返済に追われている

貯金できる能力がないわけではないけど、毎月奨学金の返済で3万円程度支払っていると、貯蓄にまで手が回らない、という人も多いようです。

付属の病院に3年間勤めれば奨学金の返済は不要という学校もありますが、そのようなシステムがない学校を奨学金を使って卒業すると、返済に5年~10年ほどかかる人もいるようです。

巷でも話題にはなっていますが、看護師も例外ではないでしょう。本来ならばその3万円を貯金にまわせるはずですが、そのまま奨学金返済に消えてしまうので、貯金をすることは難しくなります。

2. 自分のお金の使い方の癖、傾向、問題点を知る

それぞれ貯金できない人の傾向はあると思いますが、まずは自分はどこにお金をかけすぎているのか、何か無駄なことはないか? を考えることから始まります。

家計簿をつけるような面倒なことは必要ありません。とりあえず今週1週間を振り返ってみて、大まかに使ったお金を書き出してみましょう。

たとえば私の場合のお金の使い方について大まかにまとめてみました。

私の場合のお金の使い方
月支出 手取り25万円
月収入 家賃:3万円(病院が半分負担)
光熱費:1万円
携帯代:1万円
食費:4万円
交際費:5万円
美容・雑費:6~8万円
車関連(車のローンや保険、ガソリン代)3万円
支出計:23~25万円
貯金 ほぼ0円

私の場合には、食費や美容・雑費の支出が多いのが気になるところです。看護師1年目は学生の時のようにお弁当を作ったり自炊をしたりしていましたが、だんだんと面倒になり、外食でいいかと思うことが増えてきました。

また、仕事の疲れを癒すために月に何回かマッサージに通うようになったり、化粧品や服、雑貨などほしいものがあればすぐ買ってしまったり、ということがありました。

ポイントとしては、支出の中からこれがないと生活できないという優先順位を決めます。たとえば毎日使う日用品の買い物などは優先度が高い支出です。他にも食費の中でも自炊するために必要なものは優先度が高い支出となります。

しかし、食費の中でもデザートやお菓子などは本当に必要でしょうか? なくても生活は可能なため、優先度は低い出費となります。

このようにこれは優先度が高く、生活に欠かせないものと、これは少し抑えないといけないと思う優先度が低いものを大まかにでも分けます。すると、自分のお金の使い方に問題点が発見しやすくなるでしょう。

3. どうしたらお金が溜まるのか?

自分のお金の使い方の癖や問題点を把握した後は、どのようにすれば貯金できるようになるのでしょうか。

(1)貯金の前に節約術も併用する

根本にある不要な支出を見直していかなければ貯金はできません。すぐにでもできる節約術は以下のとおりです。

・クレジットカードは使用しない、財布にお金は1万円以上入れておかない
普段の買い物ではクレジットカード決済は行わないようにします。実際にお金を使っている感覚がないからです。財布のなかでも一番奥にしまって見えないようにしています。

また、財布にお金があると、あるだけつかってしまうということもあるので、1万円以上はいれないようにしておけば、爆買いは防げます。

・毎日のちょっとした支出を抑える
たとえば、日勤のお昼はコンビニ弁当でついでにデザートやお菓子、飲み物を買っていませんか?トータルにすると1000円ほどですが、買うのはお弁当だけにして、飲み物は家から持参にすれば600円程度になります。400円抑えることができると月15日出勤(夜勤含め)していれば6000円節約になります。

他にも、週4回くらいの外食を1~2回に減らすと、一食あたり1000円だとすれば月に8000円節約になります。このように毎日の数百円単位の支出を抑えることで、毎月トータルで1~2万円の節約になることもあります。

(2)職場の財形貯蓄、銀行の定期預金で貯金する方法

なかなか貯金できないと思う人でも強制的に貯金できる方法はあります。

まずは、勤め先の給与天引き財形貯蓄や銀行から定期貯金で引き落としてもらうことです。定期貯金にすれば、銀行のカードだけでは引き落としできず、銀行に出向いて通帳とハンコがないとお金をおろすことができません。

勝手に引き落としで貯金してくれるし、安易に引き出すことができないのがポイントです。また少なからず金利もつくので、預けていると少しずつ増えていくというメリットもあります。

Q. 積立貯金してますか?

出典:Q. 積立貯金してますか?(ナース専科)

(3)先に使う分だけのお金を引き出す、おこずかい方法

先にこれだけ貯金して、あとは自由に使うという方法は一番らくではありますが、それでも無駄なお金の使い方をしてしまうことがあります。

そのため、先に貯金をするという考え方を一度見直します。方法としては、1週間に使えるお金は1万円や2万円と決めます。月にすると4~8万円です。まずそのおこずかいのようなお金だけを先に引き落とし、残りは貯金に回します。

そして、1週間分のお金を財布に入れて管理をするので、計画的に使わないと週末にお金がなくなるということになるため、ちょっとした買い物なども躊躇するようになります。こうすることで、先に貯金するタイプのようにあるだけ使ってしまうということは防げます。

4. 節約方法はいろいろ

以上のように節約方法や貯金方法はいくつかありますが、それでも元々の給与が低いことにはどうにもできません。場合によっては転職を考えることも必要です。たとえば、給与のいい総合病院や美容系のクリニックなどへの転職では月5~10万円ほど変わることもあります。

実際に私も地方の病院から都内へ引っ越してきたときは月5万円は増えました。将来のためにも、今からきちんと転職を含め、お金の管理ができるよう計画的に習慣づけていきましょう!

5. 今、貯金はどれくらい?

Q. 今、貯金はどれくらい?

出典:Q. 今、貯金はどれくらい?(ナース専科)

なんと21%もの人が500万以上の貯金を持っています・・・!! しかし24%の人は貯金がほとんど出来ていない現実・・・。あなたの貯金額はいかほどでしょう?

この記事を書いた人:ゆみかおる
看護師10年目。小児科、整形外科病棟、保育園などでの経験あり。
現在はフリーランスとしてクリニック、健診、ツアーナース、医療系ライターとして活動中。
家族構成は父母に妹一人。

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