大事にしていること
①終末期を支える取り組み
「ARIS care」(アリス ケア)
Accepting
受容
終末期を家族が受け入れる必要性を伝える
医療も介護も、そして家族も、ご本人に少しでも良くなってもらうため様々な介入をします。
しかし終末期を迎え死が目前に迫る状況下においては、良くなることを望むより、患者さん自身の旅立つ過程を見守ることが必要になります。
落ち着いた気持ちで見守ってあげるためには、命の終わりが近いことを受け入れてあげる家族の気持ちの変化が必要です。
良くなることを希望し続けることは、家族にとってつらいもの。
命に終わりがある限り、どこかで旅立つことを受け入れてあげてほしいと思います。
Role
役割
終末期を迎えた時の家族の役割を伝える
それまで少しでも元気に過ごしてもらうため、家族がご本人にしてあげていたいろいろなことは、終末期を迎えると難しくなります(食事やトイレの介助、声掛けやリハビリなど)。
旅立つときにおいて家族の役割がどう変化しどうあるべきかを伝えることが 受け入れることにもつながります。
Information
情報
過程や身体的変化を具体的に伝える
自宅で看取り場合、家族にとってそれは初めての経験である場合がほとんどです。
どんな過程を経て、旅立ちのときを迎えるのか。
このことを具体的に説明することで、終末期に起きる身体的変化になるべく動じず、落ち着いた時間を過ごせます。
Service
医療・看護・介護のサービス
サポート体制の確認
自宅で看取る場合、医療や看護、介護のサービスがサポートできる体制にあるのかどうか。
その確認を行うようしております。
②終わりのその先に、思いを寄せる「はなまる家族会」
亡くなった患者さんのご家族がその想いを口にし、
それを誰かが聴いて受け止める。
これも大切なグリーケアのひとつです。
当院では亡くなった患者さんのご家族を対象とした
「はなまる家族会」を開催しております。
この家族会は、“大切な人を失った” という共通の思いのもと集まり、当時の気持ちや現在の様子を参加者同士話したり話したり聴いたりする場。
少しでも悲しみが和らぎ、前に進む気持ちになるきっかけが作れるように、患者様の御家族に向けてケアにも力を入れています。