院長をご紹介します!
今世紀に入り私達の健康を支える仕組みは、従来の病院完結型医療から、急性期-回復期-維持期(生活期)にわたり、様々な職種が関わり地域全体で担う地域完結型へ大きく転換が進んできました。
地域連携の機運の高まりの中、平成22年(2010年)にしょうわ会の2番目の病院として回復期リハビリテーションに特化した正和なみき病院を開設いたしました。
救急病院などで急性期治療を受けられた皆様が、病気やケガを乗り越えて、再びご家庭や施設にお戻りになり快活で心豊かな暮らしが送れることを目標に、集中的な入院リハビリテーションを行っております。
当院の入院紹介率は80-90%です。およそ8割の方が元の環境に退院され、引き続きかかりつけ医での診療継続をお願いしています。
整形外科の疾患や骨折などの「運動器リハビリテーション」、脳卒中や脊髄損傷などの「脳血管疾患等リハビリテーション」に加え、心筋梗塞や心不全、心臓手術後の「心大血管疾患リハビリテーション」を開始いたしました。
・入院患者様が、しっかりとリハビリに取り組める体調を維持するために各科分け隔ての無い診療
・薬剤師が行う持参薬のチェック、身体状況に適する剤形の提案や服薬指導
・身体のお世話やお手伝い、看護職による健康管理・安全管理
・安全においしく食事をしていただけるように栄養科職員は日々奮闘しています。
・スムーズな入院から退院後の生活の再構築に向けて、地域連携室スタッフによる様々な相談や調整
・全職員あげて感染防止に取り組み、また適切な病院環境を維持する総務・営繕
・速やかな文書作成、医療補助制度などのご相談を医事課がお受けします。
そして退院後の在宅療養や介護事業のスムーズな連携と移行の懸け橋となるように、訪問リハビリテーションや通所リハビリテーション等を開設しております。
実に様々な専門職種が居り、チームを編成し、委員会やカンファレンスを開催して組織的な協働に努めています。
今後、この地域の数十年の産業、人口構造、医療需要の変化、新興感染症への対応が可能となるように、しょうわ会の2病院は移転統合の準備を進めております。
これからも全職員が一丸となり医療・介護事業の一層の充実に努め、皆様が住み慣れたこの地域で心身豊かに末永く過ごせるように尽力していく所存でございます。