看護部長の平均年収や給与はいくら?1000万円超えの高額年収も!公立と民間病院では違う?

全て表示

ぶっちゃけいくら?看護部長の平均年収

各病棟の看護師長、そしてその病院に勤務する全ての看護師を統括する立場にある看護部長。
具体的な業務としては、看護方針や教育方針の決定、医療事故防止策の考案などが挙げられます。

全ての看護師の監督に加え、看護部の根幹にかかわるような事項を決定するという重い責任を負う看護部長の給与は、果たしてどのくらいなのでしょうか?

1000万円超も・・・!?高額な平均年収

人事院の調査によると、看護部長の平均月給は55歳平均で50万~53万円。
ボーナスや各種手当を含めた年収に換算すると、700万~800万円程度と考えられます。
人によっては、なんと1000万円以上支給されている人もいるようです。

ちなみに、一般企業に勤める50代女性の平均年収は300万円。
大企業のエリートサラリーマン並みの給与を支給される看護部長との差は、歴然としています。

公立・民間で異なる平均額

看護部長の平均給与は、病院によって少なからず差があるようです。

一般的には、公立病院勤務ならば年収850万円、民間の大学病院は750~800万円、民間の総合病院は650万~700万円と言われているようです。

また、病院の規模が大きければ監督する看護師の数も増えるため、大規模病院ほど給与が高い傾向があります。

看護部長に求められる能力とは

高額な給与が支給されるぶん、当然ながら働きぶりや成果、能力も、相当に高いものが求められます。
では、看護部長になるために必要な能力とは何なのでしょうか?

以前、ナース人材バンクの姉妹サイト『ナース専科コミュニティ』で、【良い看護師長・看護部長の条件とは?】というアンケートを行いました。

その結果、「周囲への気配りができ、人間関係の構築ができる」が39%で最も多くの票を獲得。
次いで「部下の提案や話をよく聞き、良い意見は取り入れる」が37%、最も回答者が少なかったのは得票数25%の「業務に精通しており、的確な指示が出せる」でした。

この結果から、現場の看護師は「視野が広く、常に周囲に気を配れる人」「部下の話も聞いてくれる人」など、人望のある看護部長を強く求めていることが分かります。

的確な指導力や統率力、そして何よりも人格者であることが望まれる看護部長という仕事。
高給与の裏に、日々のたゆまぬ自己研鑽が垣間見えるようです。

ナース転職求人を知りたい方

こちらの記事もおすすめ