院長をご紹介します!
≪院長のご挨拶≫
当院は、緩和ケア病棟と障がい者施設等一般病棟を持つ病院です。緩和ケア病棟では、リンパ浮腫治療に力を入れており、リンパ浮腫療法士、理学療法士、作業療法士のチーム医療で複合的治療を施行しています。また外来においても、患者さんの日常生活に必要なケアを行っています。障害者施設等一般病棟では、口腔ケアの充実や嚥下体操による誤嚥性肺炎の防止や癒し、座位保持によるADLの向上、歌うことによる脳の活性化を目的とした音楽療法を取り入れています。
地域の急性期病院はもちろんのこと、慢性期の療養型病院や訪問診療、訪問看護などの在宅医療機関、介護老人保健施設などの介護施設とも密な連携を構築し、患者さんの病気や病態に適した医療を提供できるように努力してまいります。
病院は、臨床の場所です。臨床とは、英語では「ベッドサイド」、つまり患者さんのそばで医療を行なうということです。私は大学病院での学びの後、臨床の道を選びました。患者さんを毎日診て、早期発見・早期治療に努める。私がずっと大切にしていることです。特に、回復期・慢性期の患者さんはご高齢の方が多く、基礎疾患をお持ちの方がほとんどですから、こまやかな観察に基づいた管理が必要となってきます。医療に関わる者は、日々アップデートする技術や知識を学び、スキルアップしなくてはなりません。また、医療行為というのは、身体に大きな影響を与える行為ですので、慎重かつ確実な処置を行うという、医療安全の面も欠かせません。心技体を鍛え、患者さんに安心していただける医療を提供し、地域医療のお役に立てる病院を目指していきたいと思います。