院長をご紹介します!
「地域中核病院として、質の高い包括的医療を提供することにより、住民の皆様に信頼される病院を目指します。」を理念として地域医療に取り組んでいます。
地域における当企業団の役割は、予防、救急医療、急性期医療、回復期医療、在宅医療を包括的に提供して、住民の皆様が安心して暮らせるような地域づくりに貢献することです。
上球磨地域の救急告示病院は当院だけです。年間1,200台を超す救急車を受け入れております。また、夜間や休日も24時間365日フリーアクセスで怪我をされた方や急に体調を崩された患者さんを受け入れております。当院で診療可能な疾患は、当院で治療を行います。当院で行っていない、大血管・心臓・脳の手術など専門科による治療が必要な方は診断がついた段階で、可能な施設へ御紹介しております。
内科・総合診療科、循環器科、呼吸器内科、消化器内科、外科、整形外科、脳神経外科、小児科、婦人科、泌尿器科、歯科、リハビリテーション科、漢方内科など幅広く、豊富な経験と高度の知識を有する専門医による外来診療を提供しております。また、当地域では高齢者や複数の疾患を合併している患者さんが多く、複数の科で協働して診療に当たる体制がとられていますが、広く深く多岐にわたる疾患に対応できる総合診療医も多く在籍しております。また、臓器・疾患だけでなく生活・環境も含めて全人的な医療を提供し、急性期治療を終えた後の生活までを視野にいれ、医師・看護師・社会福祉士・リハビリのセラピスト・薬剤師・管理栄養士など多職種が協働して治療に当たっております。
平成30年度から、10床の緩和病棟を開設しました。がんに伴う身体的な苦痛の緩和だけではなく、精神的・社会的な苦痛の軽減を目的としています。終末期だけではなく、集学的治療期の日常生活に影響するような不快な症状を緩和し、自宅での生活を目指しての支援をします。また、地域包括ケアシステムのなかで多職種と連携し在宅緩和ケアを支援します。
従来から行っております救急および急性期治療は堅持しつつ、急性期から在宅に復帰するための回復期医療の充実、在宅医療の充実、医療と介護の連携に取り組んでいます。
本年度も、地域の皆様のニーズに応えられるよう、包括的且つ多様なサービスを提供してまいります。
球磨郡公立多良木病院企業団
企業長より