新型コロナウイルスの影響で、就職や転職の面接は、WEB面接(インターネットやアプリを活用したオンラインでの面接)を導入するケースが増えています。
対面の面接と話す内容に大きな違いはありませんが、事前準備と環境の整備が大切なので、対策をして本番に臨みましょう。
事前の準備 8つのポイント
①静かな場所を選ぶ
思っているより周囲の音を拾うため、ドアや窓は閉めて、静かな場所で参加しましょう。
面接中に音が鳴らないようにアプリからの通知をOFFにします。スマートフォンはマナーモードにしておきましょう。
②明るく、背景がシンプルな場所を選ぶ
画面の明るさは印象に大きく影響します。部屋が暗い場合はライトを使用するなど、顔がハッキリ映る明るさにしましょう。
背景に家具やベッドが映り込まないような、白い壁の前がベストです。バーチャル背景の使用は避けましょう。
③通信環境・充電環境に注意する
WEB面接は通信データ量の消費が大きいので、途中で接続が切れないように安定したネット環境で利用します。
また、電池の消耗も激しいため、使用機器はフル充電か、充電しながら参加するようにしましょう。
④服装はスーツを着用する
対面の面接と同様にスーツの着用がマナーです。
また、WEB面接ではマスク無しが基本です。表情が見えるように、マスクは外して臨みましょう。
⑤イヤホンマイクを使おう
イヤホンマイクを使わないと、設定に関する音声トラブルが起きやすく、また周囲の音を拾い双方の音声が聞き取りにくいという事象が発生します。
ワイヤレスでも有線でもマナー違反にはなりませんので、安心して使いましょう。
⑥使用するツールはダウンロードしておく
指定されたツール(Zoomなど)をダウンロードし、起動するかを確認しておきましょう。必要な操作も確認しておくと良いです。
⑦アイコンやプロフィールの画像、名前をチェック
アプリのアイコンやプロフィール画像が友人とのプライベート写真や趣味の写真だと、面接官の目にも入ります。
選考が終了するまではフォーマルな画像にし、名前もニックネームではなく「漢字フルネーム」にしておきましょう。
⑧緊急連絡先をメモしておく
接続ができない、指定時間に遅れる、途中で接続が切れてしまったなど、万が一に備えて相手の緊急連絡先は必ずメモして手元に置いておきましょう。
WEB面接直前の確認ポイント
開始10分前にはログインする
早めに入室準備をします。10~15分前には指定のページにアクセスし、5分前には入室しておくようにしましょう。
カメラの位置をセットする
背景の映り込みや、自分の顔が画面から見切れていないかチェックしましょう。
また、カメラが目線より低い位置にあると、相手を見下しているように見えます。目線の位置に合わせてセットしておきましょう。
いざスタート!WEB面接本番
①挨拶
WEB面接でも第一印象は大事です!面接官が入室したら、自分から笑顔で挨拶(「〇〇(名前)です。本日はよろしくお願いいたします」)をしましょう。
②焦らず、大きな声でゆっくり話す
オンラインでは音声にタイムラグが生じることもあり、緊張や焦りで早口になってしまうと、内容が相手に伝わらなくなってしまいます。
普段より少し大きめの声でゆっくり話すようにしましょう。
またこちらの反応も伝わりにくいため、頷きや相槌、笑顔は普段よりも大きめを心がけましょう。
③カメラ目線で「話す・聞く」
モニターに目を向けると伏し目がちになり、暗い印象になってしまいます。WEB面接の場合、面接官の顔ではなくカメラに目線を向けるのが基本になります。
④メモは手書きでメモ帳に
メモを取ってもよろしいですか?とひとこと確認をした上で、メモは手書きで取るようにしましょう。
⑤退出するタイミング
面接が終了したら、「本日は貴重なお時間をありがとうございました。」とお礼を述べ、相手が退室するのを待ちます。
もし相手がこちらの退室を待っている場合は、「それでは失礼させていただきます。」など、一声かけてから退出しましょう。
WEB面接よくある質問
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スマホとパソコンどっちがいいですか?
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しいて言うならパソコンの方が無難かもしれませんが、最近はスマートフォン利用のケースも非常に多く、どちらでも問題ありません。
スマートフォンで参加する場合、スマホ用スタンドなどで定位置に固定して使用しましょう。 -
スマホの場合、画面は縦・横どっちが正解ですか?
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どちらでもOKです。縦の場合は証明写真の画角イメージ、横の場合もバストアップ~頭が切れないように入ることが大切です。
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カンペを使ってもいいですか?
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使わない方が良いです。画面越しでも、目線や話し方で相手にカンペを使用していると伝わります。