男性看護師との結婚はあり?なし?「夫が看護師」のメリット・デメリット

男性看護師との結婚はあり?なし?「夫が看護師」のメリット・デメリット
現在お付き合いしている男性が「看護師」の場合、夜勤による結婚生活のすれ違いや、収入面に不安を感じる方もいるのではないでしょうか?今回は、彼氏には直接聞きにくい『男性看護師の給与』『結婚するメリット・デメリット』をテーマに解説します。

男性看護師の給与はどれくらい?

看護師は、よほどのことがない限りリストラに遭うことはなく、万が一仕事を失ってもすぐに再就職先を見つけやすい職種です。

専門職ということもあり、「高給与」のイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

ところが、実際は決して高給取りとは言えず、「生活には困らない程度の収入」と言ったほうがいいかもしれません。

下の図は、人事院の調査による男性看護師の平均給与額をグラフ化したものです。

男性看護師・年収_画像①

※縦軸は支給額(単位:千円)

*1 2019年(平成31年)職種別民間給与実態の調査(人事院)を基に筆者作成
2019年(平成31年)職種別民間給与実態の調査(人事院)表7 職種別、年齢階層別平均支給額

これによると、男性看護師の平均給与額は月収が約30万円、年収は約443万円となっています。

さらに、ほかの業種に比べて昇給のスピードは非常に緩やかで、経験年数が15年以上の看護師でも年収は500万円前後と、決して高給与とは言えない状況です。

結婚相手の職業や年収は、女性としては非常に気になるポイントです。お金がすべてではありませんが、生活していくためにはそれなりのお金が必要になります。

家族が増えれば食費や光熱費は当然増えますし、子どもの成長に合わせて被服費・習い事・学費などの支出も増えるでしょう。

男性看護師の場合、20〜30代のうちは同年代の男性の中では給与を多くもらう業種と言えますが、40代・50代と年齢が上がるにつれ、他業種の男性との年収差は大きく開いていきます。

男性看護師で年収の高い方ももちろんいますが、よほど待遇の良い職場で働くか、夜勤専従や看護師長・部長などの管理職クラスにならない限りは、生活に余裕が出るほどの年収は期待できないかもしれません。

とはいえ、看護師自体は安定した職業です。あまり贅沢をせず、配偶者も何かしらの仕事に就いている場合、生活に困ることはまずないと言っていいでしょう。

男性看護師と結婚するメリット

収入面では「生活に困らない程度」の年収が期待できる男性看護師ですが、それ以外にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

優しい・気が利く人が多い

職業として看護師を選んでいる時点で、その人の根っこの部分には「人が好き」「人の役に立ちたい」といった人間性があると思います。

また、看護師は男女関係なく真面目な人が多く、仕事だけでなく趣味や勉強に一生懸命打ち込む人が多いようです。

職業柄、相手のちょっとした変化にもすぐ気付き、気持ちに寄り添った対応や気遣いが自然にできるため、一緒に暮らすパートナーとしては安心感があるのではないでしょうか。

いろんなタイプの人とのコミュニケーションに慣れているため、これから家族や親戚と付き合っていく上でも、人当たりの良さは大きなメリットになるでしょう。

仕事の安定性

看護師の資格を持っていれば、よほどのことがない限り仕事に困ることはありません。

万が一、勤務先が経営不振に陥ったり、人間関係で悩んだりすることがあっても、新しい職場を探せばいいのです。

医療・介護業界の多くの職場は人手不足ですから、転職先はすぐに見つかるでしょう。

さらに、看護師の転職はスピード感があるのも特徴です。応募から内定をもらうまで1ヵ月もかからないため、「次の仕事が決まるまで収入がない」と困ることはほとんどないと言っていいでしょう。

家事・育児に協力的な人が多い

女性にとって、結婚後に配偶者が家事・育児を分担してくれるかどうかは大きな懸念事項のひとつです。

それによって、結婚後も仕事を続けられるか、妊娠・出産・育児による心身の負担を軽くできるかが変わってきます。

その点、女性だらけの職場で働く男性看護師は、同期や先輩から家事・育児の大変さを聞いていることが多く、家事・育児の協力は得られやすいと言えるでしょう。

男性看護師と結婚するデメリット

次に、男性看護師と結婚した場合のデメリットについて見てみましょう。どちらかというと、男性看護師をパートナーにすることはメリットが大きい印象ですが、強いて挙げるなら次の3点になります。

夜勤がある

看護師として働いている以上、夜勤は避けられません。中には少しでも収入をアップさせるため、積極的に夜勤を引き受ける人もいます。

たしかに夜勤の回数が増えれば月収は増えるのですが、生活のすれ違いや健康面に不安を感じる方もいるでしょう。

正職員として日勤のみ働く「日勤常勤」という選択肢もありますが、夜勤手当がない分、月収は数万円単位で減少します。そのため、これから家族を作ろうとする男性にとっては現実的な選択肢ではないでしょう。

1ヵ月に数回の夜勤が入ることは覚悟して、食事や睡眠などの体調管理を気にかけることや、生活リズムのズレをどのように克服するかは結婚前から十分に話し合っておいたほうがいいかもしれません。

休暇を合わせにくい

看護師の仕事は、日勤・夜勤のシフトを組み合わせて働きます。そのため、月曜から金曜までカレンダー通りに働くのではなく、土日祝日の出勤は当たり前で「1ヵ月のうちに土日休みが1回でもあればラッキー」といった感じです。基本的に盆や正月も関係なく働き、秋頃に遅めの夏季休暇を取るなど、世間の休日とはズレがあります。

もちろん、事前に希望を出せば土日休みや長期休暇も取れなくはないのですが、ほかのスタッフとの兼ね合いやシフト調整の都合もあるため、なかなか希望通りに休めないこともあります。

昇給のペースはゆっくり

先程もお伝えしたように、全職種の中で男性看護師の年収は決して高いほうではありません。その理由のひとつに、昇給のスピードが緩やかなことが挙げられます。

新人看護師を卒業し、2年目になるとグッと年収が増えるのですが、その後の昇給は非常にゆっくりです。

とくに職場が民間経営の場合、年1回の昇給額は1000〜2000円程度のところが多く、10年以上働いてやっと年収が10〜20万円ほど増える計算になります。

「男性看護師」であることより、自分に合う相手かどうかをチェック!

男性看護師の年収や、結婚によるメリット・デメリットについてご紹介しました。しかし、最終的には「男性看護師」という職業ではなく、その人の性格・人間性や、価値観が合うかどうかが決め手になるのは言うまでもありません。

生涯連れ添うパートナーに男性看護師を選ぶ際に、「どのようなメリット・デメリットがあるか?」「将来設計で注意すべき点はあるか?」といった点でひとつの参考になれば幸いです。

■この記事を書いた人:遠藤愛(えんどうあい)
関東の病院で外科・内科・地域包括ケア病棟、地域連携室に勤務。
その後、介護施設、訪問看護に従事。看護学校での外科看護臨時講師の経験あり。

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