延命治療を希望する? 看護師がエンディングノート作成を支援

いずれくる自分の最期のときを記すエンディングノート

宮崎県宮崎市では、「わたしの想いをつなぐノート」というエンディングノートを配布しています。エンディングノートとは、自分が意識不明の重体、もしくは亡き後に、家族などに残すメッセージをしたためるノートのことです。

宮崎市のエンディングノートには、ある特徴があります。看護師も作成に関わったという話から、看護師や訪問看護師の役割について改めて考える機会になりました。

延命治療に重点が置かれたエンディングノート

家族へのメッセージだけでなく、延命治療を行ってほしいかどうかや、希望する葬儀の形態まで、さまざまな重要事項がつづられるエンディングノート。

宮崎市が配布しているエンディングノートは、特に「延命治療」について重点が置かれています。ノートの中では、自分が意識不明の状態になり、もはや回復が見込めない状況になったときに、数ある選択肢の中から希望するものを選ぶことができるようになっています。例えば、次のような選択肢があるといいます。

  • 人工呼吸器などの生命維持のための最大限の治療を希望する
  • 人工呼吸器は希望しないが胃に栄養を補給する胃瘻を希望する
  • 水分補給のみ希望する

など

また、病名や余命を聞きたいかどうかや、自分に代わって判断を下すのを託す家族の連絡先などの記入欄も設けられています。

看護師もエンディングノート作成を支援

この宮崎市のエンディングノート作成には、専門的な医療従事者の意見が反映されています。医療従事者の中には、看護師もおり、その作成に関わったといわれています。

現在、宮崎市の保健所では、300人以上の看護師がいて、高齢者に延命治療のことを説明したり、エンディングノートの作成方法などを指導したりと活躍しています。

エンディングノートは、基本的に作成を急がないもの。看護師や医師の適切な指導の下に、家族と話し合いながら、最期のときを選んでいくことが勧められています。

訪問看護師の役割を改めて知る

エンディングノートに関連して、患者さんの最期にかかわる訪問看護師について改めてスポットを当ててみます。

実際従事していると、相手は「病気と闘う患者さん」ではなく、「一人の人間」として対峙している自分に気づくといいます。そして、その患者さんの人となりを理解しようと思うのだそうです。それが訪問看護師の醍醐味でもあり、一度経験したらやめられないという看護師もいるくらいです

人が死に向かうときには、さまざまな変化が心身共にあらわれます。その際に、医療的な処置のエキスパートである看護師としての役割を発揮できるだけでなく、患者さん本人とその家族の心のケアをも担う訪問看護師は、実に重大で、意味深い役割を担う立場といえます。

エンディングノート作成支援に携わりたいなら

いずれくる自分の最期のときを記すエンディングノート。患者さんという一人の人間としての人生を、深い意味でサポートしたいという方は、ぜひ何らかの形で、作成支援に協力する看護師になってみてはいかがでしょうか。

看取りにかかわる職場を希望されている方や、エンディングノート作成支援などの幅広い業務を希望されている方は、ぜひ『ナース人材バンク』に訪れてみてください。
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