面接で落とされる人・採用せずにはいられない人の違い

1. 落ちる人と受かる人、それぞれの特徴

看護師は慢性的な人手不足。どこの医療機関からも引く手あまたです。
しかし、「売り手市場だし、履歴書通れば面接も受かる!」と油断すると、あっさり落とされることも・・・。

今回は、採用する側から見た「面接で落とされる人」「採用せずにはいられない人」の違いを解説します。
せっかく書類審査をパスしたのです。その先のステップも、絶対モノにしましょう!

面接で落とされる人

●マナーが悪い人

院内に入る前にコートを脱ぐ、きちんとした挨拶をする、席を勧められてから座る、
相手の目を見て話すといった基本的なマナーは、もちろん大切です。

また、面接前に匂いの強いものを食べたり、たばこを吸うことも控えた方が良いでしょう。
匂いが衣服に付いてしまうため、清潔感がないと思われる可能性があります。

遅刻は当然マナー違反ですが、「渋滞で遅れた」「地図を頼りに来たら道に迷った」などの事態が発生することも。
また、遅れてしまった後ろめたさが後を引き、面接で上手く話せず不採用となるケースも少なくないようです。

●会話のキャッチボールができない人

面接官に聞かれたことに対する回答が的外れだったり、考えてきたことを一本調子で話す、
反対に緊張しすぎて全く話せないといった人は、不採用になる傾向が強いようです。

採用面接の場で、会話のキャッチボールが上手くできていなければ、
患者さんや他の看護師とのコミュニケーションも上手くいかないと思われてしまいます。

●自己主張が強すぎる人

「休みは固定してほしい」「夜勤は絶対できない」「早出遅出は無理です」など、
自分の希望ばかり主張する人も良い印象を与えないようです。

強すぎる自己主張は、裏を返せば協調性の無さと判断される恐れがあります。
看護は決して一人でできる仕事ではなく、複数人の看護師が共同して行うもの。

チームプレーが基本である看護の現場において、
自己主張の仕方には十分気を付ける必要があるようです。

採用せずにはいられない人

◯相手の気持ちを察することができる人

面接官の質問の意図を汲み取って、聞き手に伝わりやすい、
的確な回答ができるような人は採用されやすいと言えます。

例えば志望動機を聞かれた時に「何に魅力を感じたか」という話しかしないのが普通の人。
採用せずにいられない人は、「自分がその病院に対してどう貢献できるのか」という点にまで話を広げます。

患者さんが求めていることを感じ取る敏感さは、実際に仕事をする上でも不可欠な能力。
相手の立場に立って考えられる人は、どこの職場でも重宝されるでしょう。

◯精神的なタフさが感じられる人

過酷な医療の現場では、激務をこなす体力があることはもちろん重要ですが、
厳しい状況に負けない精神的なタフさもまた必要です。

過去に苦しい状況をどうにか好転させたエピソードなどがあれば、是非アピールしましょう。
自ら考え行動し、問題を解決できる能力は、臨機応変な対応が必要な医療の現場で求められる力です。

◯真摯さ・一生懸命さを感じられる人

最後にものを言うのはやはり、「この病院で働きたい!」という熱意です。
緊張のあまり、話が多少たどたどしくなっても焦ることはありません。

採用側は、話が上手な人を採りたいわけではないからです。
面接官の目を見て、一生懸命答える姿勢を見せましょう。

また、不明点、確認しておきたい点を積極的に質問することも、
働きたいという熱意をアピールする一つの方法です。

「この人と一緒に働きたい」と思わせられれば、内定はすぐそこ!
ご紹介したポイントを押さえて、自信を持って面接に臨みましょう。

2. 面接に落ちたという人の振り返り

希望する病院の面接にいったものの、落ちてしまった。。。
そこの病院がいいという熱意もあったし、コミュニケーションも問題なかったはず!
夜勤だってもちろんやるし、なんで落ちたのかわからずショックです。。。

志望する施設に入職できなかった方も残念ながら少なくはありません。
やる気もあるし、会話のキャッチボールも問題ありません。それなのに落ちるのはどうしてでしょう?
色んな方のお話を伺っていると2つの共通点がありました。

共通点1 自分の目線しかない

面接の時に話した内容のうち、自分が主語になっていないものはどれくらいありましたか?

「私はこういう看護をしたい」

「私はこの分野で経験を積みたい」

「私は将来こうなりたい」

上記の内容は一つひとつ問題になるような内容ではなく、看護観やご自身のキャリアを考えていることは大切なことです。
ただその先に「患者」「組織」「社会」などの姿が見える状態だったでしょうか?

「高齢者が増える中で、少しでも早く自立した生活が送れる手助けをするために、こういう分野で経験を積みたい」

「身内のがん治療を目の当たりにしてきたため、がん治療の分野で経験を積んで、こういう問題を解消する土台になりたい」

どちらがいいかは面接官によっても違いますし、お子さんがいるなどの家庭の事情がある人もまた違いますが、印象としては下の方がいいと思う方が多いでしょう。
どうしてそうなりたいのか、その先に何を成し遂げたいのかなど、具体的に見えている方がイメージもわきますし、漠然と看護スキルを上げたいという人よりも研鑽を積んでいけそうに思えます。

面接官も人なので、短時間で全てを見通すことなど到底できません。でも短時間とはいえその人となりを比較し、判断を下すためにはイメージが湧くかどうかは重要なポイントになってきます。

共通点2 需要と供給のアンマッチ

もう一つは求められている人材と優れた人材は必ずしも一致しないということです。
リーダーなど管理業務や指導ができるレベルの人材が不足している中で、やる気も向上心もある好印象だけど経験が浅い人が採用されるかというと、その人はあくまで「教育対象」の枠の中で採用するかどうかを判断されます。人材としては魅力的だとしても、組織としての現状求めている人ではないことは往々にしてあります。

また魅力的な人の希望の強さによっても異なります。

「私は救急での経験を積みたいので、救急以外は考えていません」

こう言われてしまうと、救急で人手不足かどうかがポイントになってきてしまいます。今は内科病棟の方に人を入れたいと思っている中で、鼻息荒く希望を伝えてしまうと、ミスマッチとなって採用が見送られることもあります。看護師の方は特に施設など選ばなければ再就職は他の業種に比べて圧倒的にしやすい状況にあります。そのため、本人の希望と合わないと退職率が跳ね上がってしまい、せっかく採用した人がすぐ辞めてしまうリスクの事が頭をよぎります。

求人の段階でどこの配属になるか出ていることの方が多いですが、従業員の人員は流動的なため、面接の時には状況が変わっているということもあります。
「面接に行ってみたら話が違った・・・」という話も耳にする機会があります。最新情報は面接の場で確認するようにしましょう。人材紹介会社を通している場合は担当者が最新情報を確認しているので、面接に行ったら募集内容と全然違う!ということは少ないでしょう。そういった無駄手間を省くために利用するのもありです。

3. 考えておくべきこと

自分自身のキャリアや生活のために譲れないポイントは人それぞれです。分野なのか、環境なのか、教育体制なのか、はたまた給料や勤務時間なのか。
その中での優先度を一度考えておきましょう。

「全部大事!希望は全部満たして!給料は高くて、夜勤なしで、休みはたくさん!福利厚生も当然よね!」

自分自身を安売りする必要はないと思っています。そういった環境で辛い経験をしてきた人もいました。
一方で、高望みしすぎる人がいることも事実です。そういった求人はあるかもしれませんが、それ相応のスキルや覚悟が必要です。
求人の条件がいいところは応募も殺到するため、選びたい放題ですから。

だからこそ、何は譲れて、何を大事にしたいのかしっかりと考えてから面接に臨むようにしましょう。

面接についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。
段々よくわからなくなってきた・・・という方はプロに一度相談してみてください。

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