【看護師のリアル転職体験談 80】クリニック看護師から検診センターへ転職

1.人間関係が憂鬱で転職

転職をするのは今回で2度目になります。前回は子育てと仕事の両立に悩み、学校を卒業してから勤務していた病院を辞めて近所のクリニックに転職しました。クリニックでの仕事ではキャリアアップを望むことはできませんが、普通にパートに出るよりは給料は高いですから、生活の助けになります。病院よりも待遇は良くありませんが、総合的に判断したら、転職した方が良いと判断したのです。

しかし、実際に転職してみると、後悔の毎日でした。クリニックでは午前診だけの担当をしていたので、物理的に仕事と子育てを両立することは難しくはありませんでしたが、そこでの人間関係に苦労をしました。前の病院では人間関係が良いとも悪いとも感じていなかったので、意表を突かれた思いがしました。

どこに就職をしても気が合う人がいれば、気の合わない人もいるでしょうし、そういったなかで上手くやっていくことは、社会人として当たり前のことだと思っていました。気が合わない人がいてもお互いに仕事のうえではプロフェッショナルとして接していけるものだと軽く考えていたのです。

クリニックとは一般的に職場が小さいので、気が合わない人が一人いるだけで、仕事への支障を大きく感じてしまいます。私が働いたクリニックの院長先生はとても優しい先生だったのですが、看護師でもある院長夫人が口うるさくて、嫌味を言う人でした。何かにつけて同じ嫌味を繰り返されたのです。

子供が急病で仕事に行けないときには午後の診察だけを担当している人が代わりに仕事に入ってくれるシステムになっていました。しかし、逆に午後の人がお休みでも私は子供がいるので仕事に出られません。初めから分かっていることですが、毎回、電話をかけてきては嫌味を言われました。

それでもすぐには辞めずに堪えていました。それは、夫人がいつもクリニックにいるわけではなかったからです。夫人がクリニックにいない日は、平和に仕事が終わることも少なくありませんでした。

ところが、午前中の准看護師さんが突然辞めてしまいました。代わりに仕事に出るようになった夫人と私は毎日顔を合わせなくてはいけなくなったのです。私が夫人の思い通りの行動をとらなければ、いろいろとケチをつけてきます。限界だと思いながら毎日仕事に行く日々が続いていました。

そんなとき、偶然に昔の看護師仲間に再会をしました。現在は検診センターに勤めているといいます。しかも友人の同僚はご主人の仕事の都合で退職する予定だというではありませんか。そのまま即決をして、上司に私の話をしてもらうことにしました。少しブランクはありましたが、採血にはそれなりに自信がありましたから、なんとか働けるのではと思いました。今では友人を含め、とても良い人間関係の中で仕事ができています。子育てや家事との両立もできているので満足です。

2.前のクリニックを退職してから、新しい検診センターに転職するまでの流れ

STEP1:転職先を探す

いつでも転職したいとは思っていましたが、本気で仕事を探す時間を作ることができないでいました。そんなときに看護師の友人に再会をして、求人の情報を得ることができました。友人の上司に直接話を取り次いでもらい、履歴書を友人経由で渡してもらうことになりました。後日、面接の時間をいただきました。そして、採用の運びとなりました。

STEP2:退職する報告をする

友人の同僚が辞めるまでに数カ月という時間的な余裕があったので、退職には問題はありませんでした。転職先の勤務開始日より1ヶ月程度、早めに辞めることを伝えました。院長夫人と話をする度に、今日で辞めると言ってやればよかったと後悔しましたが、私が抜けた後、忙しくなる他の看護師や院長先生のことを思うといえませんでした。

お世話になった人たちもいるので、人として正しい道を選びました。辞めてから次の職場に転職するまで、自由な時間をもてたので、家族旅行に行ったり、友人とのランチを楽しんだりしました。

3.転職してみて感じたこと

今回のことで、看護師として仕事をするにあたって、人間関係は何よりも大切だと感じました。特に、小さい職場で働いていると、良好な人間関係なしに仕事を続けるのは難しいかもしれません。職場が小さいと、接触する機会がどうしても増えてしまいます。クリニックへの転職を考えている人は前もって職場の雰囲気を確認するのがベストでしょうね。

もし、現在の職場で人間関係の悩みがあるのであれば、思い切って転職することをおすすめします。そうは言っても、人間関係が悪い職場で働いていると、精神的なダメージが大きいので、転職先を探す余裕がなく、難しく感じるかもしれません。転職は根気や気力が必要なものです。それでもがんばる価値はあると思います。今は、インターネットを利用するといろいろな情報が得られますので、ぜひ利用することをおすすめします。

4.転職してみて「良かったこと・悪かったこと」まとめ

◎良かったこと(1):職場環境や人間関係が良くなった

職場環境そのものが良くなりました。特に人間関係が良くなったことで、快適に仕事ができています。病院と違って緊急事態が明らかに少ないですから、仕事が残業になることもほとんどありません。

◎良かったこと(2):給料が上がった

週休2日での日勤勤務をこなしているのですから、それなりに給料をもらえるようになりました。夜勤がないので、病院勤務の看護師に比べると手取りは安いでしょうが、その分、子育てに時間を費やせるので私には好都合です。

◎良かったこと(3):採血のスキルがあがる

その日によって担当する仕事が違うのですが、採血が担当のこともあります。基本的に健康な人が訪れるセンターなので、採血もそれほど難しいわけではありませんが、やはり血管が分かりにくい人もいます。採血のスキルはずいぶんとあがってきているのではないかと思います。

△悪かったこと:プライベートの時間が少なくなった

以前はクリニック勤務だったので、午前中の診察が終わると自宅に帰って家事ができました。自分一人だけの時間でもあったので、ときには家事を手抜きにして、ショッピングに行ったり、好きな音楽を聴いて過ごしたりもできました。

しかし今は、朝には子供とほぼ同じ時間に出て、夕方は帰宅すると子供が自宅にいる状況です。子供と主人と同じく、週末がお休みなので、一人だけの時間がほとんどありません。

5.小さい職場は人間関係に注意

家のことに集中したいと病院を退職してクリニックに転職をしたのですが、人間関係に悩むことになりました。小さい職場では、合わない人が一人でもいると、かなり仕事がやりにくくなります。小さい職場で働くことを考えている人は、事前に職場を見学させてもらって働いているスタッフを確認しておくと良いかもしれません。

検診センターは病院と似たようなイメージをもっているかもしれませんが、基本的に病気の人は来ませんから、仕事がバタバタとすることが少ないです。採血の腕を上げることもできますし、検査の介助につくこともあるので、ある程度の看護師としてのスキルを保つことも可能だと思っています。そして何より、夜勤がないので、家事や子育てとの両立が難しくありません。子供のことにもしっかりと目が届くのは嬉しいです。今後、子供が大きくなったら、また病院の看護師として復活したいと考えています。


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