【看護師のリアル転職体験談 34】経営状態が悪化したデイサービスから、条件の良いデイサービスへ

1.経営状態とともに職場環境が悪化したため、転職を決意

何回か転職を経験してきた私が、自分に合うと感じることができたのが、デイサービスでした。入職当時、そのデイサービスを経営する企業は業績が良く、看護師を含めた全職員に対して、様々な資格取得支援をしてくれていました。

そのため、私も将来的にはその制度を使って認知症ケアなどの資格を取得しようと考えていたのですが、私が勤め始めてから1年が過ぎる頃、少しずつ業績が傾いてきたのか、そういった支援制度はなくなってしまいました。

また、それだけならまだ良かったのですが、利用者が減少するとともに職員の数も少しずつ減らされ、お給料や有休消化なども条件が悪くなっていきました。条件が悪くなることで、職員の間でも「あの人は仕事をしないのに、私よりも給料が良い」「この人だけ今度、ボーナスが支給されるらしい」などなど、あることないこと様々な噂がたつようになってしまい、人間関係も悪化してしまいました。

この雰囲気に耐えることができなくなった私は、よりよい条件のそろったデイサービスへの転職を決意しました。

2.前の施設を退職してから、新しい施設に転職するまでの流れ

デイサービスを展開している企業は、実はそれほど多くありません。それまで私が勤務していた企業は大手だったため、転職時は病院の転職とはまた違った苦労をすることになってしまいました。

STEP1:前の施設を「辞めます」といったら・・・

転職を決意した私は、早速施設長へ退職の意思を伝えるとともに、退職願を提出しました。そこで施設長から言われた言葉は「どこへ引き抜かれたんだ?どういった条件なんだ??おまえが抜けたら、加算がとれなくなるだろう。自分の利益だけで考えるんじゃない。」でした。

私は別に引き抜きにあったわけではありませんし、第一加算がとれないなんて、そんなことは私の知ったことではありません。

突然そういったことを言ってきた施設長に対して幻滅しましたし、「こんなところにいたら、私はダメになっちゃう。私は一刻も早く転職するしかない」と、転職する意志をより強固にしました。

STEP2:自分の希望する地域の求人がない・・・

転職先を探すために、私はひたすらインターネットで求人情報を集めました。条件として、今住んでいる地域から半径5キロ以内で通勤しやすいことをあげていたのですが、私の住んでいる地域はどちらかというと子育て世代が多いためか、デイサービスそのものが少ない傾向にあり、なかなか良い求人がありません。

1週間ほど集中して求人を自力で探しましたが、自分では見つけられないと感じたため、看護師の転職支援サービスを利用することにしました。

STEP3:1件目の求人サイトで、まさかの一言

早速、以前知り合いが利用していた転職サイトへ登録したところ、すぐに折り返しの連絡がありました。すると担当者が言ったのは、なんと「病院への転職の勧め」でした。

私の条件はかなり厳しく、その条件にあったデイサービス求人はまずない、それよりも、今とても良い条件の病院求人があるので、そちらへぜひ応募してはどうか、というのです。

私は過去の転職経験から、自分は病院の勤務に合っていないと感じていたため、丁寧に辞退しましたが、その担当者は何回もその病院を推してきます。結局その転職サイトではその病院しか紹介してもらえませんでした。

後から聞いた話なのですが、この転職サイトが紹介した病院は深刻な人員不足故に、各転職サイトへたくさんの紹介を依頼していたそうです。そのサイトは、少しでも多くの人を紹介したいがために、私のように違う形態の施設を紹介してほしい人に対しても、その病院を勧めていたようなのです。このサイトを利用しなかったのは、本当によかったと思います。

STEP4:2つめの転職サイトの担当者からもらえた、心強い言葉

1つめの転職サイトに幻滅した私でしたが、自分一人ではこの転職を成功させられないとも感じていたので、さらに転職サイトを探し、2つ目の転職サイトへ登録しました。

そのサイトの担当者は丁寧に私の希望を聞いてくださり、「条件に合う職場が見つかり次第、すぐにご連絡します」と言ってくださいました。そしてそれから3日後、担当者から紹介されたのは、隣町に新規オープンするデイサービスの求人でした。

担当者曰く、「この企業さんはデイサービス分野に比較的最近、進出ましたが、業績は安定しているので、〇〇さん(私)が今回経験されたようなことが再び起こる可能性は低いと思います。何より、すでにデイサービスの正社員として働いていたご実績を高く評価されており、ぜひ個別に報酬等についても交渉させてほしい、とおっしゃっていました」とのことでした。

ただ求人情報を探すだけでなく、私自身の売り込みもしてくださっていたのかと思うと、嬉しさでいっぱいになりました。そして直接面接にてお話させていただいた上で、このデイサービスへ転職させていただくことを決めました。

STEP5:次の転職先を決めたことで、退職もスムーズに

施設長へ退職の意思を伝えてから、転職先が決まるまで、期間として約1ヶ月が経過していました。転職先が決まったことで不安な気持ちが少なくなった私は、施設長へ「次の職場が決まったので、以前お話させていただいた通り、〇月をもって辞めさせていただきます」と伝えました。

施設長は驚いた様子で私を見て、そのまま別の部屋へ案内されました。そして、「実はこの事業所もあと数ヶ月で閉鎖することになったので、今の職員をどこへ配属するか悩んでいた所だった」と告白を受け、「自分で転職先を探してくれてありがとう。助かったよ」と訳のわからないお礼まで言われました。

そして私は自分の希望通りの日付で退職することができました。

3.転職してみて感じたこと

今回の転職で感じたのは、看護師の転職サイトも1つだけで判断してはいけないな、ということです。

ネット上では「転職サイトを使ったことで、自分の希望と全く違う職場で働くことになった」という意見を見かけましたが、なぜその人は、わざわざ自分の希望とは違う職場で働かなくてはいけなかったのでしょうか?

私も1つめの転職サイトではそういった職場を紹介されましたが、その職場は自分の希望と異なっているから転職したくないという意志を伝えたことで、無事に自分の理想へ近い職場に転職することができました。

私のように、複数の転職サイトへ登録したほうが、より選択肢が広がって良いと思います。

4.転職してみて「良かったこと・悪かったこと」まとめ

今回の転職を通じて良かったこと、悪かったことは以下のようなことだと思います。

◎良かったこと(1):お給料が上がった

今回の転職は、意図していなかったものの、結果として引き抜きに近い形での転職となりました。そのため、お給料の条件が飛躍的に良くなり、今の職場でのお給料にはとても満足しています。

◎良かったこと(2):自分のデイサービスでの経歴を高く評価してくれている

今の職場は、デイサービスについては最近立ち上げた事業なので、デイサービス経験者が少ないという特徴があります。そのため、私は看護師としてということ以外に、「デイサービス経験者」として高く評価していただけているというのも、とても良かった点です。

以前の職場では私はむしろ新参者扱いで、お局の介護職員たちから目の敵にされていました。でも、この職場では経験者として、利用者さんとの関係作りなど、運営に関しての細かい部分でたくさん私を信頼してくださっているのが伝わってきています。
それがとても嬉しいです!

△悪かったこと(1):残業が多すぎる

残業を当たり前にしている病院については、もっと国をあげて何とかしてほしいです。まだ、このような病院があるのかとびっくりします。新卒で働いていた病院では残業が全くないわけではありませんが、仕事を効率よくこなしていると、ほとんど残業にはなりませんでした。

しかし、転職先の病院では仕事を終えて帰ろうとすると、必ず何かしらの仕事を押し付けられてしまうのです。だから、ほとんどの看護師はだらだらと仕事をしています。私は、さっさと仕事を終えて帰りたいのに、帰れないという状況でした。

△悪かったこと(2):頼られている分、自分が頼れない

先ほどの良かったことに続くのですが、今の職場はオープニングスタッフであり、私と施設長以外、皆さんデイサービス未経験の方ばかりです。そのため、「次のイベントは何にするか」「予算はどれくらいが適切なのか」など、看護とは全く関係のない、経営に近いことまですべて私に聞いてくるため、それで精神的に負担を感じることもあります。

それに見合うだけの報酬をいただいていますが、誰も頼れないという環境は少し辛いな、とも感じています。

5.勧められるままではなく、本当に自分に合った職場を探すべき!

2つの転職サイトを使ったことで、私は本当に自分に合った職場に出会うことができました。今は本当に転職して良かったと感じています。転職には妥協が必要とか、すべての条件が合う職場はないという人もいますが、私はやっぱり本当に自分に合った職場を探した上で転職すべきだと強く思います。どうか諦めず、自分に合った職場を全力で探してください!


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