福岡赤坂大腸と胃の内視鏡クリニック

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＜院長ご挨拶＞ 私は消化器外科医ですが、外科の研修と同時に内視鏡のトレーニングを受けることが出来、沢山の外科手術（特に内視鏡外科手術）と内視鏡検査・治療を経験してきました。その中で、私が感じていることは、近年特に大腸がんと胃がんの予防そして早期発見、内視鏡治療が急速に進歩したことです。大腸がんのほとんど（99％と言ってもよい）がもとはポリープ（腺腫）であること、胃がんのほとんど（99％と言ってもよい）がピロリ菌感染者であることが判明しました。大腸ポリープが”がん”に変わるまでには通常5年-10年かかりますので、その間にポリープとして見つけて切除すれば大腸がんの芽が摘めます。ピロリ菌が胃に棲み着くのは幼児期ですが、”がん”が発症するのは数十年後です、それまでに、できるだけ早く若い頃に除菌治療すれば、やはり胃がんの芽を摘むことができます。ちょっと遅れて”がん”になってしまったら、以前は進行したがんの治療とほぼ同じ胃や大腸、直腸の切除再建あるいは人工肛門を造る手術を受けなくてはなりませんでした。しかし今では、内視鏡で体を傷つけることなくがんの部分だけを切除して治療する技術も現実になりました。 ここ数年の間に私は後輩を胃がんで、同僚を大腸がんで亡くしました。当時鉄人と言われていた、衣笠祥雄選手も大腸がんで命を落としてしまいました。どうして内視鏡検査を受けなかったのでしょうか。内視鏡検査をためらう訳は、検査自体が辛いから、検査と準備に時間がかかるから、気軽に受けられる方法を知らないから、が三大理由のようです。三大理由を解決すべく、これまでの内視鏡クリニックを参考にさせていただき、すべて良いとこ取りして新しい形の内視鏡専門のクリニックを開設しました。