文化、組織、風土、自分たちの手でつくりあげていきましょう!
牛丸良子 看護部長
プロフィール
■どのような病院にしていきたいか
緑区を中心とした地域には回復期リハビリテーション病院が少なく、高齢化社会に対応するため、神奈川県の医療構想に則って当院は開設します。最大のPRポイントは「新しい」ことです。建物もですし、経験があるスタッフも新人ですし、私も新人の看護部長です。ですから自分たちで文化、組織風土を作っていけます。回リハと療養ですので、比較的ゆっくりと患者さんに関われますから、多職種でカンファレンスを行ない、看護師だけでなく、医師も、介護士も自立した考えを持ち、自分たちの立場から「患者さんをどういうふうに見ているか」意見を交わせる組織を作っていきたいですね。
■教育・フォロー体制について
新卒者は、系列の牧野記念病院と共有したプログラムで、採血など侵襲 が多いケアの実習から始めてもらう予定です。各部署に配属されてからは独自の研修を組んでいきます。プリセプター制度は敢えて採用しませんでした。プリセプターとプリセプティがうまくマッチングしないケースもありますから、スタッフ全員のチーム制でバックアップしていきます。中途の方は、今回、私も含めてみんな新人のつもりでお互いに学びあっていきたいと考えています。“教えること”も成長につながりますから。グループで研修が充実しているので、そうした制度も活用していきたいですね。
■TMGの特徴
研修だけでなく、スタッフへのさまざまなサポート体制が充実しています。たとえば月に1回カウンセラーさんが来院してくださいます。同僚や先輩、上司に言えない悩みや相談など、精神的なバックアップを行ってくれるんですよ。ほかに「回復期に来たけれど急性期で学びなおしたい」「訪問を経験してみたい」といったときは牧野記念病院やグループ内の病院への異動も相談可能です。本格的に転勤する前に『交流制度』で体験もできますよ。期間を決めてグループ内の他病院に勤務できるんです。その間は研修扱いですからお給料もきちんと出ます。急性期の方も慢性期を見ることでさまざまな気づきが得られます。良い体験になると思いますので、ぜひ利用してみてくださいね!