【看護師のリアル転職体験談 5】総合病院→個人医院の看護師へ

夢だった海外留学の準備をしながら1年間限定で近所の糖尿病専門の病院にパートとして入職したマーシーさんの転職体験をご紹介します。
夢に向かって頑張りたいけど仕事も忙しいし時間の余裕がない・・・
夢と仕事の両立のバランスって以外と難しいものです。

マーシーさんは総合病院を辞めて1年後の留学に向けて効率よく働く!と考え自宅から徒歩5分の病院で夕方から数時間働くことに。

マーシーさんは夢のために1年間どのような働き方をしたのか。時間との向き合いは自分との向き合い方で生活がどのように変わったのかご注目ください。

夢や趣味はあるけど忙しくて時間がない!もっと時間に縛られず余裕のあるくらいをしたい方など時間を有効的に使った働き方を考えている人に見ていただきたいです。

1.留学準備のための転職

「自分の自由になる時間がもっと欲しい!」そう思ったことが転職を考えたきっかけです。もともと、海外に移住をしたいという夢を持っていました。本格的にその夢に向かって、計画を進めようとしたとき、どうしても平日の日中に自由になる時間が必要でした。パスポートやビザの申請、銀行関係や役所関係の手続きなど、平日にしかできないことというのは意外に多いのです。
また、できれば移住に向けて英語の勉強をしておきたいという思いもありました。そのために1日数時間かけて集中的に英語の勉強をする学校に通いたいと考えていたのです。仕事を辞めると、時間はたっぷりできますが、貯金がどんどんなくなっていきます。移住にはお金も必要でしたから、貯金が減るのは避けたかったのです。そのため、仕事は続けたいと思いました。

とにかく、海外に移住するという自分の夢のために、できる限りの準備はしておこうと考えました。そして、自分が出した結論が転職するという道でした。
当時働いていた病院は、とある市立病院の内科病棟です。CCUのある心臓内科で、約3年勤務しました。病棟勤務ではありましたが、交代勤務はなしで、平日の日勤のみを担当していました。
違う市立病院の病棟で交代勤務をこなしていた経験があるのでわかるのですが、夜勤をしない看護師がいるということは他の看護師に夜勤の負担がいくということです。働き始めは人間関係で辛い思いをするかもしれないと覚悟しましたが、意外にも人間関係には全く問題がなかったです。先輩ナースとも、後輩ナースとも、同僚とも、ドクターとも良い関係を保ちながら、楽しく仕事をしていました。

人間関係が良いというだけでなく、仕事内容も充実していました。毎週、医師が心臓についての勉強会を開いてくれ、多くのことを学ぶことができたので心臓内科のナースとしてスキルアップできました。忙しかったですが、緊急入院がない限りは残業になることがほとんどなく、職場には大満足でした。しかし、海外移住という夢をかなえるには、職場を離れなければいけません。お世話になった職場でしたから、きるだけ迷惑がかからないように辞めようと考えました。

2.前の病院を退職してから、新しい病院に転職するまでの流れ

STEP1:退職することを伝える

本来なら、まずは転職先を探すのが先かもしれません。仕事を辞めてはみたけど、仕事が見つからないという事態は避けたいと思うからです。しかし、私の場合、退職後、1年後ぐらいを目処に日本を経つことを計画していました。そのため、仕事が見つからないでもよいか…という気持ちで、まずは仕事を退職する旨を伝えることにしたのです。

病院側は次の人を探すことになるでしょうから、採用しやすい時期を選んだつもりです。1月に退職の意思を伝えて、2月に職場を離れました。できるだけ、お世話になった病棟の皆様に迷惑が掛からないようにしたつもりです。海外移住を夢見ていたことは職場の仲間は知っていたので、誰もが快く送り出してくれました。

STEP2:できるだけ近所の医院を探す

平日の昼間の数時間、自由になる時間を作っておこうと考えていたので、週に数日だけのパート勤務を探すか、医院で朝晩働くかの2つの候補が浮かびました。英語の勉強や習い事などやりたいことは他にもあったので、できるだけ仕事による時間の拘束を少なくして、効率よく働きたいと考えていたのです。

効率よく働くには、やはり自宅近くに職場を探すのが一番です。通勤時間が少ないということは大きな時間の節約になるからです。住宅街にある職場というと、やはり医院が有力でしょう。ただし、1年程度で辞めることはほぼ確実でしたから、あまり個人経営の強いところに勤めると、逆に辞めにくいのではないかとも考えました。
とにかく、足を使って下調べをして、電話をかけてみたり、インターネットのホームページを検索してみたりすることを考えました。そんなときに目にしたのが、新聞広告の折り込みの求人です。近所にある小さい病院でした。早速、連絡を取り一年間の期限付きで、運よく、採用していただくことになり、無事に転職が決まりました。

3.転職してみて感じたこと

通勤時間は徒歩5分、夕方から数時間だけ診察を補助する仕事です。通勤時間に費やす時間がほとんどないということで、こんなにも、生活にゆとりが生まれるのかと感じました。ほぼ1日を自分の時間に使うことができたので、本格的に英語学校に通うことを決めました。
お金のために1年だけ働くつもりで見つけた仕事です。だから、仕事そのものに、何か期待をするというつもりもありません。仕事内容のほとんどは採血と尿検査です。採血の腕は多少あがったかもしれませんが、他に何か学ぶことができたとは思えません。
しかし、糖尿病を専門とするその病院では、入院患者も数十人は確保できました。一人の医師が切り盛りをする医院よりは規模が大きく、総合病院に比べると規模は小さいという病院です。糖尿病が専門ということで、たくさんの糖尿病看護の認定看護師が働いていていました。看護師とし頑張っている人はどこにでもいるのだなと刺激をもらっていました。もし、短期間の勤務でなければ、そこでも多くのことが学べていたのかもしれないと思います。

4.転職してみて「良かったこと・悪かったこと」まとめ

◎良かったこと(1):通勤時間徒歩5分で時間を有効に使える

自宅近くの医院で働いていたので、通勤時間に費やす無駄な時間がほぼありません。日本では30分電車に乗るというのはよくあることです。往復、駅までの時間などを考えたら1時間以上を通勤に使っている人も少なくないでしょう。それでも座席に座ることができたら、何かができるかもしれませんが、朝のラッシュ時間では座るなんて始発でない限りありえません。そんな通勤のストレスがなくなるということだけでも、生活が少し豊かに感じられるものです。節約した時間を習い事にあてたり、趣味の時間に費やしたり、有効的に使うことができます。夕方だけの勤務でしたから、例え外出した後に電車やバスに乗っても、朝のラッシュに巻き込まれることもありません。

◎良かったこと(2):規則的勤務なので予定が入れやすい

勤務時間が規則的であるということは、一般の人では当たり前かもしれませんが、看護師では当たり前ではありません。不規則だと、趣味の時間を楽しむのも一苦労です。習い事をしたくても、毎週同じ時間に通うことができるかが未定だからです。勤務時間が決まっていると、やりたいことがある人には時間を調整しやすくなります。看護師とは意外に狭い世界だと思うので、違う環境に身を置いて、いろんな人と交流をすることは、人間としても成長できるのでおすすめです。

△悪かったこと(1):看護師としてのキャリアアップにはつながりにくい

看護師としてさまざまな経験をすることができるのは、やはり総合病院です。看護師としてのキャリアを高めたい、大きく成長したいと考えている人は、できるだけ総合病院で病棟勤務をした方が良いでしょう。しかし、どこで働いても学ぶことがゼロというわけではありません。考え方次第では仕事のやりがいが広がることもありうると思います。

△悪かったこと(2):給料が安い

規模が小さくなると、給料も安くなることは否めません。しかし、それだけ医療的に緊張する場面も少なくなるので、仕事内容に比例するともいえます。また、給料が安くても生活さえ安定していれば豊かに暮らすことはできるので、一概に悪いともいいにくいです。高い家賃を支払っているのか、パートナーの収入があるのか、両親と暮らしているのか、子供がいるのかなど、人それぞれライフスタイルが違いますし、生活レベルも違います。自分で空いた時間を利用して、お金を稼ぎたいと考えている人には、おすすめの働き方ですよ。

この記事を書いた人:マーシー
日本でナースとして働き、長年の夢であったオーストラリア移住を夫婦で果たす。
オーストラリアで3人の子供を出産し、今はライターとして、健康記事や美容記事を中心に執筆活動中。

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