看護師として判断や取り返しのつかないミスをせず、怖さなどを引きずらない方法は?

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看護師は、患者さんの命を守る職業のため、ミスは許されません。しかし同時に、完璧な人間はいないですし、ヒヤリハットを含め、医療現場では毎日さまざまなミスが起こっています。今回は、ミスを起こしやすい4つの場面、そして対処方法について考えていきたいと思います。

看護師がミスを起こしやすい4つの場面

看護師がミスを起こしやすい場面として、以下の4つの場面があげられます。

時間に追われて、焦ってしまう時

医療現場では、時間厳守とされていることがいくつかあります。特に病棟勤務の場合、検査や手術などは、遅れてしまうと他部署へも迷惑がかかってしまうため、常にその時間を気にしながら仕事をする必要があります。

また、点滴や配薬など、時間が決められている患者さんもいるため、特に看護師は時間に追われてしまう傾向にあります。「あと〇分で××をしなければいけない…!」時間に追われてしまうと、焦ってしまい、ミスも起こしやすくなります。

シフトの人数がギリギリな時

ただでさえ看護師不足が叫ばれている、現在の医療現場。所属する看護師の人数が規定ギリギリ、という現場も少なくありません。ギリギリの人数でシフトを組んでいるにもかかわらず、さらに当日体調不良等で欠席の連絡があると、さらに人数は少なくなり、日常業務を回すことも難しくなってしまいます。

そんなギリギリの状態で仕事をすれば、一人が抱える仕事量が増え、心身ともに疲労が蓄積します。普段なら起こりえないミスが起ってしまうのも当然かもしれません。

すぐに報告・連絡・相談できる環境ではない時

業務をこなす中で、看護内容に悩み、他の職員へ報告・連絡・相談したいと感じることもあります。しかし、自分が悩んだ時にすぐ報告・連絡・相談できない環境である場合が、残念ながら発生しています。

例えば、先ほどあげたように人手不足ゆえに本来ならばステーションに常駐していなければいけないリーダーや師長も処置等に入っている場合や、先輩はいるけれど、報告内容の根拠については知識不足など、指導が始まってしまい、なかなか本来したい相談等が行えない、などのケースがあげられます。こうした小さな経験が積み重なることで、少しずつ「相談せずにまずはやってしまう」という習慣がついてしまい、その結果ミスにつながってしまいます。

疲労が蓄積している時

看護師の職場の多くは、24時間のシフト勤務となっています。日勤と夜勤の不規則なサイクルでシフトをこなし、多くの業務容が重なると疲労が蓄積しています。その結果、夜勤の終盤や連勤最終日などは特により注意力が散漫になり、業務に集中できなくなるなどの支障が出てしまいます。そうなると、ミスも起こりやすくなります。

ミスを減らすために、看護師が個人でできる対策

今回ご紹介したミスを起こす場面について、すべてを看護師が個人で解決するというのは難しいのが現状です。そこで、看護師個人でもすぐに実行可能な対処方法に絞り、ご紹介します。

どうすれば自分が「焦らない」のかを考える

時間に「追われている」感覚があるということは、常に「焦っている」ということになります。焦りはミスを引き起こし、周囲に対しても「落ち着かない」「せかせかしている」とマイナスイメージを持たれやすくなってしまいます。

そこで、まずは「どうすれば自分が焦らないのか」を考えてみる必要があります。
筆者はまさに「焦りやすい」性格なので、まずは朝、その日中にこなさなければいけない業務を付箋にひとつずつ記載します。そして、日勤、夜勤それぞれタイムスケジュールを作成し、付箋を時間ごとに割り振ります。

例えば、「10時 Aさん投薬、Bさんレントゲン」といったように、「この時間にはコレをすればいい」というのを事前に明確にしておきます。そして、仮にその時間内にできないと判断した場合は、他のスタッフへ声をかけ、確実にその時間内にそれらの事項が実行されるようにします。

このように、自分が「焦らないためにはどうすれば良いのか」を考えるようにすることで、焦りによるミスを防ぐことができます。

疲労を蓄積させない方法を実行してみる

「休日が少ない」「休む時間がない」という状況の中、「体調管理ができないのは仕方ない」と考える前に、まずは自分で「どうすれば体調管理ができるか」を考えることも大切です。

筆者の場合は、夜は早く寝てしまい、代わりに朝早く起きて自分の仕事や勉強の時間に充てています。夜早く寝ることで、ある程度の睡眠時間を確保できるほか、どうしても疲れがとれない時は朝の自分の時間を削ってでも寝る時間を多くとり、疲労回復させるようにしています。休息をしっかりとることで、防げるミスもあると考えているからです。

これは夜勤時の疲労回復にも同じことがいえます。たとえ10分でも横になって休める時間があるのならば、目を閉じて横になることで、疲労を回復させることができます。

このように、疲労を蓄積させない方法、少しでも軽減させる方法を考え、実行することで、判断力や集中力の低下を防ぐことができます。

相談方法をいくつか用意しておく

忙しい看護の現場において、中にはすぐに相談できないケースもあります。そこで、相談する方法を「直接話す」以外に増やしておくことも大切です。

筆者の職場では、なかなか直接話す機会がないため、連絡ノートというのが常備されています。仕事が一段落したらそのノートへ必ず目を通し、内容を確認したらノートへチェックします。

また、直接相談したいことがあった場合は「相談したいことがあるので、お時間がある時に声をかけてください!」と先に相談相手へ伝えておき、相手から声をかけてもらった時に相談するようにしています。看護師の場合、なかなか時間がなくて相談できないことも多いかと思いますが、自分から「相談したいんです!」とアピールすることも、ミスを防ぐ方法だと考えます。

まずは自分で、ミスを防ぐ方法を考えてみよう

ミスを起こしてしまうことに対し、「職場が忙しすぎるから」「環境が良くない」と、周囲のせいにしてしまうのは、良くありません。まずは自分で、今の環境の中でミスを防ぐ方法を考え、実行すること。それが結果として自分自身の看護師としての成長につながります。まずは「どうしたらよいか」を考え、ぜひ行動を起こしてみてください。

この記事を書いた人
山村真子
看護師として働きながら、ライターの仕事もしている、アラフォーママナース。
看護系以外にも、育児や病気、介護など幅広い分野の執筆を行っています。
時短勤務中だが、毎日定時に帰れるはずもなく、保育園の送迎はいつもギリギリなのが最近の悩み。

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