
転職活動を始めた看護師の中には、「履歴書に書く志望動機がうまくまとまらない」「志望動機が思い浮かばないから例文を知りたい」と、困っている方もいるでしょう。
履歴書の志望動機は、採用担当者が重視している項目の1つです。
限られたスペースで「看護師としてのこれまでの経験や強み」と「志望先への熱意」を伝える必要があります。
今回は、看護師が履歴書に志望動機を書くときのコツや例文などをご紹介します。
履歴書に記載する志望動機は、志望先で働きたい理由や熱意を伝えるものです。
コツを押さえると、より魅力的な内容に仕上がります。
看護師としての志望動機がうまく書けないときは、これからご紹介する7つのコツを意識してみましょう。
志望動機は、以下の構成を基本にして書くと分かりやすくなります。
経験が浅い方の場合は、1を「看護師になったきっかけ」として、書き始めるとよいでしょう。
また、4は「志望先でどのような看護をしたいか」に置き換えることもできます。
これから紹介する例文は、あくまでも「たとえ」です。
例文を変えずにそのまま使用すると、志望動機の内容は自分の気持ちではなく、その例文を考えた人のものになります。
また、丸写しするとほかの応募者と内容が被ってしまい、志望先にバレてしまう可能性があります。
どうしても文章が浮かばないときは、例文をベースにして自分なりにアレンジを加えるようにしましょう。
志望先の情報は十分に集め、どのような人物を求めているのかを理解することが大切です。
志望先が求めている人物像が分かれば、志望動機をまとめやすくなります。
また、綿密な情報収集は、志望先に熱意を示しやすくなるポイントの1つです。
もし見学会などに参加した場合は、実際に参加して得た情報や感想、思いを志望動機に含めるとよいでしょう。
志望動機には、自分の経験や知識にまつわるエピソードを入れることがポイントです。
ほかの人の志望動機と差別化でき、仕事に対する熱意も伝わりやすくなります。
エピソードの内容によっては、志望動機の説得力が増します。
ただし、差別化できるようなエピソードがない場合でも、嘘をつくことは避けましょう。
面接時などに詳しく聞かれた際、上手く答えられないなど不信感につながるおそれがあるためです。
面接で聞かれたときには、履歴書と同じ内容をスムーズに説明できるよう練習しておきましょう。
実際の志望動機は、「前の職場の人間関係から離れたかった」「学べる内容に限界を感じた」など、伝えにくい理由のケースもあるでしょう。
マイナスな理由ばかりだと、仕事に対してネガティブに取り組む人物だというイメージを持たれる可能性があります。
マイナスな理由はポジティブな言い換えにすると、仕事に対して前向きな思考の持ち主として認識してもらえるでしょう。
たとえば「学べる内容に限界を感じた」というネガティブな理由は、「スキルアップを目指し新しいことを学びたい」などと言い換えられます。
履歴書の志望動機欄は、スペースが限られています。
多く書きすぎると字が小さくなって読みにくいので、基本的に200~300字程度にまとめることがポイントです。
文の長さは最大80字程度にすると、読みやすいでしょう。
もし履歴書へ直接書くのが不安な方は、一度スマートフォンやメモ帳などに下書きするとまとめやすくなります。
誤字脱字の確認は初歩的なことではありますが、つい忘れがちなものです。
誤字脱字が多いと、注意散漫だったり社会人としての責任感が欠けていたりすると判断され、面接時の印象にも影響を与えるおそれがあります。
目視だけではなく、無料チェックツールの活用や家族、友人にチェックしてもらうなど工夫してみましょう。
志望動機を考える際は、なぜその志望先がよいのか、メインとなる転職理由を自分で把握しておく必要があります。
たとえば、メインの理由が「専門性を高めたい」なのか、「未経験の領域に挑戦したい」なのかでは、志望動機の内容も変わってくるでしょう。
この章では、例文とともに、志望先や転職理由別の志望動機の書き方を解説します。
働きたい施設の種類が決まっており、そのなかから志望先を決める場合には、なぜその施設がよいのか、数ある施設のなかでなぜ志望先を選んだのかをはっきり伝えることがポイントです。
どこの施設でも通用する内容ではなく、志望先だからこその理由があると志望動機の軸がしっかりするでしょう。
大学病院は大学が運営しており、医療だけでなく教育や研究の場としても充実しているという特徴があります。
傾向としては新卒採用が多く、中途採用で入るには「学びたい」という意欲だけでなく、即戦力となるアピールが必要です。
そのため、志望先の大学病院で学べること、取り扱っている専門分野と自身の経験なども含めたかたちで、志望動機をまとめるとよいでしょう。
志望するにあたって、志望先の研修制度や最先端技術の内容なども理解しておく必要があります。
【例文】
「私はこれまで、循環器の専門病院で5年間働いてきました。
勤務期間には「循環器専門ナース」の認定資格も取得しております。
働いていくなかでよりレベルの高い知識やスキルを学び、より親身に患者様をサポートできる看護師になりたいと感じるようになりました。
貴院では循環器内科の最先端医療を取り扱っており、研修プログラムも充実しています。
私自身の今までの経験を活かしながら、慢性心不全看護認定看護師を目指してハイレベルな医療を学べる環境に身を置きたいと思い、貴院を志望いたしました。」
地域医療支援病院では、入院・外来・救急などの医療体制が整っており、地域医療の中核を担う役割があります。
厚生労働省によると、地域医療支援病院の主な機能は以下の通りです。
クリニックなどのかかりつけ医が初期治療の場所とすると、地域医療支援病院はかかりつけ医では対応が難しい専門的な検査や治療を担当します。
ほかにも、地域医療従事者への研修や機器の共有も重要な役割の1つです。
そのため、高度な医療の提供や研究、研修を行う大学病院との違いを踏まえたうえで志望動機を考えることが大切です。
地元の病院を志望する場合は、それも志望動機の1つになるでしょう。
【例文】
「私はこれまで、大学病院の糖尿病内科で4年間勤務しておりました。
大学病院では日本糖尿病療養指導士の資格を取得し、糖尿病の患者様の専門的なケアや指導なども行っております。
こうした知識と経験を活かし、地元の地域医療に貢献したいと思い、私の地元の中核病院である貴院を志望いたしました。
貴院には私の祖母が糖尿病になった際にお世話になっており、私が医療の道を志したきっかけでもあります。
将来的には認定看護師の資格取得を目指しており、貴院での看護を通して地域医療をサポートしていきたいと考えております。」
高度な医療設備を有している急性期病院では、重症度が高い患者さんや緊急性の高い場面が多く、判断力や幅広い知識が必要です。
専門的な知識を働きながら習得できるため、スキルアップ目的で志望する方もいるでしょう。
スキルアップが目的の場合、具体的に「自分の目標は何か、自身のどのようなスキルを活かしたいのか、この先どのようなスキルを身につけたいのか」などをまとめることがポイントです。
【例文】
「私は、慢性期病棟の呼吸器内科で5年間の勤務経験があります。
呼吸器内科では、肺がんの方の抗がん剤治療における副作用のケアを始め、呼吸器系を中心とする慢性期の看護技術を身につけてまいりました。
しかし、患者様から手術後経過について話を聞くなかで、急性期における看護ケアや支援にも興味を持つようになりました。
今後は、急性期・慢性期のどちらでも通用する看護師になりたいと考えております。
呼吸器外科を有する貴院では、部門を越えた協力体制が整っております。
呼吸器内科で培った経験と知識も活かしつつ、急性期医療のスキルを習得し、認定看護師を目指したいと考え志望いたしました。」
回復期リハビリテーション病院は、自宅や医療介護施設に帰る前に、少しでも元の生活に戻れるようにリハビリテーションを専門に行う病院です。
急性期病院などから直接転院するケースが多く、退院後の生活を見越したケアやサポートが求められます。
自分のどのような経験やスキルが回復期リハビリテーション病院に貢献できるかなども志望動機に含めることが大切です。
なぜ回復期の患者さんの看護をしたいと思ったのか、リハビリテーション病院で何をしたいのかなどを明確にするとよいでしょう。
【例文】
「私は3年間、急性期病院の脳神経外科で勤務してまいりました。
さまざまな症状の患者様を看護する中で、緊急時に素早く判断し行動する力を身につけました。
一方で、急性期病院では1人の患者様と関わる時間が短く、じっくりと向き合いたい私の看護師像とのギャップに悩んでおりました。
その際、以前私の祖父が貴院で辛いリハビリを乗り越えたと話していたことを思い出し、貴院を志望いたしました。
以前の職場で培った判断力や体力を活かし、一人ひとりの患者様にしっかり向き合った看護を提供したいと考えております。」
慢性期・療養型病院は、患者さんの入院期間が長い点が特徴の施設です。
症状悪化の予防や体力の維持・向上を主な目的としています。
急性期から慢性期への転職を希望する場合、「じっくり患者さんと向き合いたい」といった理由で希望するケースも多いでしょう。
ほかの志望者と差別化を図るには、経験を交えつつ慢性期の患者さんの特徴を踏まえた志望動機が必要です。
【例文】
「私は今まで、大学病院の消化器外科で6年間勤務していた経験があります。
患者様の入院から手術前後、退院支援までさまざまな知識やスキルを身につけてまいりました。
患者様のなかには回復が思わしくなく、慢性期病棟で治療を続ける方や療養型病院に転院する方もおり、1人の患者様と関わる時間が短いと感じるようになりました。
今後は、1人ひとりの患者様に寄り添い、長期的な視点で個別性の高い看護を提供したいと考えております。
貴院では、がんの治療や緩和ケアの設備やチームでの協力体制が整っていることに魅力を感じ、志望いたしました。
急性期病棟での支援経験も活かしながら、患者様の症状に合わせたケアを提供していきたいと考えております。」
看護師のなかには病院勤務以外にも、高齢者施設や介護施設での勤務を希望する方もいるでしょう。
この場合は、なぜ病院ではなく介護施設を志望したのかをはっきりさせると、志望動機に説得力が生まれます。
介護施設にはさまざまな種類があるため、志望する施設の特徴や理念、働き方などを理解し、看護師としてどのように貢献できるのかをまとめましょう。
もし今まで高齢者と接した経験があれば、伝えておくとアピールポイントとなります。
【例文】
「私は、以前緩和ケア病棟で5年間勤務しておりました。
緩和ケア病棟ではターミナルケアの大切さを学んだのですが、より高齢者に寄り添いながら最期まで支援できる仕事に就きたいと考えておりました。
貴施設ではまるで家のような空間で最期のときを過ごすことを大切にされており、私の理想と合致していると感じ志望いたしました。」
訪問看護の仕事内容は、利用者さんの健康管理や医療処置はもちろん、ターミナルケアや家族への支援など多岐にわたります。
一人で利用者さんの家を訪問するケースも多く、多彩な知識やスキル、判断力などが求められます。
自身のどのような経験やスキルが仕事に活かせ、どうして病院やクリニックではなく訪問看護を志望したのかを明確にできると、働きたい熱意を伝えやすくなるでしょう。
【例文】
「私は慢性期病棟で4年間の勤務経験があります。
病棟で患者様の緩和ケアや生活支援を経験してきた結果、『退院してからも、患者様が自宅で安心して療養生活を送れるように訪問看護でサポートしたい』と考えるようになりました。
貴施設では、地域や他職種と連携しながら患者様が住み慣れた環境で生活を送れるような支援体制が整っていると感じたため、志望いたしました。」
美容クリニックでは、通常の病院やクリニックとは異なり、美容に関する悩みを抱えた方が多く訪れる施設です。
「美容医療に興味があるから」だけではなく、美容医療に携わり何のスキルを習得したいのか、どのような目標を持って仕事をしたいのかなどをはっきりさせることがポイントです。
また、美容クリニックは美容皮膚科や美容外科など、クリニックによって対応している施術内容が異なります。
「そのクリニックだからこその施術を学びたい」といった理由もあると、志望動機がより具体的になるでしょう。
【例文】
「4年間の外科病棟勤務経験で大切にしていたことは、『患者様のどんな些細な変化も見逃さず、寄り添うこと』です。
外科手術による身体の変化で、自信を無くしてしまったり今後の生活に不安を抱えたりしてしまう患者様の精神的ケアやサポートをすることもありました。
このような経験から、患者様のコンプレックスや悩みに真摯に向き合い、笑顔で過ごしていただけるよう支援したいと考え、美容クリニックへの転職を決意いたしました。
貴院では一般的な美容外科の施術はもちろん、手術の縫合痕や事故での傷跡などの修正手術を豊富に取り扱っており、私の外科病棟での知識と経験も活かせると考え、志望いたしました。」
クリニックは、地域のかかりつけ医としての役割がある医療機関です。
また、入院設備がなく夜勤がないことから、ワークライフバランスを意識している方に人気の職場の1つといえます。
その地域に複数あるクリニックから、なぜそこを選んだのかが重要です。
「自分の強みやスキルを活かせる」「住民からの高い評価が多く魅力を感じた」など、そのクリニックならではの志望動機を見つけましょう。
【例文】
「私はこれまで、大学病院の一般内科と耳鼻咽喉科の外科で合計7年間勤め、さまざまな患者様と接してきました。
大学病院で得た知識と経験を地元の地域医療に還元したいと考え、貴院を志望いたしました。
貴院では、患者様の症状だけでなく気持ちにも親身に寄り添うことを大切にされており、『地域に密着した環境で働いていきたい』という私の考え方とも合致します。
耳鼻咽喉科である貴院では、大学病院で培った看護経験や知識を活かせると考えております。」
ここでは、診療科目別の志望動機の例文を紹介します。
内科と一口にいっても、循環器内科や消化器内科、総合内科など多岐にわたります。
内科では、長期間通う患者さんも多いため信頼関係を築けるコミュニケーション能力が必要です。
このような特性を理解して自身の看護師としての経験を混ぜつつ、内科と志望先で働きたい理由をまとめましょう。
【例文】
「私は、これまで大学病院の消化器内科で3年間勤務しておりました。
多くの患者様と接するなかで、より一人ひとりと長く向き合える看護がしたいと考えるようになりました。
そして、点滴やカテーテルの管理、内視鏡検査の補助などの経験を活かせると考え、内科クリニックである貴院への転職を決意した次第です。
貴院は地域で20年以上診療されている歴史があります。
私も長く地域の人々に愛される看護師になれるよう、患者さまに寄り添い信頼関係を築いていきたいと考えております。」
外科では、手術を受ける方や救急搬送されてきた方を担当する機会が多い診療科です。
周術期・急性期から回復期までを担当するケースも多く、急性期の看護の専門性を高めたい場合や、先端医療に携わりたいといった理由が志望動機としてあげられます。
また、外科は一般外科と専門外科に分かれていたり、手術室看護師を募集していたりするところもあるので、どこで働きたいのかも重要です。
しっかりと志望動機に含めておきましょう。
【例文】
「私は、整形外科病棟で5年間勤務し、術後の生活支援や手術前後の看護ケアやサポートをしてまいりました。
患者様のなかにはご家族とともに不安のなか病院へ訪れ、手術を受けられる方もいます。
こうした不安に寄り添うために、より専門的な手術の看護知識を習得したいと思い、手術室看護師の教育体制が整っている貴院を志望いたしました。
整形外科病棟で培った患者様とのコミュニケーション能力は、手術室でのチームワークにも活かせると考えております。」
小児科を希望する際は、具体的な理由や経験を加えてほかの志望者と差別化することがポイントです。
「子どもが好き」だけでは理由にならないため、「子どもとその家族に寄り添った看護をしたい」「地域の子どものケアをして見守りたい」など理由を深掘りして書きましょう。
【例文】
「私は5年間、大学病院の小児科病棟での勤務経験があります。
入院中の子どもたちと接するなかで、『家に帰りたい』『友達が恋しい』という患者様も多く目にしてきました。
そこで、子どもたちが入院する前の地域医療の段階で支えになれたらと思い、地域の子どもたちをケアできる小児科への転職を決意しました。
地域密着型の小児科クリニックである貴院では、地域の子どもたちに寄り添いその家族をサポートする環境が整っています。
私の小児科勤務経験も活かしながら働けると考え、貴院を志望いたしました。」
ICU(集中治療室)での勤務は、重篤な状態の患者さんの健康状況をあらゆる視点で得た情報から見極める必要があり、素早い判断力と行動力が求められます。
もし未経験からICUを志望する場合は、どのような経験やスキルがICU勤務で活かせるのかを志望動機としてまとめましょう。
【例文】
「私は、循環器内科の病棟で6年間勤務してきました。
ある日、担当していた患者様の容体が急変し、ICUでの処置を受け回復をしたという経験があります。
そのときは『助かってよかった』と安心するとともに、私自身がこのような患者様の容体の急変に応じた対応ができるようになりたいと感じました。
貴院はICUで働くうえでの教育システムも確立されており、専門知識とスキルが学べる環境が整っていると感じたため志望いたしました。」
ここでは、転職理由別の志望動機の例文を紹介します。
転職理由を基に志望動機を作るときは、「同じ理由で志望先をやめる可能性がある」と思われないような書き方を意識しましょう。
ネガティブな理由であってもできるだけポジティブな言い回しに変え、志望先のこととも絡めて志望動機を書きましょう。
結婚や子育て、あるいは家族の転勤などライフステージの変化を理由に、転職を希望する方も多いでしょう。
ライフステージの変化で転職するときは、理由を明確にしたうえで、環境が変わっても働きたいという意欲を志望動機に含むことが大切です。
たとえば、子どもが保育園に入るから仕事を再開したいとの希望であれば、志望先に子育ての支援制度があったり子育て中の看護師が多かったりすることも、志望動機となります。
また、家族の協力体制がある点などもアピール要素になるでしょう。
ブランクがあるときは、そのブランクを埋めるために何をしているかを入れ込むと説得力が増します。
【例文】
「私は今まで7年間大学病院の呼吸器内科で勤めており、結婚と出産を機に一度退職いたしました。
子どもの保育園入園が決まったことで、ふたたび看護師として働きたいと考えるようになりました。
貴院では短時間勤務や柔軟なシフト対応といった職員の子育て支援制度が充実しています。
また、研修会を始めとする『学びの場』も多くあり、過去に培った看護能力を活かしつつ、専門スキルを高められると感じ、志望いたしました。
家の近くには両親が住んでおり、子どもの体調不良時などでも協力体制が得られるため、仕事に影響はありません。」
看護師としてのスキルアップ、キャリアアップ目的で転職するときは、なぜスキルアップを目指しているのか、どのように知識や技術を高めていくのかなどを志望動機に記載します。
具体的に目指す看護師像や取得したい資格名のほか、志望先で目標がどう叶えられると思うか、目標を達成するために何をするのかといった内容もあるとよいでしょう。
【例文】
「私は、新卒で入職した総合病院の循環器内科で3年間勤務してまいりました。
心不全や不整脈などの患者様と接するなかで、より心疾患に関する専門性の高い技術を学び、個別性の高い対応ができるようになりたいと考えております。
貴院は心疾患の患者様に対する多くの手術数を誇り、ロボット手術などの最先端医療での設備体制が整っている点に強く惹かれました。
このような環境に身を置き、私自身もスペシャリストとして看護を提供できるようになりたいと思い、志望いたしました。
将来的には、心不全看護認定看護師の資格を取得したいと考えております。」
志望動機が浮かばないときは、自己分析をしっかりしましょう。
自己分析が足りないと、具体的な志望動機が浮かびにくくなります。
自己分析をするときは、まず今までの経歴を振り返ることがポイントです。
なぜ看護師を志したのか、将来どのような看護師になりたいのかというキャリアプランもしっかり考えましょう。
自己分析は書き出すと整理しやすくなるのでおすすめです。
その後、志望先の特性や理念から、志望先のどこに共感し応募しようと思ったのかを考えます。
自身の考え方や経歴をまとめ、志望先の魅力と感じたポイントが把握できれば、その内容を志望動機としてまとめるのがよいでしょう。
履歴書の種類によっては、志望動機と自己PRや趣味を記載する欄が1つにまとまっていることがあります。
もし記載する部分が1つしかなければ、志望動機に自分の経験や強みなどを混ぜて書きましょう。
たとえば、循環器内科で5年間の勤務経験があり、循環器内科に特化した病院への転職を志望しているとします。
この場合、自己PRは長期間同じ診療科で働いて専門的な知識やスキルがあること、志望動機はさらなるスキルアップを目指したい、となるでしょう。
看護師が履歴書の志望動機を書くときは「自分がなぜ志望先を選んだのか」が大切です。
働きたい施設や診療科、または転職したい理由などによって、同じ病院でも人によって志望動機は変わるでしょう。
なお、今回紹介した例文はあくまでも参考です。
例文のままで書いても本心や熱意が伝わりにくくなります。
志望動機は内容にオリジナリティを混ぜ、前向きな内容にすることがポイントです。
今回ご紹介したコツも踏まえて、自分らしい志望動機を作成してみましょう。
ナース専科 転職は「ナース専科」の会社が運営する、看護師さん専門の転職支援サービスです。
ナース専科の歴史は、1980年に創刊した就職情報誌、看護専門誌から始まりました。現在まで約40年、就職・転職支援・看護知識の発信など3つのサービスを展開しています。 今までも、これからも、看護師の皆さんのどんな悩みにも応える存在でありたい。 ナース専科はそう考えています。
取り扱い求人は日本全国にわたり、掲載求人は20万件以上で業界最多を誇ります。 キャリアパートナーは地域担当制かつチーム制。地域に根差したリアルな情報を常に共有することで、幅広い視点で求人を提案することが可能です。 また、臨床経験のある看護師も在籍しているため、同じ看護師だからこそわかるリアルな視点もお伝えします。
2005年のサービス開始以降、累計利用者数は100万人。選ばれる理由は「キャリアパートナーの専門性の高さ」にあります。 キャリアパートナーは社会保険や各種手当などの労務知識はもちろん、看護業務などを理解するため、70時間を超える研修プログラムを履修。 豊富な知識から、ひとりひとりが持っているスキルや経験を活かして理想の働き方を実現できる職場をマッチングします。