
「看護師として転職したいけれど職歴が複雑で履歴書の書き方に悩んでいる」
「履歴書の職歴と職務経歴書の違いがわからない」
看護師として履歴書を作成するとき、こういった悩みを抱えている方もいるでしょう。
職歴を記載する際は、必要な内容をおさえて志望先にわかりやすく伝えることが重要です。
今回は、看護師が履歴書に職歴を書く際の7つのポイントや、履歴書の職歴欄と職務経歴書の違いなどをご紹介します。
履歴書に書く職歴は、間違いがないよう記載することが重要です。職歴を書くにあたって意識しておきたいポイントは、以下の7つです。
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年は、西暦と和暦のどちらを使用しても問題ありませんが、採用担当者が時系列を把握しやすくわかりやすいため履歴書全体で統一することがマナーです。
職歴は複数行にわたって書くので、途中から間違えて西暦と和暦を混ぜないように注意しましょう。
数字は漢数字ではなく、算用数字が一般的です。和暦を使用する際は、「H25」「R3」などと省略せず、必ず「平成」「令和」と正式名称を使いましょう。
西暦の場合も、「'25」と省略せず「2025年」と記載します。
また和暦の場合、元号の最初の年は「元年」ですので「1年」と書かないよう注意が必要です。
病院名は、通称ではなく正式名称を記載します。法人名も省略せずに記載してください。
正式名称が長くなる場合は、2行に分けてもよいでしょう。
職歴を記載するときは、循環器内科や整形外科など、所属していた部署名も記載します。
複数の科がある病院に所属していた場合は、混合病棟である旨を書けば問題ありません。
たとえば、循環器内科と外科なら「循環器内科・外科混合病棟」と記載しましょう。
また、病院名や法人名を記載する際にあわせて注意が必要な点としては、入職と退職を1行にまとめて書かないことが挙げられます。
入職と退職は2行に分けて記載し、退職の行の法人や事業所名は「”」で省略しないようにしましょう。
複数転職をしていても、履歴書に退職理由を詳細に記載する必要はありません。
自己都合による退職のときは「一身上の都合により退職」としましょう。
ただし、面接で退職理由を聞かれるケースがあるので、そのときには理由を述べられるよう事前に準備しておくと安心です。
また、病院が倒産したり会社側の事情で退職を求められたりといった病院側の都合で辞めざるを得なくなった場合もあるでしょう。
こうした場合は、一身上の都合ではなく「会社都合により退職」と記載します。
もし面接を受ける時点でまだ働いているのであれば、職歴の最後に「現在に至る」か「在職中」と記載します。
退職することがすでに決まっているときは、職歴欄の最後か本人希望記入欄に退職予定日を書くと親切です。
【記載例】
・医療法人〇〇 △△病院 外科病棟 入職
現在に至る(2024年3月20日退職予定)
・医療法人〇〇 △△病院 外科病棟 在職中
本人希望記入欄:2024年3月20日に退職予定。4月1日から勤務可能です。 など
履歴書の職歴欄のスペースや様式などに合わせるとよいでしょう。
職歴欄には、在籍期間にかかわらずこれまでのすべての職歴を記載します。
3ヶ月や半年などの短期間勤務も記載が必要です。職歴を省略すると、場合によっては経歴詐称と捉えられ、入職後にトラブルになる可能性もあります。
また、看護師以外の職歴がある場合も忘れずに記載しましょう。
一見看護師とは関係のない経歴でも、看護の現場で経験が活かせるケースもあるためです。
たとえば、営業職の経験があるなら「株式会社□□入社(営業職として)」と文末に加えるとよいでしょう。
正規雇用だけでなく、非常勤や派遣で勤務していた期間も忘れないようにしましょう。
正規雇用以外を記載するときは、正規雇用期間と区別ができるように勤めた職歴の文末に「非常勤」などと明記します。
【記載例】
医療法人〇〇 △△病院 外科病棟 入職(非常勤)
また、派遣により勤務した場合は、派遣元の会社と派遣先の病院名の両方を書きましょう。
【記載例】
・2023年3月:株式会社□□に派遣登録
・2023年4月:医療法人〇〇 △△病院 外科病棟に派遣社員として入職
同じ病院内で、部署を異動した場合も内容を記載します。
異動の内容により、自分の経験やスキルをアピールできるためです。
志望先も「この科を経験しているならこの業務、対応が可能だろう」と判断しやすくなります。
【記載例】
・2020年3月:医療法人〇〇 △△病院 外科病棟 入職
・2024年4月:消化器内科病棟へ異動
また、同じ法人で別の病院へ異動したときは、以下のようにわかりやすく書きましょう。
【記載例】
・2020年3月:医療法人〇〇 △△病院 外科病棟 入職
・2024年4月:医療法人〇〇 ××大学病院 消化器内科病棟へ異動
退職してからブランクがあるときも、前の職場の経歴を書くなどしてごまかさないようにしましょう。
なお、働いていない期間として職歴に空白を作る必要はありません。
入職と退職の年月を正確に書いていれば相手に伝わります。
休職期間があり、その後退職してすぐ再就職した場合、入職後に源泉徴収票などで休職期間があるか聞かれる可能性があります。
職歴に記載する必要は基本的にありませんが、不安な場合は本人希望記入欄などに記載しておくのもよいでしょう。
また、休職をした理由が病気やけがによるもので完治していないときは、業務に関わる可能性があるので、本人希望記入欄などに記載しておくほうが無難です。
異動や転職が多いと、職歴欄をすべて使っても書ききれないケースがあります。
履歴書は、資格欄が充実していたりシンプルにまとまっていたりなどさまざまな様式があります。
購入する際に、数種類を比べて書きたい内容量に合った履歴書を購入しましょう。
それでも書ききれないときは、職務経歴書の活用がおすすめです。
職歴欄の最後に「詳細は別紙をご参照ください」などと書いておくと、職務経歴書に詳細な内容があることが伝わります。
履歴書の職歴と職務経歴書で分けて書く場合、履歴書の職歴には直近の職歴や、応募したところと関係する職歴を優先して記載するとよいでしょう。
履歴書の職歴と職務経歴書の違いを一言で表すと、履歴書の職歴は「自己紹介」、職務経歴書は「自己アピール」です。
履歴書の職歴と職務経歴書では、次のような違いがあります。
履歴書の職歴では職務経歴書ほど詳細に書かず、シンプルな内容を意識して記載しましょう。
職務経歴書の書き方と内容を分けることで、わかりやすく志望先に職歴を伝えられます。
職務経歴書のおもな記載項目例は、以下の通りです。
職歴の概要では「外科、消化器内科で6年間働いてきました」のように今までの職歴の統括を2~3行程度でまとめます。
勤務地や期間だけでなく、働いた病院の規模や「気管内吸引」「ルート管理」といった仕事内容も細かく記載しましょう。
職務経歴書は販売されているものもありますが、看護師のように内容が複雑になったり職歴が多かったりするときは、自分で作成することもおすすめです。
職務経歴書を自作するときは、上記の項目も参考にしてわかりやすくまとめましょう。
職務経歴書の書き方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:職務経歴書の書き方
志望先に転職回数が多いと捉えられるかは、年齢によって異なる可能性があります。
日本看護協会が2021年に実施した「2021年 看護職員実態調査」によると、看護師がこれまでに所属した職場数の平均は全体で3ヶ所です。
しかし、年齢別の平均を見てみると、以下のようになります。
結果を基にすると、年齢が上になるほど所属経験のある職場数は増える傾向があるといえます。
転職回数にかかわらず、転職理由が職場への不満のみの場合はよい印象は与えにくいかもしれません。
しかし、ライフステージの変化や職場都合による退職など、退職理由が明確であれば転職回数が多くても大きな問題はないでしょう。
なお、ブランク期間と同様に、転職理由も嘘はつかないことが重要です。
転職理由が嘘だと判明したときに、信頼を失う可能性があります。
転職理由でマイナスイメージを持たれることにリスクを感じるときは、嘘をつくのではなく「自分が転職により何を成し遂げたいか」に着目して理由を考えてみましょう。
履歴書に職歴を書く際は、正しい情報を記載することが大切です。
転職回数が多かったりブランク期間があったりしても、ごまかさずに書いて説明ができれば問題ありません。
むしろ、よく見せようとしてごまかしたほうが志望先からの信頼を失ってしまうおそれも。
また、履歴書に職歴を書ききれないときは、職務経歴書も作成しておきます。
履歴書と職務経歴書の違いを理解し、職歴を書き分けられれば、志望先にも自身の経歴がわかりやすく伝えられるでしょう。
履歴書を提出するときは、ミスや誤字脱字がないかをよくチェックします。
理想の職場に転職するためにも、今回ご紹介したポイントをぜひ参考にしてくださいね。
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