「ギャーッ!!」実録!看護師が経験した怖~いお話!あなたは何が怖いですか???

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看護師という職業柄、「心霊現象に遭遇しそう!」と思われがちですよね?私も、幼き頃は看護師に憧れを抱いていましたが、、、怖いテレビ番組を見て、夜の病院での心霊現象の多さに驚き!おびえ!幼心には衝撃でした。看護師っていろんな意味で大変だと。
そこで実際のところ、看護師さんは「心霊体験」を経験しているのか?どんな経験をしているのか?気になります!!!

病院で非現実的なコワ~イ体験したことある?

出典: 病院で非現実的なコワ~イ体験したことある?:結果 | 投票・アンケート | ナース専科

なんとおよそ3割以上の方が「ある」と回答!皆さんどんな体験をされたのか、、、些細なことから、大きなことまで様々な体験をされていました。
その体験談をよんでいくと、実は看護師さんが「怖い」と思っているものは「心霊体験」だけではなかったんです!!!
数々のエピソードから見えてきた「怖い」ものとは???看護師が実際におびえている「怖い」ものをまとめてみました!
いくつもの「怖い」思いをしている看護師さん。その大変さに涙が、、、

1.「幽霊」が怖~い

誰もいない部屋からのナースコール、勝手に電気がつく部屋、響き渡る足音、、、夜勤中のあるあるな怪奇現象。変だな~怖いな~おかしいな~
この手のものは、やはり経験されている方は多いようです。ここでは、思わず息をのんでしまう、身の毛もよだつ怖~い体験をされたお話を3つご紹介します。

自分が体験するのも怖いけど、患者さんからの訴えの方がもっと恐怖。
以前、勤務していた医院での話。角部屋個室を夜勤朝に訪室すると、女性の患者さんと付き添いの娘さんから「夜中、よっぽどコールを押そうかと思った…だけど、アナタが怖がるかと思って。非常階段から、誰か上がってきて、この部屋をじっと覗いてた。私も母も恐ろしくて…。しばらくしたら、また非常階段を下りて行った」
非常階段に通じるドアは施錠されており、確認しても施錠はされていた。その旨は、患者さん親子には伝えてうやむやにしたけど。
実は、ちょっと前に、その階段から飛び降りがあり転送先の病院で死亡。それは、もちろん伝える事は出来なかった。

私の友達が勤務してた病院の話なのですが、ある病室のあるベッドに入ったら必ず急変する、という話があったそうです。(よく病院の怪談でありますよね)
その急変というのも原疾患が悪化するとかいうのではなく、まさか急変の原因になるとは思えないような、合併症などが悪化するそうです。その病棟は、一応内科ではあるのですが、ベッド数の関係で、「これは内科ではないだろう」、という患者さんも入ってきていたようで、ある時そのベッドに、その病棟に勤めている看護師の旦那さんがスキーだか交通事故だかの軽い骨折で入ってきたそうです。(すいません、ここ曖昧です)その病室は4人部屋だったそうですが、これもベッド数の関係で、他の患者様は高齢の女性だったそうです。
ある日、その旦那さんが寝ていたところ足元に違和感を感じて目を覚ますと、コルクのようにひからびた感触の手に足首をつかまれ、「私の足~~」と、地の底から響くような声が聞こえてきたそうです。それはどうやら女性だと思われるのですが、目玉がなく眼窩が黒く落ち窪んでいて、髪をばさばさに振り乱して、まさに「The 幽霊」だったそうです
旦那さんは無我夢中でギプスで固定された足をバタバタと動かし、「あっちに行け!あっちに行け!」と声にならない声で叫んだそうです。すると、その足首をつかんでいたモノはス~ッとその真正面にあるベッドに吸い込まれるように消えて行ったそうです。旦那さんはそのまま気絶するうように眠ってしまい、次の日、その足首を掴んでいたモノが吸い込まれるように消えて行ったベッドにいたおばあさんが急変したそうです。
そのおばあさんは肺炎で入院していたそうですが、急変の原因は合併症の糖尿病による下肢の壊死。その時になるまで、そんな状態になるような病状ではなかったそうですが、結局、そのおばあさんは下肢を切断せざるを得なかったそうです。その旦那さんは、妻である看護師さんに話し、とにかく部屋を変えて欲しいと頼み込んで、部屋を変えてもらったそうです。

病院勤務をしていたある日、日勤中に、1人の おばあちゃんが亡くなったので 安置室で お線香をあげて帰宅…その夜、午前2時頃、息苦しさで目が覚めるとなんと 枕元に 昼間亡くなった方が立って ワタシを見下ろしていた、そして無言で;手招きしてる…
私は『ダメ!』と一言、そうしたら、今度は、隣りで寝ている幼い娘を指さすので『こんな小さい子を連れて行ってどうする?アナタ1人で行きなさい』と きつく言った、そうしたら やや困った顔をしたが 一度深いお辞儀をして フゥーと消えた朝まで怖くて眠れなかった…
その日の日勤で、スタッフルームで話したら みんな 顔色変わって泣きそうになったのですョ

出典:病院の怖い話・不思議な話教えて!ナース専科

あぁぁぁ。ほんとに背筋が凍っちゃいますよね。こんな経験されていても、現場で働いている看護師さん、ほんと凄いです。

2.「電話」が怖~い

実は、幽霊だけではなく、なんと電話が怖いというアンケートがありました!半数以上の看護師さんが怖いという結果に。

看護師あるある「電話が怖い」

いう事を必ず見つけて必ず電話してくる先輩がいました。休日なのにビクビクして…開口1番から嫌味な言葉を発し、嫌がらせは私にだけでしたが…小さな病棟勤務時代…辞めたくて仕方なかった

職場関係からなら もうビクビクですね。大抵あまり良い知らせではないので!

何かやらかしたかな?と焦ります…

いったい何だとびびります

師長からの着信履歴にビビりました。大した用事でなければ会った時に言ってほしいですね。

病院勤務の時は職場からの電話が怖かったですね~。今は派遣で仕事をしているので職場からの電話の恐怖は無くなりましたが子供達が学校へ行った後や放課後の時間帯の電話が恐怖です…。

休みで出かけてるときに着信があると、その後ずっと動悸がして全然楽しめないので、急がない用事は出勤したときに言って欲しい。

なるなるーー!ほんとにビックリするからやめてほしい。

出典:看護師あるある「電話が怖い」ナース専科

「恐怖の電話」体験。これはわかります!社会人になると、休日の会社からの電話は出たくないですよ。いい話ではないことが多いですし、、、
急用でない限りは、電話してこないで~!と本気で思います。休みのときぐらいは、仕事のこと忘れて精神ともに休みたいもんです。

3.「先輩」が怖~い

「やっぱり出た!」と思われた方。先輩っていう存在はどうしてこう怖いものなのか。先輩が怖くて仕事がまともにできない!ってあるあるですよね。
しかも、ほとんどの方の職場には「怖い先輩あり」という結果に!これは怖い!

「怖い先輩」

いない職場を聞いてみたい

むしろパワハラ

裏の顔はみんな怖い

今の病棟は1人もいない。前の病院はそんな人ばかりだったのでメンタルやられて転職した。

アンケートのコメントを見ていくと、先輩ナースがただただ「怖い」と思っている方ばかりではありませんでした。

言い方がキツくて新人のときは怖かったけど、ちゃんとその人と関わったり知ったりしたら言い方だけで全然怖くなかったっていうことが何回かあった

退職者が多く、厳しい先輩はみんな異動。締まりのない病棟になりました(T-T)

命を預かる仕事ですから怖い先輩もいて当然かと。でも厳しさの中に優しさを感じます。ちなみに看護職で40代の私が一番年下です。

いろんな人がいますよ。それに、そんな人がいないと、ある意味病棟が引き締まりません。

仕事中厳しい先輩がいるのは当たり前。自分ではない赤の他人の命と身体を、お預かりしているのだから。仲良しごっこは、学生時代だけにしてほしい。被害者意識を持っていると、学びを得られタイミングを逃がしますよ

出典:「怖い先輩」ナース専科

怖さ、厳しさの中には、しっかりと後輩に指導し一人前になってもらおうと必死で指導する先輩の愛情・優しさが隠れていることもあります。赤の他人のために、真剣に怒ってくれることって、今の世の中そうそうないかもしれません。
そういった怖い先輩のおかげで、気が引き締まり、緊張感をもって仕事に取組める環境が整っていきますよね。やはり命を預かる職場だからこそ、ある程度の緊張感を保てる怖い先輩の存在は、必要なのかもしれませんね。

4.「患者」が怖~い

「患者」が怖い!ってどういうことか?そこには患者からの暴力や暴言に傷つき、辛い思いをしているにも関わらず、当たり前化している看護師の怖い実情がありました!

「院内暴力の経験は?」

こんなのザラです。

看護師は他の職種より長く関わる為か、威圧的言動、態度、自己中心的な言動、感情的言動でが多く、時に患者の言葉、態度に心傷付く事もあるかと。

軽く叩く・蹴るの暴力、アホ・バカ・しねなど言葉の暴力(怒りの後で空しくなります)、たまにセクハラ様の発言…、こちらをずっとじっと見ている…、というのは毎日のようにあります。精神科の閉鎖病棟だからでしょうか…。

歯形の皮下出血が残るくらい腕を噛まれました

認知症の患者さんがぶってきたりは、仕方ないと思います。パワハラする患者さんは何を言っても揚げ足とりで困ります。安静が必要な事を何度説明しても、守らない、勝手に病棟の備品をあさるなどやりたい放題。ルートとるのに、刺すときにチクっと痛いですよ、と言ったら、絶対痛くするなと恫喝されました。

せん妄の方々は殴る蹴る暴言…お昼はとってもいい人が、夜中に突然変貌するのが新人の頃は恐ろしかった

認知症の方は、気分が悪い時に、手をつねったり、首を締めようとする暴力があります。あざが良くできます。声を掛けると落ち着く場合もありますが、すぐ顔を殴るなど手が出るので、二人でオムツ交換することが多いです。

ありますね。患者からの暴言で適応障害になりました。おかげで休職から退職。そしてしばらくは普通に働くこともできなくなりました。今は復帰して1年がたち、少しは穏やかに働くことができていますけど。

入院患者さんが、わざわざ外出届け出して夜勤明けの私を病院前で待ってたのはさすがに驚きましたヽ(;▽;)ノ

胸わしづかみされましたー

患者の夫から乳房をわしづかみされたことがあります。告訴しました

病状によるもので、致し方ない場合が多いですが。

精神科が長いので、どれも経験済みです。ただ、怖いと思ったことはなくて、病気や症状が引き起こすものだから、患者さんも辛いと思います。

それくらい普通だと思えるようになってしまった自分が怖い(笑)

出典:「院内暴力の経験は?」ナース専科

患者さんと接することが多いがために、暴力を振るわれるということが日常茶飯事という方も。しかも、身体的にも精神的にも。病状によるもので仕方がないでは済まされないと思ってしまいます。さらには、ストーカーまがいのことまで。
文字通り命がけの仕事になっています。そんな過酷な状況の中でも患者さんのことを考えられるということは、まさしく天使だと言っても過言ではないはず!ただ、自分の体があってこその仕事です。無理なく、くれぐれもご自愛くださいませ。

5.実は一番怖いものは○○だ!

これまで様々な「怖い」と思っていることを紹介してきました。そんな中から、看護師さんたちが思う本当に「怖い」ものが見えてきました。

幽霊は信じてますが、生きてる人の急変の方が怖い

幽霊とかよりも部屋にいったら息をしていない患者さん、転倒転落リスクの高い患者さんたちが怖い。

不思議な体験や奇妙な体験は けっこうあるけど怖いと思ったことないな。奴ら これ以上死なないし…。患者さんの夜間急変の方が絶対怖い!

霊感はないけど、ナースステーションの水道の水が誰もいないのに突然出たり、音のするはずのないところから音がしたり、仮眠中に金縛りにあったりと怖い思いをすることはあります。

でも一番怖いのは、夜中に患者さんが転ぶことです。

「急変」が怖いという意見が多く見られました。急変時の対応については何年経験を積んでいても、焦ってしまうもの。慣れないナースにとっては、恐怖のもと。
急変から、患者が亡くなってしまった時、一度は自分の対応に対し責めている方がおられます。プロ意識が高く、責任感も強い看護師さんだからこそ、何か自分にできることはなかったのかと追求してしまうようです。
そんな「急変の恐怖」に対し、みんなそれぞれの考え方で戦ってきていました。

人の死は、そうそう止めることはできません。ご本人やご家族が納得されて帰られれば、それ以外に求められるものはないんじゃないかなと。

病院に居たから、全ての生命が救われるわけでもなく、最先端の知識や技術やパワーチームでアシストしても、同じ。尽力を尽くす事に意味がある。

私はいつも急変があるつもりで動いてます。そういう風に意識すると、少しの変化もあれ?と思えるようになりますよ。最初は疲れますが…笑

出典:夜勤が怖い。また急変が起きたら…|ナース専科

6.まとめ

看護師さんの「怖い」という症状は、思っていた以上に多く、とても深く、重いものでした。人の命に関わる職場だからこそ「命」に対して「恐怖」ははかりしれないものがありました。
なかなかその恐怖を拭いきることは難しいかもしれないですが、経験豊富な「先輩」看護師に歩み寄って相談してみると、一気に2つ3つの恐怖が楽になるかもしれませんよ。
日々の過酷な労働の中、「怖い」思いが少しでも和らぎ安心して働いていけるよう願っています。

(ライター:絵津子)

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