看護師の「マタハラ」問題と、4つの対処方法

最近、よく耳にするようになった「マタハラ」。「マタニティ・ハラスメント」の略で、妊娠していることを理由に不快な言動に遭ったり、不当な扱いを受けたりすることをいいます。女性率が9割以上を占める看護師の、マタハラ問題と対策に迫ります。

これって「マタハラ」? 職場で実際に起きていること

妊娠を契機に退職を強く勧められる、つわりや妊娠中の体に対する不理解、不当な異動や人事、産休や時短勤務などを受け入れてもらえないなどは、すべて「マタニティ・ハラスメント」です。
実際、『ナース人材バンク』の姉妹サイト『ナース専科コミュニティ』でも、このマタハラを受けている人がいました。
この方は、妊娠報告後、つわりのために一週間仕事を休んだところ、ベテラン看護師から無視されたり、皆に聞こえるくらい大きな声で嫌味を言われたりしたそうです。
また、世間では、流産を覚悟で夜勤に就くように促され、本当に流産してしまったという事例も実際に起きています。

明確な法律違反になる場合も

マタハラは、場合によっては明確な法律違反になる場合もあるといわれています。
なぜなら、労働基準法では次のことが定められているからです。
それは、申し出れば時間外や深夜労働を避けることができることや、産前産後に休業をとることができることなどです。

また、育児・介護休業法では、原則として子どもが1歳になるまでの休業が定められています。
復職後も子どもが3歳になるまでは短時間労働にできる旨もあるそうです。
これらの法律の存在を、企業や当の女性たちが知らな過ぎることが、問題の一つと考えられています。

マタハラを受けたらどう対処する?

もしあなたが職場でマタハラを受けてしまったらどうしますか?
また実際にマタハラを受けているという方は、どのような対処方法があるのでしょうか。
考えられるのは、次の4つの対処方法です。

■1.証拠を確保して、プロに相談する
実際にマタハラに遭った事実を証拠として確保し、労働基準監督署や弁護士に相談したり、都道府県労働委員会の窓口へ「個別労働紛争のあっせん」を依頼したりする方法です。

■2.信頼できる上司や管轄部署に相談して、改善を要求する
自分が所属する部署のいずれかの信頼できる上司や管轄部署にマタハラ被害を相談し、何らかの改善要求をする方法です。

■3.配属先を変えてもらう
職場の上司や管轄部署、人事などに希望を出し、配属先を変えてもらうことで、マタハラをしてくる相手や環境を避ける方法です。

■4.退職する
極論になりますが、マタハラを最も簡単に解消させる方法といえます。
「自分は悪くないのに逃げるような気がして嫌」と感じる方もいるでしょう。
ですが、職場は他にもありますが、お腹の赤ちゃんを最終的に守ることができるのは、お母さんだけ。
劣悪な職場環境でストレスを感じ続けることは、母子共に、とても危険です。
退職という選択肢も、長い目で見れば、決してネガティブではありません。

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