【看護師向け】内定が決まったときのお礼状の書き方

【看護師向け】内定が決まったときのお礼状の書き方

転職や就職の内定をもらったとき、「お礼状を書くかべきかどうか」「書くのであればどうのように書けばよいのか」と悩む方は多いと思います。結論を言えば、お礼状は必ず必要なものではありません。

しかし、相手に対する感謝の気持や「内定をもらえて嬉しい」という素直な気持ち、「がんばって働きたい」という意欲を伝えるには非常に有効な手段です。入職後のあなたの印象に影響する可能性もあるため、ぜひ心の込もった、丁寧なお礼状を書いてみましょう。

お礼状はいつ出すべき?

まず、お礼状を出すタイミングです。

具体的に「いつまで」という期限はありませんが、なるべく早く送ることで、先方にも気持ちよく受け取ってもらえるでしょう。内定をもらった当日か翌日に出すのが理想ですが、遅くとも1週間以内に先方に届くように心がけたいもの。

なぜなら、内定の通知をもらった喜びと感謝を、気持ちが新鮮なうちに伝えることが大切だからです。

相手に伝わるお礼状の書き方

お礼状の書き方で悩む理由は「正しい書き方」「失礼のない書き方」にこだわるあまり、形式や言葉遣いなど細かな点が気になるからではないでしょうか。「正しい書き方」を意識することは大切ですが、お礼状を出す目的を改めて考えてみましょう。

お礼状は、相手に感謝の気持を伝えるものです。形式張った言葉を書き連ねるよりも、あなたの心・人間性が伝わる内容を心がけることで、相手の印象に残るお礼状を書くことができるでしょう。もちろん、社会人としてのマナーを守ることも大切です。

ここからは『常識をわきまえつつ、相手の心に残るお礼状の書き方』について具体的に解説します。

書き出し

手紙の書き出しとして、「拝啓」「前略」が代表的ですが、この2つは明確な違いがあります。

「拝啓」が目上の人に対して用いる謙譲語であるのに対し、「前略」は対等な立場や親しい相手に用いる言葉です。転職先へのお礼状では、必ず「拝啓」を用いるようにしましょう。さらに、お礼状のようにフォーマルな手紙を出す場合、季節に応じた「時候の挨拶」から書き始めます。

このような約束事が面倒に感じることもありますが、季節の移ろいに思いをはせ、日本語ならでは言葉の美しさを再確認できるメリットもあります。基本の形式を理解すれば、再びお礼状やビジネスレターを書くときにも役に立ちますので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

◎月ごとの時候の挨拶

1月:新春の候、初春の候、厳冬の候
2月:晩冬の候、立春の候、梅花の候
3月:早春の候、春分の候、春陽の候
月:陽春の候、桜花の候、春風の候
5月:新緑の候、万緑の候、立夏の候
6月:梅雨の候、初夏の候、薄暑の候
7月:盛夏の候、猛暑の候、大暑の候
8月:残暑の候、晩夏の候、立秋の候
9月:初秋の候、早秋の候、秋涼の候
10月:清秋の候、秋雨の候、紅葉の候
11月:晩秋の候、菊花の候、深秋の候
12月:師走の候、初冬の候、新雪の候

これらの書き出しの言葉を用いると、次のような例文になります。

『拝啓 早春の候、貴院ますますご清栄のことと心からお喜び申し上げます。』
『拝啓 秋涼の候、貴施設ますますご隆昌のこととお喜び申し上げます。』

転職先が病院の場合は「貴院」、クリニック・介護施設・訪問看護ステーションなどの場合は「貴施設」と書くようにしましょう。

感謝の気持を伝える

お礼状を書く上で一番大切なのは、先にも述べた通り「感謝の気持を伝えること」です。相手に失礼のない言葉や書き方を選ぶことも重要ですが、形式だけのお礼状では心が伝わりません。

せっかくお礼状を出すのですから、転職・就職が決まったことに対する喜びや、採用してもらったことへの感謝の気持を丁寧に伝えましょう。

◎例文
先日はご多忙にもかかわらず、面接のお時間を頂戴し、誠にありがとうございます。また、このたびは、採用内定のご通知を頂戴し、重ねてお礼を申し上げます。貴院で働くことを目標に日々努力して参りましたので、嬉しさとともに、誇らしい気持ちでいっぱいです。

今後の抱負・仕事への意欲を伝える

文中では、お礼・感謝の気持とともに、「仕事への意欲」を添えると好印象です。内定が決まり、入職に向けて前向きな気持ちであることを伝えましょう。

◎例文
皆様からは教えを請うことばかりと存じますが、これまでの経験を活かし、一日も早く貴院の一員として貢献できるよう精一杯努める所存です。何卒、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

結び(末文)の言葉

手紙の書き出しに「拝啓」を用いた場合、結びの言葉は「敬具」になります。文末に再度お礼の言葉を添え、「敬具」で結びましょう。

◎例文
このたびは、誠にありがとうございました。 敬具

日付・署名・宛名を正確に書く

お礼状を書いた日付(年号を使用)を漢数字で書き、行を変えて所属(施設名・部署)と署名を記します。最後に、宛名(転職先の名称・部署・採用担当者の氏名)書いて完成です。

なお、宛名の敬称は、部署宛に送る場合は「御中」、採用担当者(個人)に送る場合は「様」を用います。

お礼状を送るときのマナー・注意点

お礼状の内容もさることながら、それをしたためる便箋や筆記具、さらにはお礼状の送り方にも注意したいものです。メールが普及し、手書きの文章を書く機会は減りましたが、社会人としてのマナーが表れやすい部分です。最後まで気を抜かずに完成させましょう。

便箋と筆記具を選ぼう

お礼状を書く場合、文字に自信のない方でも手書きにすることを推奨します。「きれいな字が書けない」という方は、「丁寧に書くこと」を心がけましょう。パソコンで作成した文章は、見た目はきれいですが冷たい印象になりがちです。

使用する便箋はなるべくシンプルな縦書きのもの、筆記具は黒インクのボールペン、もしくは万年筆を使用しましょう。

お礼状は内定承諾書より手前に同封する

お礼状とともに、内定承諾書などの必要書類を同封して送る方もいると思います。そのような場合は「内定承諾書および必要書類を同封いたしますので、ご査収のほどよろしくお願い申し上げます」と、文末に一筆添えると良いでしょう。

封書を相手が受け取った際に、お礼状→内定承諾書(その他必要書類)の順になるように、お礼状を手前(一番上)にして封筒に入れます。

お礼状を送ると好感度アップ!心を込めて丁寧に書こう

内定のお礼状は必ずしも必要ではありませんが、送ることによって相手に対する感謝の気持を伝え、これから一緒に働く一員として、仕事への意欲を示す良い機会です。社会人としてのマナーを押さえつつ、心の込もった丁寧なお礼状を書いてみましょう。


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