【看護師のリアル転職体験談 16】一般企業OL→大学病院の外来看護師へ

1.看護師になりたかった幼いころの夢を思い出し、キャリアチェンジ

私は大学を卒業し、企業でOLをしていました。でもあるとき看護師になる夢を思い出したのです。そうすると、看護師が気になって仕方がなくなり、結局、看護学校に行きなおして看護師になりました。そういう意味では転職というよりもキャリアチェンジにあたるかもしれません。

OLとして働いていたときは特に、仕事に大きな不満があったわけではありませんが、仕事が面白かったわけでもありません。毎日平凡な生活を送っていました。このまま同じことの繰り返しをしていくのだろうか、と考えたとき、自分が昔、看護師になりたかったことを思い出したのです。幼いころの夢でしたが、大人になって考えてみると、人の役に立つ仕事という点が魅力的に感じました。そこそこ蓄えはあったので、思い切って仕事を辞めることにしました。

自分より年齢の若い人たちに交じって、看護学校に通うことは簡単ではありませんでした。しかし、今は社会人を経験してから看護師を目指す人も少なくないようです。私と同じように社会人経験者が数人いたので、一緒にがんばることができました。社会人を経験していることが看護師の勉強に有利な点もあったと思います。正直いうと、くじけそうなときもありましたが、諦めなくて良かったと、看護師になった今つくづく実感しています。

2.会社を退職してから、医院に転職するまでの流れ

STEP1:看護学校への志願提出

願書を取り寄せ、試験を受けなければいけませんでした。まだ受かるかどうかわかっていない間は職場には話をしませんでした。仕事から帰ったら受験勉強をして、密かに看護師になる夢を育てていました。試験の結果が出て、改めて看護師になる覚悟を決めた時点で、上司に話をしました。

上司には大変な仕事だと思うけど、がんばるようにと言われました。新入社員が入ってきたリ、異動したりする時期だったので、会社側にとっても大きな問題はなかったと思います。

STEP2:看護学校を卒業

なかには仕事を続けたまま夜間に学校に行って看護師になる人もいると聞きます。金銭面のことを考えると、少し悩みましたが、夜間は身体的にも精神的にも続けられるか不安でした。結局、きっぱりと辞めて、学業に専念する決意をしましたが、それで良かったと思っています。

少しは蓄えがありましたし、勉強の合間にバイトをすることができました。簡単ではなかったので、無事に卒業の日を迎えることができたときには涙が出ました。

STEP3:あっさり決まった再就職

私にとっては再就職ですが、看護師として勤務するのは初めてです。まずは、看護学校の実習でお世話になった大学病院の試験を受けました。合格したので、結局そこへそのまま就職することを決めました。今は、外来勤務をしていますが、入職当時は病棟に配属されました。実習経験があったので、病院のシステムもわかっていましたし、比較的に働きやすかったのではないかと思います。

3.転職してみて感じたこと


一般企業のOLから病院の看護師というまれな転職ではありますが、思い切ってキャリアチェンジをして良かったと思っています。仕事内容は大きく変わり、以前に比べて格段に忙しい毎日を送っていますが、その分やりがいも感じています。OL時代には感じなかった充実感でいっぱいです。

働きやすさについては、OL時代と病院の間で比べることは難しいです。働きやすさというのは、仕事内容ではなく、職場の人間関係で決まると私は思っています。どんな仕事をするかよりも、どんな人と一緒に仕事をするかが、働きやすさを決める一番のポイントだと思います。そして、そればかりは転職する前にはわかりません。人間関係とは人それぞれで、人との相性もあるので、一概には言いにくいものです。

大学病院に勤めて10年以上になりますが、同じ病院でも配属先によって働きやすいかどうかは全然違うものです。配属先によっては辛い思いをする時期もありましたが、現在は充実した毎日を送ることができ、満足しています。

4.転職してみて「良かったこと・悪かったこと」まとめ

◎良かったこと(1):給料がアップした

単純に、OL時代と比べて給料がアップしたことは嬉しいことの1つです。今は外来勤務をしていますが、再就職してすぐの時は病棟に配属されました。3交代勤務をしていることもあり、その手当てがつくので、OL時代に比べると給料は多かったです。

◎良かったこと(2):仕事にやりがいがある

OL時代はデスクワークで、特に責任のある仕事を任されていたわけでもありませんでした。仕事なんてこんなものだと大きな疑問を持つこともなく、仕事を楽しむという生活とはほど遠い毎日を送っていました。

看護師になって、忙しく大変ではあるのですが、責任ある仕事をすることができて、毎日が充実しています。やりがいを感じています。がんばって関わった患者さんが退院していくとき、感謝をされると、この仕事を選んでよかったと心から思えます。

◎良かったこと(3):最先端の医療に関われる

大学病院に勤めているので、携わる医療は最先端です。常に新しい治療を追い求めていて、その治療に関わることができるというのは名誉なことだと思っています。新しい治療を始めるときには、医師だけでなく、看護師も必死に勉強をしなければいけません。大変ではあるのですが、そんな治療に関わることができる自分を誇りに思うこともあります。

△悪かったこと(1):残業がある

今は外来勤務で残業は少ないので、助かっていますが、病棟勤務をしていた時は、やはり残業がありました。特に、新人として勤務し始めた頃は日勤の帰りが夜の8時を回っていました。OL時代はほとんど残業がなく、特別に忙しい時に、手伝いで少し残業をするぐらいでしたので、定時に帰れる仕事が懐かしく、羨ましく思い出されることはあります。

△悪かったこと(2):休日が少ない

OL時代はもちろん土日はお休みでした。一方で、入院患者がいる病院は、土日だからと休むわけにはいきません。初めからわかっていたことなので、覚悟はしていました。しかし、土日や祝日という、他人が休みをとっているときに、働きに出なくてはならないということは、やはり楽しいことではありません。

△悪かったこと(3):プライベートの時間が減った

OL時代に比べてプライベートの時間が少なくなりました。残業が多いのと、連勤が続くと体が疲れてしまうので、休みの日も家で休養をすることが少なくありません。準夜勤の翌日は昼まで寝ていたりするので、休みの半日は寝て過ごしていることが多いです。

詰所会や係の会議、勉強会があれば、休みでも出ていかなければいけません。自分の時間はOL時代に比べて格段に少なくなったと思います。

5.OLから看護師への転職は厳しい道でもやりがいを感じる

ときどき、あのままOLを続けていたらどうなっていただろう?と考えることはあります。もしかしたら、平凡だけど、それなりに幸せだったのかもしれません。あるいは、違う仕事に転職していたのかもしれません。

しかし今は、あのときに思い切って看護学校を受験して仕事を辞める決意をした自分を褒めてやりたいです。勇気がいる決断でしたが、思い切って本当に良かったと思っています。看護学校で学び、実習をこなすのは簡単ではありませんでしたが、今の自分があるのは、それを乗り越えたからです。

OL時代に比べると、仕事内容も勤務時間も大幅に増えました。休日も少なく、働きだしてからも勉強する毎日です。でも、とても充実しています。10年以上が経ち、また違う責任ある仕事を任されるようになっていますが、それもまた社会勉強だと思ってがんばっています。


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