形成外科について 年間利用者数10万人以上、サービスを開始して15年以上の老舗「看護師専門」転職サービスであるナース人材バンクで働くキャリアパートナーが、今までご紹介してきたご利用者様の声も含めて形成外科の業務内容や年収、形成外科で働く大変さと魅力についてまとめました! 形成外科の業務内容と年収 【形成外科の業務内容】 身体の表面に発生する全身の病気を中心に、傷や変形、欠損に対し治療を行っている診療科になります。 注射や点滴などの投薬治療に加え、手術治療も行われるため、手術中の医師の介助や術前術後におけるケア全般、特に他の診療科に比べると創部の処置が業務内容の大半を占めます。 また、外見の印象に関わる治療を行う診療科であるため、患者の思いや悩みを傾聴することも大事な業務内容であると言えます。 小児から高齢者まで、全年齢の患者が対象となります。 【形成外科の平均年収】 単科ではない病院やクリニックも多いため、形成外科で働く看護師の平均年収を厳密に出すことはできません。 そのため、今回は形成外科を診療科目として標榜する事業所に転職した常勤看護師の平均年収をご紹介いたします。 入社年度 形成外科 全転職者 2020年度 ¥4,280,298 ¥4,015,512 2021年度 ¥4,383,397 ¥4,047,877 2022年度 ¥4,400,289 ¥4,098,639 ※当社実績による ※賞与がある事業所については、2年目以降の標準賞与実績で計算 ※定めがないものに関しては夜勤手当は2交代月4回(3交代は月8回)で計算 ※固定残業手当以外の残業代手当は含まない 形成外科のある事業所に転職した看護師の2022年度平均年収は4,400,289円で、同期間の全体平均年収の4,098,639円より7%程度高いです。 表をみると、直近3年間は同様の傾向であることが分かります。 形成外科の患者層と必要な資格・スキル 【患者層】 主な疾患は先天異常、外傷、火傷、痣、皮膚腫瘍、腫瘍の切除や再建、褥瘡難治性潰瘍等 小児から高齢者まで幅広い世代を対応 手術のために入院する患者が多い 【求められるスキル】 手術前後の処置・ケア 手術中の医師の介助、患者ケア 創部の観察、処置 幅広い年齢層の患者に対するコミュニケーション能力 患者の悩みを傾聴できる力、精神的ケア 多職種との連携、業務調整 形成外科で働く大変さと魅力 形成外科経験があるご利用者様から「こういうところが大変なんです…」とよくうかがうものを紹介します。 【形成外科で働く大変さ】 常に勉強し知識を深め、情報をアップデートしていくことが必要 形成外科領域については、日々新しい治療方法が研究されています。形成外科に従事する看護師は幅広い医療知識が求められ、常に最先端の治療について勉強していく必要があります。 忙しい&手際よく動くことが必要 形成外科は周術期における看護ケア全般から、創部処置、患者の心のケアまで行う診療科です。業務中は忙しく、てきぱきと動く必要があります。 全身管理については学ぶことができない 手術における治療や処置が多いものの、急変時の対応など、命に関わるようなことは少ないため、全身管理について学ぶ機会は少なくなります。 一方で、形成外科で働く魅力もたくさんあります! 【形成外科で働く魅力】 周術期に関わる看護業務や、処置全般を学ぶことができる 形成外科では手術や処置における看護ケア全般に携わることができます。最新の医療機器、投薬・治療に触れる機会も多く、様々な経験を積むことが可能です。 キャリアップにつながる 形成外科では多くの手術治療や処置を経験することができるため、それらの経験を皮膚科や美容皮膚科、美容外科などの分野でも活かしていくことが期待できます。 治療効果を感じやすい 治療による改善が分かりやすい形成外科では、患者さん自身も治療効果を感じられることが多いため、患者の反応をしっかり確認することができ、看護師として行ったケアのやりがいを感じやすいと言えます。 このように、形成外科で働くことで、今後も看護師として働くうえで歓迎される魅力的な経験を積むこともできるんです! 看護師専門の人材紹介サービスであるナース人材バンクでは、ご利用者様の意思決定を適切にサポートするため、求人知識だけでなく、診療科目別の働き方に関する知識や診療報酬などについても継続して学ぶようにしています。 転職についてお悩みの方はぜひ、キャリアパートナーにご自身の業務経験をお話しください。 いただいた内容を基に、必要に応じてキャリアプランのご提案もさせていただきますし、応募先にご利用者様の魅力をキャリアパートナーがしっかりとお伝えいたします!