広島県広島市の看護師求人概況 広島市は、広島県西部に位置する県下最大の都市です。同県の県庁所在地・政令指定都市であり、西区・中区・南区・東区等を含む計8区で形成されています。 広島市は男女ともに40~50代の人口が最も多く、今後は高齢化社会の懸念が大きくあります。そのような中、広島市では医療介護の現場で活躍してくれる看護職員を確保するため、再就職セミナーの開催や就業支援相談などの情報を定期的に発信しています。 看護師求人も幅広く揃っており、希望条件に添った求人も探しやすい魅力があるエリアだと言えるでしょう。 広島県広島市の看護師求人動向・求人倍率 広島県の有効求人倍率 有効求職者数 有効求人数 看護師求人倍率 広島県 2,424人 5,623人 2.32倍 全国平均 2,381人 3,394人 1.43倍 出典:eナースセンター「(令和3)年度 中央ナースセンター事業報告書」 広島県広島市の看護師有効求人倍率は集計資料がありませんでした。代わりに広島県の有効求人倍率を確認すると、令和3年度の全国の看護師求人倍率が1.43であるのに対して、広島県の求人倍率は2.32と全国平均を上回る数字となっています。 そのため広島県では、看護師が不足している状況であり、同県の中心地である広島市も同様の状況が考えられます。広島市は、複数の求人の中から自分が理想とする職場を探しやすいエリアだと言えるでしょう。 勤務形態・施設形態・配属先の特徴 広島県広島市の看護師の募集状況を見ると、最も多く募集している施設形態が介護施設、次いでクリニック、訪問看護となっています。勤務形態では日勤の募集が約5割、非常勤の募集が約3割となっています。クリニックや訪問看護などの求人が多いことから、日勤での勤務形態の割合が高くなっていると考えられます。 求められる経験 広島県広島市で求められる経験を見ると、経験3年以上を希望する求人が7割、経験5年以上が5割と多く、医療知識・技術の基礎を身に付けた即戦力となれるような方の需要が高いことがわかります。その一方で、経験1年未満・ブランクありでも相談可能な求人もあり、経験が浅い方や一度現場から離れ不安がある方も、お仕事探しをしてみる価値はありそうです。 広島県広島市の看護師の平均給与 当社調べによると広島県の常勤看護師の平均年収は4,128,714円、非常勤看護師の平均時給は1,265円であるのに対して、広島市の常勤看護師の平均年収は4,167,606円、非常勤看護師の平均時給は1,327円です。広島市の看護師の平均給与は常勤・非常勤ともに、県の平均を上回る結果となっています。 看護師の都道府県別平均給与についてはこちら 広島県広島市の看護師求人情報について 広島県広島市の看護師求人には魅力的な条件の求人が多数揃っており、特に介護施設やクリニックの募集が多い傾向にあります。求人が幅広いだけに、自分が希望する条件の求人も見つけやすいでしょう。例えばワークライフバランスを重視している方は、「日勤のみ」「残業少なめ」などの条件を提示している求人を探せば、納得のできる環境の職場に出会いやすいでしょう。 ナース人材バンクでは、地域密着型のクリニックや医療法人の介護施設、大手企業母体の医療施設など種類も幅広く取り扱っているため、興味のある分野から求人を探すことができます。ご利用者様が求人を探す際に何を最も重視するかを理解し、ご希望に寄り添いながらご紹介いたします。 気になる求人がありましたらお気軽にご相談ください。 相談してみる 広島県広島市の統計データ 広島市が発表している「広島市統計書」によると、広島市内の看護師は平成26年時点では15,434人でしたが、平成30年には17,080人にのぼり、徐々に従事者数が増えていることがわかっています。しかし、それでも医療介護の現場における看護師不足は続いており、自治体が主導となり看護職の就業支援相談やセミナーなどを開催しているのが現状です。 また、広島市を含む広島医療圏の将来人口推計を見てみると、今後も高齢者の人口は増え続け、若者の人口は減少するという予測が出ています。いわゆる少子高齢化の波が広島市にも訪れているため、医療介護の需要はさらに高まっていくことが考えられます。市だけではなく、広島県においても医療・福祉・介護人材の確保等の施策に関する方向性を示す「広島県地域医療構想」を策定しています。 ※2023年5月記載 出典:広島市統計書(令和4年版) 広島市統計書(令和3年版) 地域医療情報システム 広島県地域医療構想 まとめ 広島県広島市の看護師の求人動向や平均給与、医療介護に関する取り組みについてご紹介しました。広島市は看護師の需要が高いエリアで、介護施設やクリニックをはじめ魅力的な求人が多く発信されています。また、今後は少子高齢化に伴う医療介護の需要の高まりが予測されており、自治体でも人材不足を解消すべく、看護職の就職に関する行事を定期的に行っています。 継続的な看護師ニーズがあるエリアだからこそ、求人数も多く、好条件を提示している求人もあります。広島市の看護職に興味がある方は、ぜひこの機会に情報をチェックしてみてください。
耳鼻咽喉科について 年間利用者数10万人以上、サービスを開始して15年以上の老舗「看護師専門」転職サービスであるナース人材バンクで働くキャリアパートナーが、今までご紹介してきたご利用者様の声も含めて耳鼻咽喉科の業務内容や年収、耳鼻咽喉科で働く大変さと魅力についてまとめました! 耳鼻咽喉科の業務内容と年収 【耳鼻咽喉科の業務内容】 耳鼻咽喉科は、耳や鼻、咽頭の疾患に対し検査・治療を行う診療科です。 主に医師の診察の介助に加え、治療や検査に使用する機材の洗浄や消毒、検査の実施等が主な業務内容になります。また入院可能な施設であれば、命に関わりかねない咽頭がんや喉頭がんの患者もおり、周術期における全般的な看護ケアも発生するなど、業務内容は様々です。 【耳鼻咽喉科の平均年収】 単科ではない病院やクリニックも多いため、耳鼻咽喉科で働く看護師の平均年収を厳密に出すことはできません。 そのため、今回は耳鼻咽喉科を診療科目として標榜する事業所に転職した常勤看護師の平均年収をご紹介いたします。 入社年度 耳鼻咽喉科 全転職者 2020年度 ¥4,330,383 ¥4,015,512 2021年度 ¥4,334,045 ¥4,047,877 2022年度 ¥4,412,821 ¥4,098,639 ※当社実績による ※賞与がある事業所については、2年目以降の標準賞与実績で計算 ※定めがないものに関しては夜勤手当は2交代月4回(3交代は月8回)で計算 ※固定残業手当以外の残業代手当は含まない 耳鼻咽喉科がある事業所に転職した看護師の2022年度平均年収は4,412,821円で、同期間の全体平均年収の4,098,639円より8%程度高いです。表をみると、直近3年間は同様の傾向であることが分かります。 耳鼻咽喉科の患者層と必要な資格・スキル 【患者層】 小児から高齢者まで、幅広い年代の患者がいるものの、どちらかというと小さな子供や年齢の若い患者が多い 耳、鼻、咽喉に関わる風邪や花粉症などの疾患から、咽頭がんや喉頭がんなどの重篤な疾患までを対象とする 【求められるスキル】 各種検査の説明や診察補助 小児~高齢者まで幅広い年代に対応できるコミュニケーションスキル 手術に対応している耳鼻咽喉科の場合は、手術介助のスキル 耳鼻咽喉科で働く大変さと魅力 耳鼻咽喉科経験があるご利用者様から「こういうところが大変なんです…」とよくうかがうものを紹介します。 【耳鼻咽喉科で働く大変さ】 検査や機械操作が多く、覚えることが多い 耳鼻咽喉科では各種検査が多く、機械の取り扱いなど、慣れるまでには覚えることがたくさんあります。機械操作などに苦手意識がある方は、他科での従事に比べ、大変だと感じられる可能性があります。 業務時間内はてきぱきと動く必要がある 処置や手術についても比較的短時間で終わるものが多いため、業務時間中はてきぱきと次の業務を手際よく行っていく必要があると言えます。 看護師としてキャリアアップにつながりにくい 耳鼻咽喉科はより専門的な分野であることから、他診療科でさらにキャリアアップを目指した際に、なかなか経験をしてきたことが活かしづらい可能性があります。 一方で、耳鼻咽喉科で働く魅力もたくさんあります! 【耳鼻咽喉科で働く魅力】 ワークライフバランスが取りやすい 生命に関わるようなケースが少ない耳鼻咽喉科では、急性期病棟などに比べると急変時の対応などは少なく、大幅な残業時間等は発生しづらく、プライベートな時間が確保しやすいと言えるでしょう。 (ただし、外来のみのクリニックなどの場合は、花粉症などの季節性の要因で繁閑の波が大きいことも特徴です。) 耳鼻咽喉科としての専門的知識とスキルを学ぶことができる より専門性の高い分野であるからこそ、耳鼻咽喉科でしか学べない知識があり、検査全般やそれに伴う機械操作等のスキルを学ぶことができると言えます。耳鼻咽喉科の経験を活かし、摂食・嚥下障害看護認定看護師の資格所得を目指すこともキャリアアップしていく方法の1つです。 看護師専門の人材紹介サービスであるナース人材バンクでは、ご利用者様の意思決定を適切にサポートするため、求人知識だけでなく、診療科目別の働き方に関する知識や診療報酬などについても継続して学ぶようにしています。 転職についてお悩みの方はぜひ、キャリアパートナーにご自身の業務経験をお話しください。 いただいた内容を基に、必要に応じてキャリアプランのご提案もさせていただきますし、応募先にご利用者様の魅力をキャリアパートナーがしっかりとお伝えいたします!