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【私の原点】精神科に特化した訪問看護ステーションの意義
十代の頃の私は、精神的に不安定な時期がありました。理由もよくわからないその孤独感と絶望感、理解されないもどかしさが生む悪循環の中、日々を過ごしていました。高校を卒業し、学費が安いという理由で国立の看護学校に入学しました。そしてそこで精神科の世界に出会ったのです。薬や施術だけではない、人を救うためのまったく違ったアプローチがあることに衝撃を受けました。実習に行くと、そこには以前の自分と同じように、周囲の理解が得られず苦しい思いを抱いている人たちが沢山いました。
卒業後、大学病院の精神科や精神科単科の病院に就職。平成17年には精神科に特化した訪問看護ステーションの立ち上げメンバーとして立ち上げ、所長として活動をしました。 その後も日本の精神科医療や精神科訪問看護のためにたくさんの活動をしてきました。しかし、理解してもらえないもどかしさは続き、さまざまな誤解も受け、苦しい思いをしてきました。精神疾患を持つ方々を支援する側の立場にいて、様々な活動をしてきましたが、理解されない現実も多く感じました。
「この世界(精神科の業界)を何とかしなければならない」という思いが日に日に強くなっていき 「十代の頃に自分が感じた、あの辛い思いをする人を減らしたい。そしてもうこれ以上増やしたくない」そんな気持ちが現在の仕事に繋がっています。
代表取締役 藤田 茂治
看護師、WRAPファシリテーター/1973年大阪府茨木市生まれ
・平成8年3月に卒業し、看護師免許取得
・平成8年4月に大学病院に就職。精神科病棟を志望し、配属
・平成9年6月精神科単科病院へ転職。その後さまざまな委員会の立ち上げ、管理職などを経験
・平成17年7月に精神科に特化した独立型の訪問看護ステーションの立ち上げメンバーとして訪問看護ステーションを立ち上げる。以後所長として活動
・平成24年12月より別の精神科に特化した訪問看護ステーションへ職場を移す。取締役統括補佐として法人の運営に携わり、訪問看護では所長補佐に就任
・平成27年6月にさいたま市北区に拠点を移し、株式会社メンタルサポートbelief plusを代表取締役として立ち上げ、同年9月に精神科に特化した訪問看護ステーションである訪問看護ステーションりすたーとを立ち上げ、所長に。