よくある質問
◆地域包括支援センターとは
元々は市区町村役所が担っていた業務なのですが、今は主に医療法人や社会福祉法人が市区町村からの依頼を受け、運営しています。
社会福祉士、ケアマネジャー、保健師(または看護師)がチームを組んでおり、それぞれの専門領域の知識を活かしながら業務にあたりますが、基本的に主な仕事内容は同じです。
◆業務内容
1.総合的な相談支援(その名の通り、地域の相談事項を包括的に支援します)
2.ケアプランの作成(予防介護)
3.権利擁護の業務
4.包括的マネジメントの実施
以上4つを主な業務にしています。
1.総合的な相談支援
→介護や医療の相談から、(例えば)地デジの相談など幅広く受ける
⇒元々は○○は保健所へ、●●は市役所へという分類がされており、地域の方からしたら何をどこに相談したら解決できるのか。というのが分からなかった。それをいったん地域包括に連絡してもらえれば、答えられるものは回答がくるし、その後の手続きは保健所にお願いします。など分かりやすくなりました。
2.ケアプランの作成(予防介護)
→主に要支援の方へのケアプランを作成。看護師や保健師も作成に入ります。
⇒要支援認定を本当は受けられるのに受けられることを知らない方も多くいます。そういった方に要支援認定を受けるサポートをしたり、要支援として早い段階から予防介護を行うことで要介護度が重くならないように予防をしています。
3.権利擁護の業務
→人権(虐待や介護放棄)や財産(詐欺等)を守る業務
⇒児童虐待や介護放棄を予防、観察するために在宅訪問をすることがあります。財産を守るというのは、分かりやすいのは「オレオレ詐欺」の警鐘や対策です。
4.包括的マネジメントの実施
→引きこもりの高齢者の方が外に出るきっかけを作るために体操教室やイベントの実施など。
⇒これによって地域に住んでいる高齢者の方の状況を確認できる機会を作っているそうです。