大事にしていること
四天王寺病院の看護部で大切にしている言葉に「和顔愛語」があります。
この言葉は困っているひとや痛んでいるひとに物や食べ物を差し出すことができなくても、和やかな顔や優しい言葉で癒すことができる、という慈悲のこころが由来となっています。ひととひととの関係を最も大事なものとして、「和顔愛語」を看護部の理念と教育理念にもあげて大切にしています。
当院は1,400年前に四天王寺を建立した聖徳太子の四箇院制度の中の療病院・施薬院の歴史をもつ病院でもあります。歴史とこころを引きついできたのは建物や物でもなく、歴史の中で生きてきたひとびとです。そのひとびとが大切にしてきた「和を以て貴しと為す」こころはひととの調和が貴いということを今の私たちにも伝えてくれています。 そのこころを「和顔愛語」にこめて次の世代に引きつぐために四天王寺病院看護部は看護の実践力の向上を目標に、高き倫理観をもった看護職員の育成を目指し、地域医療に貢献していきます。