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【もののみとは…】
「真実の真というは、いつわり、へつらわぬ真という。実というは、かならず“ものの身”になるをいうなり。」といわれています。
すなわち「真」というのはいつわり、へつらわないということですが、いつわりは外と内とが違うことで、外にどんなりっぱなかたちをよそおうていても、心の内にそれと反対な、あさましいことを考えていたらそれはいつわりの人だといわなければなりません。
また、へつらいとは、自分の値うち以上のことを人にみせようとするゆがんだ心で、誰でもうぬぼれがあるかぎり、つねに自分をかいかぶり、他人をあざむいて都合よく世の中をおよいでいこうと考えています。しかしそのような生き方は、けっきょく人のために生きているのか、自分のために生きているのか、中心のない寂しい生き方に終わってしまうのです。
つぎに「実」というのは“かならずものの身になること”だといわれていますが、これは要するに、相手の立場になりきって働くということです。