大事にしていること
【小児訪問看護への想い】
訪問看護を利用する子どもたちのほとんどは、命をかけてこの世に生まれ、小さな身体で病院での治療を頑張って過ごしてきました。そして、無事にお父さんやお母さん、そして兄弟のいるお家に帰って来られます。
近年、在宅医療技術の発達により、従来入院治療が必要であった小児の在宅医療が可能になり、その数は増加している傾向にあります。退院後は、お子さまやご家族がこれからの生活を受け止めることからスタートとなります。
鼻からチューブを入れて栄養補給している子どもや、気管切開をして人工呼吸器をつけている子どもも、退院しておうちに帰ることができます。「自宅で過ごすことは、お子さまにとっても幸せなこと」である一方、それはご家族に大きな負担を強いられる状況にもなります。しかし、その手助けをするのが訪問看護師です。
私たちも地域医療に携わる専門職の一員として、様々な障がいを抱えながら頑張っている子どもたちと、そのご家族が安心して生活を笑顔で送れるよう支えられる存在になりたい、そんな想いで小児訪問看護をはじめました。