役職・管理職をご紹介します
施設長あいさつ
喜楽苑は、1983年に尼崎市でいち早く開設された特別養護老人ホーム(現在は多くの在宅福祉サービス等を併設し高齢者福祉施設と呼称)です。
喜楽苑は、法人理念であるノーマライゼーション=どんなに重い障害があっても「地域の中でひとりの生活者としての暮らしを築く」を使命としてさまざまなとりくみを行ってきました。 たとえば、買い物や外食等の外出、時には夜の居酒屋にも出かけるなど、普通の日常生活を実現することや、「ふるさと訪問」と称して、一泊二日あるいは二泊三日の旅にも出かけています。付き添った職員たちは究極の個別ケアともいえる、このとりくみによって、高齢者の80年90年に及ぶ人生に思いを馳せる介護をしたいと切実な思いを抱き帰ってきます。
認知症の方々に対しても全く同様のとりくみをしています。また、徘徊を「外出」と称して、その方のその時の想いを大切におおらかに見守ってきました。これらのことが実現できたのは「地域に根ざす運営」によって地域の方々のご理解とご協力を得られたからこそだと感謝しています。 時代によって福祉施策は変化しますが、喜楽苑のノーマライゼーションへのとりくみは、決して変えてはいけないと肝に銘じています。