現場の様子をご紹介します!
丹沢病院では、カンフォータブルケア(10項目)を取り入れています。
このケアは精神科全般にも通ずることもあるので、病院全体でも取り入れている方法です。
例えば:患者さんを縛り行動制限をするのではなく、このケアで良くしていくことに取り組んでいます。なるべく拘束を少なく、関わりで良くなっていけるようにします。
ベッドを低くしたり、マットを使ったり、センサー等を入れたり、医師や他職種と連携して、一人ひとりの患者さんを大切に関われる環境にしています。
※カンフォータブル・ケアとは:認知症者が心地よいと感じる刺激を提供することで、周辺症状を軽減するためのケア技術。
【精神科ならではの「やりがい」って? ※職員アンケート】
・症状が多種多様のため、ひとりひとりの背景をしっかりとらえ幅広い視野を持って介護介入していくことは大変だけれど、やりがいに繋がっています。
・看護の方法が一つではないことです。色々な考え方で自分自身も成長できます。
・患者様との関わりを十分に持つことができ、ゆったり患者様に寄り添えます。
・対人を看ることができます。
・精神面での治療及びケアを通して長期的にはなるものの、患者様の状態が改善・回復された時にやりがいを感じます。
・受け持ち患者様だけでなく、みなさんと関われます。日々の変化がわかります。看護の基本じゃないでしょうか。
・患者様と話し合いながら、より個別性を考えることができます。
・答えがひとつではなく、他の職員の対応の仕方を見て自分自身学ぶところがあり、実生活にも役立ちます。
【前職の診療科 ※職員アンケート】
・精神科 11名
・内科 23名
・外科 18名
・その他科 26名
・介護施設 6名
・企業 1名
・経験なし 9名
(※複数回答含む)このうち、精神科が初めての看護師は42名です。