看護部長をご紹介します!
2020年1月より、緩和ケア病床20床を17床増床し、計37床の緩和ケア単科の病院となりました。看護部は全緩和病棟への編成に向け、大幅なローテーション、チーム編成、病棟改築、新しいベッドや床頭台の入れ替え、IOTの導入、電子カルテリニューアルと目まぐるしい日々が続きました。緩和ケア病棟の平均年齢は43.3歳とさまざまな経験を持った看護師が多く、自分たちの意見を持っている強い集団です。緩和ケアにプライドを持った看護師の集まりともいえます。
1病棟が2フロアというデメリットの部分を、夜間における看護業務の負担軽減を目的とし、IOTを導入しました。患者さまの覚醒状況、動き、呼吸、心拍などがピクトグラムとして表示され、さまざまな情報で可視化されます。夜間において看護師がタイムリーにアセスメントし動くことができます。
過去取り組みを開始したものでは、認定看護師による退院時同行訪問、緩和看護外来患者さまの0期における家屋調査、主治医を含めた緩和外来の多職種カンファレンスなどがあります。また、リハビリでは、さまざまな患者会等と連携し、がんサバイバーの運動教室を開催いたしました。新型コロナウイルスが終息したら再開始です。
緩和ケアに従事する認定看護師は、緩和ケア認定3名、がん性疼痛看護認定1名を各病棟に配属しています。CN会、看護師育成プロジェクト、退院時同行訪問、緩和看護外来、看護協会での研修講師など幅広く活動を広げています。これまでよりさらに、拠点病院、在宅医、訪問看護ステーションなど他施設との連携をさらに深めていけるように努力してまいります。出島病院看護部は、多様性を柔軟に認められる、変化に強い組織を目指して、患者さま、ご家族のナラティブを尊重したケアを看護部一同、行っていきます。