院長をご紹介します!
2021年10月1日に新病院が開院しました。1965年に開院した病院は半世紀以上にわたって地域医療を支えてきましたが、さすがに老朽化し、耐震基準を満たさないことなどから新病院を建設していただきました。総入院ベット数は222床、その内訳は急性期病床100床、地域包括ケア病床80床、回復期病床42床となります。
新病院への移行を機に、この地区で将来にわたって不足する地域包括ケアを増床し、慢性期病床を削減しました。鞍手地区でも高齢化が進んでおり、急性期の治療が済んで病状が安定してもすぐには自宅や施設に帰れない患者さんも多く、地域包括ケアで治療を行い在宅や介護施設への復帰を支援します。
救急医療については、急性期の脳卒中、心筋梗塞、高エネルギー外傷などの疾患についてはまだ対応が難しく、北九州地区や飯塚地区の救急病院と連携し治療をしていただいている状況です。新病院になり、ハード面ではそのような救急疾患にも対応が可能になりますので、今後ともマンパワーの充実に努め、より自宅の近くで治療が完結できるように地域医療に貢献したいと思っております。
昨年からの新型コロナ感染症の流行では、当院でもその対応に追われてきました。院内でPCR検査を行い、入院患者さんや内視鏡検査の際には検査を行い、安心して治療ができる体制を整えております。また新型コロナに感染した患者さんの入院治療も行ってきました。新病院では病室は全て陰圧管理が可能となっていますので、より安全な感染管理が可能となります。まだまだ感染状況については予断が許せない状況が続きそうですが、地域の保健所、鞍手町役場、医師会と連携しながら、地域住民の生命と健康を守っていきたいと考えております。