京都府京都市の看護師求人概況 京都市は京都府の東南部に位置する府庁所在地です。伏見区・右京区・左京区をはじめとした全11区から構成されており、全域で美しい自然や貴重な文化財・伝統に溢れています。そのため、国内外問わず多くの人が訪れるエリアとなっており、日本を代表する観光地として人気を博しています。 そんな京都市は看護職員を確保するための政策や、在宅医療を推進する支援などを実施しており、看護師関連の取り組みが積極的に行われています。また看護師求人も幅広い施設から発信されており、施設形態や勤務形態などの選択肢が豊富なエリアです。 京都府京都市の看護師求人動向・求人倍率 京都府の有効求人倍率 有効求職者数 有効求人数 看護師求人倍率 京都府 5,419人 4,893人 0.90倍 全国平均 2,381人 3,394人 1.43倍 出典:eナースセンター「(令和3)年度 中央ナースセンター事業報告書」 京都府京都市の看護師有効求人倍率は集計資料がありませんでした。代わりに京都府の有効求人倍率を確認すると、令和3年度の全国の看護師求人倍率が1.43であるのに対して、京都府の求人倍率は0.90と全国平均を下回る数字となっています。京都府全体では看護師が不足している状況であると言え、県庁所在地の京都市でも、同様の状況であることが考えられます。 勤務形態・施設形態・配属先の特徴 京都市の看護師の募集状況を見ると、最も多く募集している施設形態は介護施設、次いで訪問看護、病院、クリニックとなっています。勤務形態では日勤の募集と非常勤の募集がそれぞれ約4割、夜勤ありの募集が約2割となっています。 求められる経験 京都市で求められる経験を見ると、経験3年以上または5年以上を希望する求人が約6割となっています。一方で経験1年未満の場合やブランクがあっても相談可能な求人はあるため、一度現場から離れ不安がある方もお仕事探しをしてみる価値がありそうです。 京都府京都市の看護師の平均給与 当社調べによると京都府の常勤看護師の平均年収は4,515,188円、非常勤看護師の平均時給は1,572円であるのに対して、京都市の常勤看護師の平均年収は4,502,089円、非常勤看護師の平均時給は1,671円です。京都市の看護師の平均給与は、常勤は府の平均を下回り、非常勤は府の平均を上回る結果となっています。 看護師の都道府県別平均給与についてはこちら 京都府京都市の看護師求人情報について 京都府京都市の看護師求人は、介護施設や訪問看護、病院からの募集が多い傾向にあります。介護施設ではデイサービス事業所や特別養護老人ホームの求人が豊富ですが、そのほかの形態の募集も揃っているため希望条件に合った求人を見つけやすいでしょう。病院も同様に、幅広い診療科目の施設から求人があります。 もちろん、上記以外にも企業・教育施設といった施設形態の求人もあるので、自身の働いてみたい施設の求人情報を優先的にチェックしてみることがおすすめです。 ナース人材バンクでは、地域密着型のクリニックや医療法人の介護施設、大手企業母体の医療施設など種類も幅広く取り扱っているため、興味のある分野から求人を探すことができます。 ご利用者様が求人を探す際に何を最も重視するかを理解し、ご希望に寄り添いながらご紹介いたします。 気になる求人がありましたらお気軽にご相談ください。 相談してみる 京都府京都市の統計データ 京都府の「令和3年京都府統計書」によると、令和2年における京都府の看護師数は28,555人、そのうち京都市の看護師は17,967人と京都府の半数以上を占めています。また京都府全体での看護師数は年々増加しており、平成24年から令和2年までに約5,000人増えています。 しかし、京都市を含む「京都・乙訓医療圏」の将来推計人口を見てみると、75歳以上の高齢者が2020年では約24万人なのに対し、2025年には約29万人、2045年には約30万人に達すると予測されています。特に2020年代は急速に高齢化が進み、医療介護の需要がさらに高まると想定されているため、看護師をはじめとした医療従事者の安定化が必要です。 京都市では以前から看護師不足を危惧しており、平成22年度から「京都市看護師修学資金融資制度」を創設し、新たな看護師のための養成支援を継続的に行っています。そのほか「在宅医療推進基盤整備事業」を実施し、訪問看護師ステーションの支援を行うなど、京都市は医療介護業界に対する政策に努めています。 出典:京都府「令和3年京都府統計書」 地域医療情報システム「京都府 京都・乙訓医療圏」 京都市「在宅医療推進基盤整備事業(京都府訪問看護ステーション支援事業)の交付申請書の提出について」 京都市「令和5年度京都市看護師修学資金融資制度について」 ※2023年6月記載 まとめ 今回は京都府京都市の看護師の求人動向や平均給与、医療介護における自治体の取り組みについてご紹介しました。京都市は介護施設や訪問看護、病院などの求人募集が豊富に揃っているエリアです。今後も高齢者の人口が増えていくと予測されることから、介護や在宅医療領域での求人は今後も発信されていくことでしょう。京都市で看護師のお仕事を探している方は、ぜひ自分の希望条件に合わせて求人情報をチェックしてみてください。
小児科について 年間利用者数10万人以上、サービスを開始して15年以上の老舗「看護師専門」転職サービスであるナース人材バンクで働くキャリアパートナーが、今までご紹介してきたご利用者様の声も含めて小児科の業務内容や年収、小児科で働く大変さと魅力についてまとめました! 小児科の業務内容と年収 【小児科の業務内容】 先天性疾患含め、一般に15歳までの子どもの病気全般を扱うため、急性期~終末期にわたる、あらゆる診療科のあらゆる疾患に関する小児看護が身につきます。 少子化に伴い、小児の1日あたりの推計入院患者数及び推計外来患者数は減少傾向にあります。 また、小児科の診療が入院から外来を中心としたものに変化している傾向があるため、小児科を希望する方は入院看護ではなく外来看護に携わるケースが増えている可能性があります。 【小児科の平均年収】 単科ではない病院やクリニックも多いため、小児科で働く看護師の平均年収を厳密に出すことはできません。 そのため、今回は小児科を診療科目として標榜する事業所に転職した常勤看護師の平均年収をご紹介いたします。 入社年度 小児科 全転職者 2020年度 ¥4,247,551 ¥4,015,512 2021年度 ¥4,234,632 ¥4,047,877 2022年度 ¥4,291,8761 ¥4,098,639 ※当社実績による ※賞与がある事業所については、2年目以降の標準賞与実績で計算 ※定めがないものに関しては夜勤手当は2交代月4回(3交代は月8回)で計算 ※固定残業手当以外の残業代手当は含まない 小児科のある事業所に転職した看護師の2022年度平均年収は4,291,876円で、同期間の全体平均年収の4,098,639円より5%程度高いです。 表をみると、直近3年間は同様の傾向であることが分かります。 病院勤務の場合、急変対応等で残業も多くなりやすい診療科目であるため、実際はこの集計結果より高い年収になることも充分あり得ます。 小児科の患者層と必要な資格・スキル 【患者層】 一般に15歳まで(0歳~14歳)の子どもの病気全般を扱います。 少子化に伴い、小児の1日あたりの推計入院患者数、入院受療率、1日あたりの推計外来患者数は減少傾向にありますが、外来受療率は増加傾向にあり、小児科診療が外来を中心としたものに変化している傾向があります。 【求められるスキル】 問診や処置の際の医師の補助業務 コミュニケーションスキル 患児とその家族のケア 発達段階に応じた看護ケア、アセスメント能力 小児科で働く大変さと魅力 小児科経験があるご利用者様から「こういうところが大変なんです…」とよくうかがうものを紹介します。 【小児科で働く大変さ】 患児・家族対応の難しさ 赤ちゃんや子どもは自分の状態を自分で上手に説明することはできません。保護者へのヒアリングや説明はそういった点でも非常に重要です。 患児はもちろんご家族も大きな不安を抱え感情的になっていることもありますので、信頼関係を築くことの難しさを感じる方は多いようです。 一般科(成人看護)へ転向する際のハードルが高い 専門性が高いということは、裏を返せば汎用性が低いということ。特にNICUは点滴や採血などの成人看護に必要な一般的な手技を学ぶ機会がないため、成人へ転向する際は苦労があるかもしれません。 一方で、小児科で働く魅力もたくさんあります! 【小児科で働く魅力】 子どもの成長や回復に近くで関わることができる 「子どもが好き」という理由で小児科を希望する方にとっては、子どもの成長や回復を間近で見ることができるのは何よりのやりがいとなるでしょう。 専門知識が身につく 小児科は疾患や症状ごとにわかれていないため、急性期~終末期にわたる、あらゆる疾患に対応します。小児に関する幅広い専門知識が身に付きます。 看護師専門の人材紹介サービスであるナース人材バンクでは、ご利用者様の意思決定を適切にサポートするため、求人知識だけでなく、診療科目別の働き方に関する知識や診療報酬などについても継続して学ぶようにしています。 転職についてお悩みの方はぜひ、キャリアパートナーにご自身の業務経験をお話しください。 いただいた内容を基に、必要に応じてキャリアプランのご提案もさせていただきますし、応募先にご利用者様の魅力をキャリアパートナーがしっかりとお伝えいたします!