看護師が保育園で担う仕事とは? 働く上で必要な情報をまとめて紹介!

待機児童問題が社会問題となる中、保育士の求人とともに増えているのが保育園による看護師の求人です。保育園の求人は、看護師さんの中でも希望する方は多くなっています。

一方で、「保育園内での看護師の役割がよくわからない」「看護師として病院で働いた経験が浅いのに、保育園に就職できるのか」など、保育園で看護師として働く上での疑問や不安があり、就職を躊躇してしまう看護師も同様に増えています。

そこで今回は、看護師の中でも意外と知られていない、保育園での看護師の仕事について、ご紹介していきます!

1. 看護師が保育園で必要とされる理由

保育園で、保育士求人とともに増えている看護師の求人。病院での看護師の役割については、学生時代に様々な実習を経験しているため、就職時にはある程度把握できます。しかし保育園は実習でも数日しか期間がないため、看護師としての役割がわかりづらくなっています。

なぜ保育園で、保育士とともに看護師が必要とされているのでしょうか?
保育園における看護師の役割について、お伝えしていきます!

園児たちの健康管理

保育園での看護師の役割として、まず挙げられるのが「園児たちの健康管理」です。保育園に通園している子供たちは0歳から6歳までの、乳幼児です。親に代わり、日中保育を行う保育園は、園児たちにとってまさに生活の場の一つ。

毎日通い、多くの時間を過ごす場所だからこそ、園児の中には体調不良となってしまう子や、思わぬケガをしてしまう子もいます。そのような子どもたちに対し、保育園の看護師として適切な応急処置を施すとともに、保護者が迎えに来るまで看護を行います。

0歳から6歳までの園児のうち、特に0歳から2歳までの乳幼児は体調不良となっても、言葉で自分から相手に伝えることができません。そのため、看護師として園児たちの状態を常に観察し、「いつもとなんか違う」と微妙な変化を感じ取り、早期に園児たちの異常に気付いてあげることが大切となります。

0歳児を中心とした園児たちの保育

0歳から6歳までの園児を預かる保育園。その中でも特に注意が必要なのは、0歳児です。保育園では産休明けから子供を預かることが可能となるため、最年少では生後2か月半の子供が在籍できる、ということになります。

0歳児は生後3か月を境として母親からもらった抗体が切れるため、発熱など体調不良を起こしやすくなりますが、泣くことでしか相手に伝えることができないため、保育者側が園児を注意深く観察し、異常を早期に発見する必要があります。

よって保育園の看護師は、園児全体の健康管理の他に、看護師として主に0歳児を中心として、園児たちの保育を行うことがあります。保育園において、「看護師だから、保育はしない」ということはありません。

保育園の職員として、特に注意が必要な0歳児を中心として、保育を行う必要があるのです。

保護者や保育者への健康指導

看護師として、保育の他に行うのが、保護者への健康指導です。インフルエンザや手足口病、中耳炎など、保育園に通う0歳から6歳までの園児たちが罹り易い病気について、防止策や罹患した際の対応をわかりやすく紹介します。

中には指導の一環として、保護者に対して健康だよりを発行することもあります。また、保育途中に体調を崩してしまった園児の保護者に対しても、看護方法などについてより具体的なアドバイスを行うことがあります。

このように、看護師として園児だけでなく、その保護者に対しても看護師としてアプローチする必要があります。

保育士と共に保育者の一員として

保育の現場では医療現場の看護師同様、保育士が不足しているという現状があります。そのため、園児の健康管理以外にも、保育者の一員として、0歳児を中心としながら、園児全体の保育を担うことが期待されています。

保育園の中には、看護師を看護師としての仕事以外に、担任としてクラスを受け持ち、園児たちの日誌の作成などを行いながら、様々な行事の際の準備などを保育者と一緒に行うところもあります。

本来ならば、看護師は保育園の園児全体の健康管理に専念できることが理想とされています。しかし昨今の人手不足により、看護師としての仕事以外に、保育者の一人としての即戦力を期待されているのが実情です。

看護師だから、保育士だからという垣根を越えて、同じ「保育者」という目線から、園児たちを保育していくことが、保育の現場において求められています。

2. 特にこんな経験があると保育園への就職に有利!

保育園で働くメリットとして、医療現場や介護現場と違い、日曜日や祝日などが休みであるという点と、夜勤がないという点があげられます。

これらのメリットから、保育園への就職を希望している看護師さんも多くなっているのですが、保育園に就職したい場合、特に有利となる条件などはあるのでしょうか? 保育園への就職に有利な資格や経験などについて、ご紹介していきます。

小児病棟や小児科

保育園の看護師を志望する場合、最も歓迎される経験が「小児病棟、あるいは小児科への勤務経験があること」です。小児は産科や精神科などと同様に、他の成人を対象とした診療科と区別されることが多くなっています。

それは、小児が他の領域と比べ、疾患などへの対応はもちろんのこと、年齢や発達に応じた患児への対応、および親への対応が求められるなど、小児科独特のスキルが必要なためです。

保育園に就職する前に、これらの経験がすでにあることは、小児特有の病気や対応に慣れているという点で、特に歓迎されます。小児は看護師の間でも人気の診療科であるため、希望しても思い通りに配属されない部署の一つです。

その代わり、一度配属されたら保育園など、小児が関係する施設に転職しやすいというメリットがあります。小児病棟や小児科の経験がある看護師さんには、保育園の求人は特にお勧めといえるでしょう。

救急での勤務経験

小児病棟や小児科への勤務の次に歓迎される経験、それが救急です。救急では病院におけるすべての診療科をカバーしており、小児の患者さんに対応する機会も多いため、他の診療科に比べ、小児の扱いに慣れている傾向にあります。

また、0歳から6歳の子供は時として、大人では考えつかないようなことをしてしまう、あるいは急激に体調を崩してしまうということがあります。

そのような時、救急の経験があれば、適切な処置をスムーズに行うことができることが期待できるため、保育園での看護師求人においては歓迎される経験の一つとなっています。

自身の子育て経験

保育園の看護師は、健康管理など看護師としての仕事とともに、保育者の一人としての仕事が要求されます。そのような時、役に立つのが「自身の子育て経験」です。

実際に子供を育てると、どのような病気があり、どのような対策が必要なのかを身をもって経験します。母親としての経験であったとしても、それらは保育園における看護業務において貴重な経験となり、就職活動時でのアピールポイントとなります。

また、子育ての経験により親からの目線から考えることができるため、保護者への対応についても活躍がより期待できることから、就職に有利となります。

3. 看護師として保育園に就職するには?

保育園にどうしても就職したい! でも、どうすればいいかわからない…。そんな方のために、看護師として保育園に就職するためのポイントをまとめてみました!

上記のような経験がなくても大丈夫?

上にあげた「小児病棟・小児科」「救急」「自身の子育て経験」がなく、保育園の就職を希望している場合、「私にはどの経験がないから就職には不利かも」と不安になってしまうかと思います。

しかし、経験がないからといって保育園に就職できないことはありません。なぜなら、保育園への就職において経験以上に大切なのは「子供が好き」という気持ち、そして「その保育園に就職したい」という熱意だからです。

どんなに条件がそろっている人でも、この二つがなければ、採用する側としては魅力的に映りません。待機児童問題によって保育園の新設が多いため、看護師の求人数は近年増加傾向にあります。

そのため、保育園に就職したい看護師さんにとって、今はまさに保育園への就職がしやすい状況といえます。小児や救急の経験はなくても、子供が好きという気持ちと、絶対この保育園に就職したいという熱意があれば、就職することは十分可能といえるでしょう。

転職サイトを利用して、自分に合った保育園を探そう!

「子供が好きという気持ちと熱意があれば就職は可能」と言われても、保育園へ本当に就職できるか、不安になってしまいますよね。

看護師の保育園における役割は保育園によっても差が大きく、中には先ほどご紹介したように、看護師もクラス担任としてクラスを受け持ち、日誌の作成や保護者との対応をしなくてはいけない保育園もあります。

いくら求人数が増えているからといっても、「クラス担任とか、そういった責任が重いところは避けたい」というような、自分の希望にあった保育園の求人をハローワークやナースバンクで探すことは大変です。

そこでお勧めしたいのが、転職サイトを利用して就職活動を行うことです。転職サイトは病院や介護施設しか扱っていないイメージがありますが、実は保育園の求人も扱っているんです。長年の実績から、求人票などでは把握できない様々な求人情報をもっています。

そのため、実際に就職しないと見えづらい、保育園で期待されている看護師の役割についても、事前に知ることができ、よりあなたの希望にあった保育園の求人を探すことができます。

また、その求人に応募するにあたり、履歴書の書き方から就職試験でどういったことを聞かれやすいかなど、転職にまつわる様々な疑問や不安に対し、より具体的なアドバイスをもらうことができるんです!

4. 保育園勤務の看護師のニーズは伸びています!

保育園は0歳から6歳までの小さな子供たちを預かる場として、園児たちの体調を管理することが必須となっています。そのため、保育園における看護師の求人は増えています。

小児科での勤務経験や子育ての経験などがあると保育園での就職に有利ですが、そのような経験がなくても子どもが好き、看護師として保育園で働きたい、という意欲があれば問題はありません。

保育園への転職を考えている看護師さんは、ぜひ一度転職サイトを利用し、あなたの希望にあった求人を探してみてくださいね。

この記事を書いた人:りこママ
看護師、地方糖尿病療養指導士の資格を生かし、2014年よりライター業を開始。
看護系以外にも経験を活かし、育児、病気、介護など、幅広い分野の執筆を手掛けている。
ライター業の傍ら、0歳と1歳の年子、犬二匹、夫(医療従事者)1人の世話にも追われる日々。

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