うちの嫁は看護師 “看護師嫁あるある5選”

白衣の天使というイメージがある看護師。そんな看護師も結婚し、嫁となり、母となる人も多くいます。

看護師の嫁がいる家庭は一般的な家庭と比べて何が違いはあるのでしょうか。また嫁が看護師だからこその特殊な環境などもあるのでしょうか。

男性看護師として17年の現場経験や実体験から、看護師の嫁をもらった旦那さんのあるあるをまとめてみます。

あるある1 給与は嫁の方が多い?

看護師の給与は高いというイメージがありますが、実際はどれくらいなのでしょうか?

看護師である嫁の給与の方が、旦那さんの給与を上回るということは珍しくありません。
看護師の平均年収は約519万円(日本看護協会調査・2012年)と言われており、年齢別の平均月収は25歳~29歳が¥322,787、30歳~34歳が¥330,422、35歳~39歳が¥357,238、40歳~44歳が¥381,514となっています。

看護師の年齢別の平均月収
25~29歳 ¥ 322,787
30~34歳 ¥ 330,422
35~39歳 ¥ 357,238
40~44歳 ¥ 381,514

看護師の給与が高額となる理由は3つ。

  1. 専門職として基本給が高いため
  2. 夜勤手当などの手当報酬が給与に反映されるため
  3. 看護部長、看護師長、主任などの管理職手当があるため
    (看護部長となれば、年収1,000万円を超える場合もあります)

女性の正規雇用者平均給与は356万円と報告されています(国税庁・民間給与実態調査・2013年)看護師の給与は民間給与の平均と比べて高額であると言えるでしょう。

旦那さんの給与よりも、嫁である看護師の給与の方が多いという可能性は十分にあるのです。この様な状況では旦那さんが自分の給与が少ないとコンプレックスを抱いてしまうケースもあります。

しかし、看護師である嫁の大変さを一番近くで見ているのも旦那さんです。
夜勤となれば夜通し働く嫁の大変さを理解してくれると、給与の差は気にならなくなるという旦那さんも多い です。世帯収入としては嫁が稼いでくれるのは有難い事なのですが、やはりそこには男のプライドが邪魔をしてしまうのでしょうか。

看護師の嫁がいる世帯は、一般的な共稼ぎの世帯よりも収入面だけを見ると、多いと言えるのは事実です。

あるある2 不規則な勤務ですれ違いの生活

看護師の仕事は、病院や老人福祉施設、個人医院やクリニック、行政機関や企業など、働く場所はどんどん拡大しています。 多くの看護師はシフト制の勤務をしており、夜勤も頑張っています。

カレンダー通りに土日祝日が完全に休みというケースは、病院勤務で夜勤もする勤務形態では、特殊なケースを除いてほとんどありません。そのため、旦那さんの休みや、子供の休みと合わず、すれ違いの生活になってしまうこともあります。

病院には365日24時間入院患者さんがいるため、病院に看護師が常にいる状態を維持しなければなりません。そのため、看護師の仕事はシフト勤務となり、複雑な勤務となってしまうのです。

正規職員として病院で夜勤をしている看護師の一般的な シフト勤務の一例を紹介します。

日勤 8:30~17:00
夜勤 夜勤は2交代と3交代の2種類があります。
【2交代の場合】
16:30~9:00
(2時間の仮眠休憩あり)
【3交代の場合】
準夜勤 16:30~1:00、
深夜勤 0:30~9:00

現在では2交代を推奨している病院も多くなっていますが、3交代を実施している施設もまだまだ存在しています。
3交代の場合は日勤を終えて、一旦帰宅し、深夜勤として再度出勤する場合もあります。 1日のうちに2回出勤することになる印象ですが、日付が変わってからの勤務となるため、日勤の翌日が深夜勤という勤務となります 。

この他にも時差出勤として早出や遅出などの勤務がある施設もあります。看護師の勤務体系がよく分からないという旦那さんも多いみたいですが、看護師の仕事は大変な仕事なんだと、働く嫁の姿を見て、理解してくれる人も多いみたいです。

最近では様々な勤務 形態を導入している病院や施設も増えてきており、「ワークライフバランス」として、仕事と仕事以外の時間の調和と充実させる取り組みが推進されています。そのため、ライフスタイルに合わせて休日を決めたり、働き方を選択できたりできる時代になってきています。

これまで看護師の嫁をもらうと仕方ないと諦めていた「すれ違いの生活」も今後は少しずつ改善されるのではないでしょうか。

そんな看護師の嫁のシフト勤務にすれ違いで寂しいと悩む人もいれば、嫁が夜勤に出かけるとホッとするという旦那さんもいる様です。色々な夫婦の形がありますから 一概には言えませんが、すれ違いによる適度な距離感が、時としてホッとできるひと時となる場合もあるのかも知れませんね。

あるある3 自宅で問診!?病気の時には心強い

突然の体調不良、そんな時は看護師である嫁の存在が大変心強いものです。病気の知識は仕事柄兼ね備えていますし、なんと言っても白衣の天使と呼ばれる仕事です。自宅でも優しく看護してくれるのではと思っていたら、現実は意外とそうではない様です。

体調不良を相談すると、どんな症状なのかまずは詳しく問診が始まります。熱は?症状はいつから?痛い部位はないか?過去に同様の症状は無かったなど、まさにプロの勢いで症状を分析してくれます。
病院に受診が必要だと思っていても、嫁の分析により受診の必要はない!と判断されてしまうこともあれば、受診するほどでもないかなと思っていると、逆に受診しなさい!と言われてしまうこともあります。

やはり看護師の嫁がいると心強いですね。しかし、受診の必要はない!と言われてしまうと、軽傷、寝とけば治る位の扱いになってしまうこともあります。結構しんどいんだけど、体調悪くて心配だなと思っている時は、こんな心強い対応が少し寂しくなってしまうこともあります。

子供の体調不良についても、看護師の嫁は心強い存在です。子供は小さければ小さいほど、自分の症状を口に出して伝えることができません。特に初めての子供では、知識や経験がなくあたふたしてしまいます。そんな時に子供の様子に敏感に反応し、体調不良に対して対応できる看護師の嫁は本当に心強い存在なのです。

また親戚や周囲の人から、健康相談などを持ちかけられることも少なくありません。「嫁さん看護師さんでしょ?ちょっとこんな症状はどうなのか聞いてよ」とか、簡単な質問から、「こんな治療を主治医から勧められているけど、ちょっと不安で」などの難しい質問まで、様々な面で看護師という立場での意見を求められることがあります。

これ自体は決して悪いことではありませんが、看護師だからと言って全ての事に精通している人ばかりではありません。経験している診療科や職場は様々です。内科の経験しかない看護師に、美容形成外科のことを聞かれても分からないのです。看護師だからとりあえず聞いてみよという周囲の様子を見ていると、看護師さんという仕事が信頼されている仕事であることを実感します。

看護師の嫁は家族の健康を守り、突然の体調不良にも対応してくれる心強い存在なのです!

あるある4 旦那さんも家事が得意に?

看護師と結婚すると、旦那さんも家事が得意になるという話をよく聞きます。

過酷なシフト勤務の中で、特に夜勤などをしている人を嫁にもらうと、自然と家事をしなければならない状況になってしまうのです。掃除、洗濯、料理、保育園の送迎、様々なことを旦那さんも協力し、生活していく事になります。

全ての家事を旦那がするということではなく、家事を分担して行う家庭が多くある様です。
結婚前は家事なんて全く出来ないという旦那さんが、結婚後に家事を役割分担されて、結果得意になってしまうのです。
掃除、洗濯は独身時代もすることはありますが、やはり最大の難所は料理です。自炊していた旦那さんなら抵抗は少ないかも知れませんが、外食ばかりで全く料理をしてこなかったという旦那さんも少なくないです。実家暮らしだった場合では、掃除、洗濯、料理の全てを家族に依頼していることも多く、まさに未知の領域となるのです。

初めは嫌だなと思いながらやっている人もいるかと思いますが、頑張って働いている嫁の姿を見ると協力してあげたいという思いが芽生える旦那さんも多くいます。結婚し、子供が産まれ、生活環境が大きく変わるなかで、独身時代と同様の勤務をするということは、旦那さんや家族の協力なしには不可能です。最初は分担されていた家事の分担も、段々と気付けば全て旦那さんの役割になってしまうという場合もあるため、旦那さんは注意してください。

しかし多くの旦那さんは嫌だなという思いで家事をしているというよりも、やってみると意外と面白かったとか、家事をするのが好きだという旦那さんも少なくありません。そのため、看護師の嫁をもらった旦那さんは家事が得意になるケースも多いのが事実です。

また、旦那さんや家族の協力なしには、嫁は結婚前と同様に看護師として夜勤やシフト勤務に対応できません。
しんどい仕事であるのは分かっていますが、家事は夫婦で分担してやるようにしましょう。全てを旦那さんに押し付けてしまうと、円満な夫婦生活に深刻な影響を与えてしまうかも知れません。
看護師の嫁をもつ旦那さんの中には、嫁が家事を全くしないと不満をこぼす人もいる様です。可能な限り旦那さんに協力してもらうには良いですが、何もしない嫁というレッテルを貼られるのは避けましょう。

あるある5 自分の身体には意外と無頓着? 時々心配になることも

職場では患者さんに対して、また家では旦那さんや家族にとって、病気や健康のスペシャリストである看護師さんは心強い存在です。しかし、看護師の嫁は意外と自分の身体には無頓着な人が多い印象があります。

自分自身で分析して大丈夫と判断しているのであれば良いのですが、熱があっても薬で下がるから大丈夫とそのまま仕事に行ってしまうこともあります。忙しい仕事だから休めないというのも分かりますが、病院の看護師さんは嫁さんが休んでも交代できますが、嫁や母親の交代はいませんよ!大変な仕事だから、健康に気を付けて働いて欲しいと心配になる旦那さんも少なくありません。

そんな旦那さんの思いとは裏腹に、病院で勤務していながら、病院を受診するのが嫌い!という看護師もチラホラ見かけます。健康な看護師でなければ、患者さんに元気を与えることはできません!ジタバタせずに必要な時は早めに受診しましょう。

6. まとめ 1番の看護師の嫁あるあるは……

看護師の嫁をもつ旦那さんには、あるあると感じてもらえる事ばかりではないでしょうか。

収入面においても、体調不良の時にも、看護師の嫁は大変心強い存在になります。しかし、夜勤やシフト勤務によりすれ違いの生活になってしまう場合も少なくありません。過酷な勤務をしている看護師の嫁を1番近くで見ていて、大変な仕事であることを誰よりも理解しているのは、旦那さんであり家族です。

1番の看護師の嫁あるあるは、看護師という仕事の大変さを理解出来るという事かも知れません。
また、看護師として働く嫁の身体を心配する旦那さんも多いのではないでしょうか。

看護師という職種の人間は、ついつい自分の健康管理を後回しにしてしまう傾向が強いです。病気や健康のスペシャリストだから、判断を任せても良いのかも知れませんが、周囲で見守る旦那さんや家族は不安です。看護師さんもひとりの人間です。夜勤や過酷な勤務で身体を酷使しているのも事実です。旦那さんや家族に心配を掛けないために、また自分自身の健康のために、定期的なメンテナンスを心がけるようにしましょう。

また家事や育児など、旦那さんや家族に協力してもらう事は多くあります。もっと言えば、旦那さんや家族の協力無しには、結婚前と同じように看護師として働くことは難しいでしょう。
「うちの嫁は家ではなにもしない」と言われるのも悲しい話 です。難しい事ではありますが、仕事と仕事以外の時間のとの調和と充実を目指し、ワークライフバランスに取り組むことも大切です。仕事でも、仕事以外でもキラキラ輝くかっこいい嫁を目指しましょう!また、旦那さんや家族への感謝を忘れない事も大切です。

この記事を書いた人:永島直俊
看護師として17年臨床勤務。
看護管理、院内感染、医療安全、救命救急、手術室、病棟看護経験あり。
管理職(看護部長の経験あり)として、各種管理、病院経営、職員教育の実戦経験あり。
現在はフリーランスとして医療関連、看護関連の執筆、記事監修などをおこないながら、次なる目標を求めて自己研鑽中。

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