助産師主導のお産が増えている!? 「アドバンス助産師」を目指す価値あり!

なぜ、産科医から助産師へ?

最近、出産事情が大きく変化しています。これまで、医療機関での出産は、主に産科医が担当していましたが、今、助産師が担当するところが増えています。

助産師主導のお産「院内助産」が増えている?!

これまで、院内出産といえば産科医が主導で行うものでししたが、近年、助産師が主導で行うことが増えてきました。

厚生労働省のデータによれば、2008年から2012年の4年間のうち、医療機関において、助産師主導で担当する割合は2.6倍に上昇。「助産外来」も、1.8倍に上昇しているといいます。

助産外来とは、助産師が外来で妊産婦の健康診査や保健指導などを自立的に行うもの。そこに産科医の介在はありません。

産科医不足の背景とは?

助産師主導の院内助産が増えている理由としては、全国的に広がる産科医不足があります。地方の病院では、産科医不足により、出産の取り扱いそのものを休止するところも増えているといわれています。

地方によっては、市内でも300件中、数件程度しか院内助産を行っていないというデータも。もはや出産は、助産師がいる地方の診療所との連携が欠かせないのが現状です。

産科医から助産師へのシフトはリスクありの声も…

しかし、助産師主導による出産は、妊産婦側からすれば、少し心配なところがあります。

助産師主導の出産に対する女性たちの意見を聞くと、高年齢化する妊娠などが増え、出産時にリスクが増しているケースが多いため、医師でない助産師に全面的に頼るのには、やはり大きな懸念があるようです。また助産師としても、緊急手術対応などの見極めなどが必要になり、責任が増すという面もあります。

このように、安易に産科医から助産師へシフトするのはリスクがあるというのが、一般的な人々の見解です。

新しい助産師「アドバンス助産師」の誕生

とはいえ、助産師が台頭する中、そのスキルを見極める助産師の認証制度が登場。

日本看護協会や日本助産師会などの5団体により、「助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)認証制度」という名称の制度が創設されます。低リスクの妊婦の出産や健診に対して、産科医の介在なしでの担当、妊娠中の異常への早期発見・対処ができるかどうかを認証するものです。

認証を受けるには、介助100例以上、妊娠健診200例以上、研修や研修記録などの要件を16項目クリアする必要があります。経験を要するため、5~7年以上の助産師が想定されており、認証された助産師は「アドバンス助産師」として活動することになります。

助産師への道~キャリアアップの可能性

産科医不足で出産対応を休止する医療機関が増えている中、助産師資格を持つのにもかかわらず、看護師として働いている人は全国に1万人ほどいるといわれています。

助産師が求められる今、これから資格を取ろうとしている人も、すでに持っている人も、お産の場で活躍するチャンスといえます。助産師資格を取得するには、看護師資格が必要です。まだ取得していない人は、取得することでキャリアアップを目指すこともできます。

すでに助産師の資格をお持ちの方は、助産師として働くことを検討してみてはいかがでしょうか。ナース人材バンクでは、転職のサポートを、プロのコンサルタントの手厚いサポートの下で行っています。ぜひお気軽にご相談ください。


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