看護職の最多夜勤回数、月20日

看護職員の過酷な勤務実態

日本医療労働組合連合会(医労連)が実施した「2011年度夜勤実態調査」で、看護職員の過酷な勤務実態が、改めて浮き彫りになっている。

同調査は、看護職(看護師、保健師、助産師など)の夜勤の実態を全国規模で把握するため、医労連が毎年実施。
調査の結果、夜勤回数が月10回に及ぶケースや、16時間以上の過酷な長時間夜勤、人員不足などのデータが公開された。

医療ミスや離職の原因にも

2交替職場のうち、病棟数の63.0%、病床数の64.0%、看護職員の61.0%、
看護要員の64.0%が「16時間以上」の長時間夜勤を行っている。
こうした長時間労働による看護職員自身の健康面への影響や、過労による医療ミスが懸念される。

1ヵ月「8日以内」の夜勤日数に収まる看護職員は73.8%(2010年73.2%)。
看護職員確保法・基本指針に抵触する「9日以上」の夜勤を行っている看護職員は26.2%(2010年26.8%)と、4分の1を超える状況が続いている。
10日以上は9.1%で約1割、最多夜勤回数は20日だった。

医療従事者にとって、夜勤・交替制勤務は避けて通れない問題。
現場の安全面を考慮し、また、貴重な夜勤人材を守るためにも、負担の軽減や十分な休憩、労働時間の短縮などが求められる。
労働条件の整備・改善は、今後も積み残しの問題となる。

現場の看護職員が知りたいのは、この調査結果をもとに、「何をどう改善していくのか」という点だろう。
具体的な取り組みや進捗状況の報告に、引き続き注目したい。

(ニュース提供:株式会社エスタイル)


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