看護師の奨学金を肩代わりしてくれる病院の数はどれくらいある?

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残りの奨学金を肩代わりしてくれる病院を探しています

  • 「ある病院から奨学金を借りていて、全額返済までにはあと1年働かないといけないんですが、その病院がどうしても自分に合わず、辞めたいと考えています。
    残りの奨学金を肩代わりしてくれる病院に転職したいのですが、そんな病院ってありますか?」

当社の人材紹介サービス『ナース人材バンク』のご利用者様からは時おり、こんな相談が寄せられます。
そこで今回は、「奨学金を肩代わりしてくれる病院」について、

  • 全国にどれくらいあるのか?
  • どのように肩代わりしてくれるのか?
  • そのような病院をどうやって探せばいいのか?

という3つの角度から、キャリアパートナーが解説します。

ただし、この記事で解説する内容は、当社キャリアパートナー独自の見解によるものです。
全ての病院に当てはまる内容ではないことをご了承ください。

看護師の奨学金を肩代わりしてくれる病院は全国でも少ない

当社のキャリアパートナーによると、奨学金を肩代わりしてくれる病院の数は

  • 「東京や神奈川、大阪などの大きな都市で5~6病院程度。全国的にもそれほど数は多くない」

とのこと。
また、奨学金を肩代わりした実績がある病院に転職すれば絶対に肩代わりしてもらえる、とは限らず、

  • 「肩代わりしてくれるかどうかは、本人のスキルや、残りの返済額次第」
  • 「かつてその病院で奨学金を肩代わりしてもらった人と、スキルや返済額がほぼ同じ人でも、看護師が比較的足りていて病院が切羽詰まっていない場合、肩代わりしてもらえない場合もある」

このように、奨学金を肩代わりしてもらえるかどうかは、本人の事情に加えて、その時々の看護師の不足状況にも左右される場合が多いようです。

どのように肩代わりしてくれるのか?

当社のキャリアパートナーによると、肩代わりのパターンは大きく2つあるといいます。
まず1つめは、

  • 「残高を一時的に立て替えるが、立て替え分を全額返済するまで、月給から天引きする」

そして2つめは、

  • 「残高を病院で全額負担し、その病院で一定年数働けば返済分はチャラにする。
    月給からも天引きしない」

1つめの方法で肩代わりしてくれる病院の方が、比較的多いということでした。

看護師の奨学金を肩代わりしてくれる病院の探し方

では、奨学金を肩代わりしてくれる病院をどうやって見つければいいのでしょうか?
当社のキャリアパートナーは、

  • 「奨学金を肩代わりすることを公表している病院はほとんどなく、自力で見つけることは厳しい。
    人材紹介会社のキャリアパートナーなら、どこの病院に肩代わりの実績があるか、といった外部に出ない情報を把握している場合が多く、そのような病院を紹介できる可能性もあるが、肩代わりしてもらえて、その上本人の希望条件にも合っているというケースは少ない」

既に解説した通り、本人のスキルや返済残高、その時々の病院の人員状況などによって、奨学金を肩代わりしてもらえるかどうかは変わってきます。
うまく見つけられる確率はそれほど高くないかもしれません。

借りた奨学金を全額返済するまでは、今いる病院で頑張る覚悟も必要と言えそうです。

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