【貴院?】【御院?】病院の正しい敬称や違いとは?面接(話し言葉)や履歴書(メール)での使い分け方!

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貴院?御院?履歴書・面接で混乱しない正しい敬称の使い方

就職活動や転職活動の際、頻繁に使用するのが敬語です。とくに、履歴書の送付や面接のようなかしこまった場面では、相手を敬う「敬称」の使用が必須となります。敬称は普段あまり使うことがないため、多くの方が一度は「あれ?なんて言えば(書けば)いいんだっけ?」と困った経験があるのではないでしょうか?

とっさの場面で慌てないためにも、また、社会人としての常識が身についていることをアピールするためにも、敬称の使い方を覚えておきましょう。

一般的な敬称の「貴」「御」の使い分け方

「貴」と「御」は、いずれも相手を敬うときに使うものですが、代表的なものに「貴社」「御社」があります。この「貴」と「御」は、どちらを使ってもよいわけではなく、場面に応じた正しい使い分けが必要です。ポイントは次のようになります。

● 書き言葉(手紙や履歴書など)の場合は「貴」を使う
● 話し言葉(直接の会話や面接など)の場合は「御」を使う

このように、「文語(書き言葉)」として使うのか、「口語(話し言葉)」として使うのかによって、頭に付けるのが「貴」になったり「御」になったりするのです。

医療・介護業界での正しい敬称の使い方は?

組織や団体向けの敬称としては、「貴社」「御社」が一般的です。ところが医療・介護業界の場合、一般的な会社とは異なりますので「貴社」「御社」を使用するのは適切とは言えません。病院や医院の場合は“院”を取って「貴院」「御院」、介護施設の場合は「貴施設」「御施設」となります。

単純に言えば「頭に【貴】や【御】を付ければOK」ということになりますが、中にはクリニックや診療所などのように、「御クリニック・御診療所で正しいの?」と疑問に感じることもあります。敬称の使い方が曖昧だと、とっさの場面で混乱してしどろもどろ…ということになりかねません。

組織や団体の種類に応じた「貴」「御」の使い方を整理しておくと、いざというときに慌てず、正しい敬称を使えるので便利です。

組織・団体の種類に応じた敬称の使い方

敬称を使うときの基本は、書き言葉は「貴」、話し言葉は「御」を使うこと、組織や団体の種類に応じて、「貴」や「御」を使い分けるということでした。この2つのポイントを押さえた上で、組織や団体の種類に応じた敬称の使い方を見ていきましょう。

病院

病院の場合、書き言葉では「貴院」、面接で話をする時には「御院」となります。

例えば、履歴書の志望動機を書く際は「貴院の〇〇に魅力を感じ、志望いたしました」のように使用します。会話や面接など直接話す場合は、「〇〇について専門的に学びたいと考えていたところ、御院の存在を知り応募いたしました」といった具合です。

介護施設

介護施設の場合も同様に、「施設」の前に「貴」「御」を付けます。書き言葉は「貴施設」、話し言葉は「御施設」となり、「〇〇苑」「△△ホーム」といった施設名の場合も「貴施設・御施設」を使用します。

医療法人・社会福祉法人

病院や介護施設の名称に「医療法人」「社会福祉法人」を冠している場合は、「貴法人」「御法人」を使用することもあります。

例えば法人内で病院・介護施設などを複数運営しており、どこに配属されるかわからないような場合は、「貴院」や「御施設」と組織の種類を特定するよりも「貴法人・御法人」と表現したほうが適当と言えるでしょう。

クリニック・診療所

クリニックや診療所の場合も、頭に「貴」「御」を付ける使い方で間違いはないのですが、「貴クリニック」「御診療所」などの呼び方はあまり聞き慣れず、堅すぎる印象を与えます。そのため、「医療を提供する施設」という意味で「貴施設」「御施設」を用いても問題ありません。

また、直接話すような場面(話し言葉)では、病院・介護施設・法人・クリニック・診療所のいずれの場合も「こちらの病院」「こちらの施設」のように、頭に【こちらの】を付けることで敬意を表現できます。「あれ?『御クリニック』でよかったんだっけ?」と悩んだときは、「こちらのクリニック」「こちらの施設」と代用できることも覚えておきましょう。

宛名の書き方

組織や団体宛に書面を送る場合、施設名に続いて「御中」を付けるのが基本です。では、個人宛の場合はどうでしょうか?

院長や看護師長などの役職者へ宛てた書面の場合、宛名の二重敬語に注意が必要です。役職名そのものが敬称であるため、「院長」「師長」といった役職に「様」を付けるのは間違った使い方です。正しくは「院長 (個人名)様」「看護師長 (個人名)様」のように、役職名を先に表記した上で、個人名に「様」を付けるようにしましょう。

社会人としてのマナー!敬称の使い方を整理しておこう

転職活動の際、敬称の使い方や宛名の書き方といった「社会人としてのマナー」は意外と見られています。履歴書や書類などは見直しの際に訂正ができますが、面と向かった会話や面接などでは、うっかり間違った敬称を使っても訂正することは困難です。敬称は日常生活ではほとんど機会がないからこそ、いざというときに困らないよう、正しい使い方を整理しておきましょう。

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