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看護師にも適性検査は有効?自分にピッタリの職場を見つけよう
公開日:2021/9/24
最終更新日:2021/9/24
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一般企業の就職試験ではよく行われている『適性検査』ですが、看護学校の入学時や病院の就職の際にも取り入れているところがあります。適性検査は数種類ありますが、看護師の適性検査では、性格検査や精神検査で看護師に向いているかどうかを判断しているようです。
転職前の適性検査で自分を知るメリット
ひとことで『看護師』といっても、その仕事内容は様々です。病院だけでなく施設や企業ナースなど職場の違いだけでなく、同じ職場の中でも科によって仕事内容は変わります。
たとえ今の職場に合わなかったとしても、それだけで「看護師に向いていない…」と考えるのは早すぎます。適性検査で、自分にどのような傾向があるのかを知ることで得られるメリットを紹介します。
自分の性格に合った仕事を選びやすい
看護師をしていく上で求められるものは、体力があること、テキパキと行動できる、協調性がある、優しさがあり人に親身になれる…このようなことをイメージするでしょう。しかし、これがすべての職場で必要とされる要素ではありません。
テキパキと行動するよりも、患者さんのペースに合わせてゆったりと行動することが求められる職場もあるでしょうし、学校や保育園など対応する相手が患者さんではない仕事もあります。看護師同志の人間関係が苦手という人は、病棟などチーム医療が求められる場ではなく、違う職場を選べばうまくいくこともあります。
適性検査で自分の性格を知ると、どんな職場が向いているのかイメージしやすくなります。
能力を活かせる仕事を知ることができる
職場によって看護師に求められるスキルは違います。適性検査の中には、作業能力を測る「能力検査」もあります。自分の得意なことを知っていれば、それを活かせる職場を選ぶこともできます。また苦手なことを知ることで、それを克服するための対策も立てられるでしょう。
興味のある分野にチャレンジするためにも、自分の得意不得意を知っておくことは有益なことです。また、思ってもいなかった分野で能力を活かせることが発見できるかもしれません。
自分のスタイルに合っている職場かわかる
看護師は本当にいろいろな働き方があります。誰でもイメージするのは、病院やクリニックでの看護ですが、それ以外に保健施設、介護施設、保育園や学校、企業などでの役割もあり、働き方は全く違います。
自分が追求したい看護とはどのようなスタイルか、自分のライフスタイルに合った働き方ができる職場はどこかを考えるためにも、適性検査はとても役に立ちます。看護師という資格を活かして、自分がどんな仕事スタイルを望んでいるのか、適性検査を受けることでそれらを考えるきっかけにもなるでしょう。
向いていないと診断が出てもがんばりたいときの方法
適性検査で、あまり看護師に向いていないという結果が出てしまっても、あきらめるのはちょっと早いです。学生時代の辛いことを乗り越えてきて、試験に合格し看護師免許を取得したのですから、それだけで看護師になるための資質はあるはずです。適性検査の結果が向いていないと出たとき、どのようにしていくとよいでしょうか。
良いところにも目を向ける
適性検査で向いていないという結果が出てしまったら、がっかりしてしまいますね。でも、自分の良い面はどんなところだったのか、それを改めて考えてみましょう。悪いところにばかり目が行きがちですが、良い点はどんなところだったのか、看護師をしていく中でどのようにしたら活かしていけるかを考えるのです。
自分の悪いところ、良いところを知っておくことは、今後のためにもとても良いことです。悪いところは改善し良いところを伸ばしていくために、適性検査の結果で喜んだり落ち込んだりするのではなく、今後に活用していくために何ができるかを考えるのが大切なことです。
自分なりの楽しみを見つける
仕事をしていく上で、楽しみがあると頑張ろう!という活力に繋がります。仕事の中での楽しみでもいいし、プライベートでの楽しみでもいいので、自分に元気を与えてくれる何かを探してみましょう。
毎日忙しくてそんな余裕がないという人もいるかもしれませんが、些細なことでもいいので、楽しみがあると日々にハリが出てきます。看護師の仕事は心身ともに負担の多い仕事です。日常の中の楽しみや、特別なご褒美を決めておくとか、自分を癒してあげることはとても大切です。
足りないところは勉強し先輩たちにアドバイスをもらう
看護師という仕事は、ずっと勉強していくことが重要です。医療は日々変わっていくので、それについていかなくてはいけません。たとえ適性検査で向いているという結果が出たとしても、だからといって油断していては、あっという間においていかれます。
自分で勉強することはもちろん大切ですが、自分に足りない部分については先輩からアドバイスをもらうのもいいでしょう。看護師は知識だけでなく経験が必要とされるので、経験を積んでいる先輩のアドバイスはとても参考になります。客観的な意見を聞くことで、今後の方向も見えてくるかもしれません。
適性検査で良い自分をみつけよう
自分の長所はなかなか気づきにくいのですが、適性検査を受けることで長所を知り、さらに伸ばしていくことができます。どんな人にも合う職場、合わない職場はあると思うので、自分の良さを知ってぴったりの職場探しができたらいいですね。適性検査を自分のことを知るきっかけととらえ、今後の挑戦に活かしていただけたらと思います。