【看護師のリアル転職体験談 83】総合病院内科から療養型病院内科へ転職

1.勢いで転職

転職を経験したのは今回が初めてです。学生時代に実習をした総合病院に就職をしてそのまま3年働きました。新人だった私はミスをしないように必死でがんばりました。仕事が中心の生活を送っていました。ところが、仕事に慣れ始めると、少し余裕ができていろいろ見えてきました。仕事以外に自分には私生活に何もないことに気が付いたのです。毎日同じ生活を送ることに嫌気を感じるようになりました。

そんなころでした。ベテラン看護師が外科から主任として新しく配属されたのです。昇格をしたばかりの主任さんはとてもはりきっているようで、これまでのやり方を変えようといろいろなことに異議を申し立て、改革をしていきました。当然、これまで気持ちよく働いてきた看護師にしてみればおもしろくありません。どんどん人間関係が悪くなり、雰囲気が悪くなっていきました。

そうしているうちに、もともと病棟にいたベテラン看護師と中堅看護師が辞めることを宣言しました。特に主任さんのやり方に納得のしていない2人でした。私にとっては新人のころから可愛がってもらった先輩看護師たちで、今の私があるのは先輩たちのおかげといっても過言ではないのです。そして、私も続くように退職の意思を固めてしまったのです。

今から考えると、病院にも慣れ、仕事にも慣れて、私自身の気持ちが少したるんでいた部分があったのだと反省しています。平凡な私生活と職場の往復に嫌気をさし、変化を求めていた自分がいたのかもしれません。変化を求めること自体は決して悪いことではないのでしょうが、きちんとやり方や目的は考えるべきです。結局、何のために転職をしたのか…とても後悔をしました。転職後にはプライベートの時間が増えたはずですが、満足する自分はいませんでした。前の病院での待遇がそれほど悪くなかったことにも転職をして気が付きました。

2.前の医院を退職してから、新しい医院に転職するまでの流れ

STEP1:退職することを告げる

病棟内が2分されていたような感じです。私がついていた看護師さんたちが辞めることになり、私も気持ちが高ぶり、つられるように退職することを決めました。

STEP2:求人の情報を得る

まずはハローワークに行きました。同時に新聞の折り込みをみたり、近くの病院を訪ねてみたりしながら求人情報を集めました。ハローワークにはクリニックの求人が多いような気がして、就職サイトに登録しようと考えていた矢先です。新聞の折り込みで、療養型病院の求人を見つけました。少しゆっくりしたペースで仕事をしてみたかったので、チャレンジすることにしました。

STEP3:履歴書を提出する

家から近くでもあったので、履歴書は郵送でなく、自分で届けることにしました。インターネットで病院については確認していましたが、自分の目でもしっかり病院を見ておきたかったのです。快く受け取っていただきました。後日、面接の知らせを受けました。同時に見学のお願いをすることも忘れませんでした。

STEP4:面接をする

見学は事務の方が担当してくれました。私1人だと思ったのですが、面接に来られた看護師4人全員をまとめて案内してくれたのです。少し落ち着かない気持ちではありましたが、比較的に気さくに質問ができたと思います。見学の後は、1人ずつ面接されるという運びになりました。

STEP5:採用の知らせが届く

翌日に採用を知らせる電話が届きました。その後、郵送で詳細の手紙が届いています。すぐにでも働くことができたので、早速、翌週から勤務することになりました。

3.転職してみて感じたこと

転職する前には本当に転職をすることが自分自身のプラスになるのか、今一度考えてみることが必要だったと感じています。転職理由はしっかり持ち、転職目的も明確にしていないと、私のように後悔することになるかもしれません。特に、職場でのトラブルが原因の場合、感情に流されないで、冷静に自分にとって何が得で、何が損をするのかをしっかり考えてから行動するべきです。

私にはもう1つ問題がありました。3年以上、看護師として同じ病棟に勤務していたので、病棟内のことはそれなりにわかるようになっていました。私はそれで、全てがわかっているかのように勘違いをしていたのです。転職をすることで、それが大きな思いあがりであることを思い知らされました。狭い中でしか看護師として働いたことがなかったので、わからなかったのでしょう。そういう自分に気が付くきっかけになった転職は、とても意義があったと思います。

そのような自分に気が付いたとき、前向きに考えることができるようになりました。後悔してばかりでは前には進みません。転職してしまったのですから、新しい病院で自分の居場所をしっかり作っていくことにしました。前向きに考えると、やることは色々と見えてくるものです。

療養型病院ではたいした処置を行う機会がありません。したがって、スキル的には私の経験でも十分に通用するわけですが、やり方に疑問を感じる点がたくさんありました。処置の方法だけでなく、細かなシステムにも不満がたくさんです。今思うと、前の病院で外科から配属されたベテランの看護師さんも同じ思いだったのかもしれません。自分が無知だったとつくづく思います。

すぐにでもいろいろなことに異議を唱えたいのですが、私は異議を唱えるにも方法が大事だということを経験から学びました。今はまだ静かにしています。自分なりに病院での地位を確立できたら、徐々に改革していきたいと思っています。そのために、まず先輩、後輩、同期から自分が信頼してもらうという目標を掲げています。そして、それなりに信頼されるようになったら、少しずつ変えていきたいと思っています。

4.転職してみて「良かったこと・悪かったこと」まとめ

◎良かったこと:私生活の時間が増えた

休日が増えたので、自分自身の時間が増えました。まだ私生活には何の変化もありません。仕事の目標だけでなく、私生活にも目標をもちたいです。そのために、何かにチャレンジするのが一番簡単だと思いました。もともとスポーツが好きだったので、テニスか何か始めることができればと思っています。他は、英会話の勉強を始めるのもわるくないかもしれません。仕事に前向きに取り組むことを決めると、不思議に私生活にも前向きになれるようになりました。

△悪かったこと(1):職場の環境が良くない

いろいろな点に無駄があるような気がしています。業務内容も見直して、もう少しルーチン化をすることができたら、仕事がずいぶんとはかどり、残業も減るのではないかと思っています。少しずつ変えていきたいです。

△悪かったこと(2):病院の待遇が良くない

給料も他の条件も全体的に前の病院は悪くなかったということに、転職をしてから気が付きました。病院の将来性についても正直言うと不安があります。

5.考え方しだいで転職は成功する

転職先の病院では、給料が下がりました。待遇もお世辞にも良いとは言えないものです。職場環境にもイライラすることが多く、最初の1年は後悔ばかりしていました。

私のように転職を後悔しないためには、転職前に冷静に自分の置かれている状況を考えることが欠かせません。しかし、転職をした後は後ろを振り返ることはしないで、前向きに進んでください。考え方を少し変えるだけで、どんな職場でも仕事の目標が見つけられるはずです。目標をもって生きることができると、仕事にやりがいも出てきます。完璧な職場は存在しないのですから、転職先で自分に何ができるかを考えてみてはいかがでしょうか。


この記事につけられたタグ

ナース転職求人を知りたい方

こちらの記事もおすすめ